1 とある結社の手記:6
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 15時半頃
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→ 集会場、入り口 ─
[結社員の女は、がちゃりと入り口の鍵を開けて、 外で待機している結社員に鍵を手渡した。]
──…、
[途中。ふっと鼻で息を吸ったのは、 何の予兆を感じたからか。]
…いぇ。なんでもないわ。
[不審に思ったか、仲間に首を振ると、 女が向かう先は── いつもどおりに広間で、]
(@14) 2010/02/25(Thu) 15時半頃
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水商売 ローズマリーは、そうして、広間で、呆然としているキャサリンに行き会うことになる。
2010/02/25(Thu) 15時半頃
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あ…、ああ。 ああ……、そう、だな。
[少しの間。
いや、随分な時間だったのだろうか。分からない。 ピッパから声をかけられ、ハッと腕の中の友人を見遣る。>>34 彼女の頬を伝う涙までは気付けず、友を抱えあげた。
──こんなものだったろうか。]
(36) 2010/02/25(Thu) 15時半頃
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お前、さ…。
……………、くそっ。 ばか。…ばっかやろ。
[勝手な非難を口に、遺骸をベッドへと横たわらせる。 ふわりと白い布をかければ、無残な姿は覆い隠された。
あとは、血に濡れた床と──同じく、赤く染まった男が一人。]
(37) 2010/02/25(Thu) 15時半頃
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−朝:自室−
[ベッドからのろのろと起き出す。 自分の頬をむにむにと動かしながら、外を眺める。 しばらくそうしてからいつも通りに身支度を整えていればどこからか聞こえてくる叫び声。]
………?
[不安に駆られ部屋を出て隣の兄の部屋の扉を叩き、開ける。 そこにあるはずの兄の姿がなくて]
兄さん…っ!
[嫌な光景が一瞬頭によぎる。 再び聞こえてきた女性の声にはっと顔をあげて廊下を駆け、1階へと。 ひとつの部屋の前にドナルドとピッパの姿があるのが見えて、そちらの方へと駆ける。]
(38) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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叫び声が…。
[開け放たれた扉の中を見れば部屋に広がる赤い色と生臭い鉄錆。]
ひっ……。
[口に両手を当て小さく息を呑む。 その場に立ち尽くし、中をしっかりと見れないままでいれば聞こえてくる兄の声。 兄の姿を見つけ少しほっとするも、兄の抱えているのがフィリップだと気づけば、ぽろぽろと涙をこぼした。]
(39) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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/*
ろずまりがたどり着くと、悲しみロールに 全力でちゃちゃいれそうなので様子見。様子見。
(-23) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 16時頃
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[ぽたりと、頬を落ちる雫の感触で、自分が泣いていたのを自覚する。やや乱暴にそれを拭うと、ベッドへと近づいた。]
…………。 本当に、よかったの?
[彼の生きていてほしかった者たちは、無事だ。 願いは叶った。…それで満足なのだろうか? 答えはもう、聞けない。]
(40) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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―→広間―
[僅か、指先に触れたフィリップの髪。 昨夜抱き上げられ、首に腕を回した時に頬で感じたもの。 腕に、手に、全身に、彼の感触はまだ残っている。 けれど、それを再び感じることはできなかった。]
…………、
[止まらない涙、黒檀はどこを向いていただろう。 ドナルドの問い>>24は、まるで聞こえていないように。 抱き上げられても抵抗せず、否、その感覚なかったように思う。 されるがままに、車椅子に座り、広間へと場所が変わった。]
――――、
[暖炉の傍、やはりドナルドの問い>>25には答えられず。 身に当たる暖も感じられず。 全ての涙を出し尽くした頃、黒檀は一点をみつめるように。 そして、ローズマリーの姿>>@14を形として捉えた。]
(41) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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…っ、メアリー…マーゴ。
[彼女たちに見せたい光景ではない。 決して、見せたい光景ではなかった。
けれど無残な光景は隠しようもなく、どうにか遺骸を白く覆っても 部屋を満たす赤は変わらない。]
…………。こういう、ことだ。
[酷く疲れたような声だった。 彼女たちの涙を見て、自らは涙を流していなかったことに気付く。 いつものように前髪へと手をやりかけ、血に濡れている手に気付いて息を落とした。]
(42) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 16時頃
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/* よしよし。大分フィリップを追悼したぞ。 満足だ。
(-24) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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―― フィリップの部屋 ――
[ 戻った頃、フィリップの亡骸はベッドに横たえられ、シーツを掛けられていて。 一瞬、フィリップは死んでなどいなかったのではないか、そんな事を思いたくなる。 だが、床と、そしてベネットを染める赤は、残酷なまでに鮮明で、そんな思いを容赦なく否定する。 集まった皆は、涙を流していた。自分とは違って。だから、余計に泣けなかった。泣かずにいる人間が必要だと思った。
けれど、それだけで、言葉が出なかった。 しばし、立ち尽くした。]
(43) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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―自室―
[――――――――…眠れない。
不安で、不安で、仕方が無くて。 怖くて、怖くて、仕方が無くて。
部屋の扉の前に、置かれている本を見つけた。 きっとベネットが持って来てくれたのだと思った。 薄ら明かりの中、寝台に腰掛けて、ぱらぱらと頁を繰る。 内容は、殆ど頭に入ってこない。 けれども、ただ、その動作を繰り返す。
時間は酷く、ゆっくりゆっくりと、流れて―――…]
…………………パァン!
[気づけば闇に覆われていた空は、薄ら紫がかっていた]
(44) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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[静寂を貫いた音は微かな余韻を残し、消える。
誰かが死ぬ音を、聞いた]
………………。…あぁ。
[本を持つ手が震える。
僅かに上げた視線は、窓の外へ。 伸ばせば手が届きそうな程の澄んだその世界が、 今は、酷く、遠い]
(45) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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──…メアリー。
[ピッパが歩み寄る様子に、ベッドの傍らから身体を避け>>40 涙を落とす妹へと歩み寄る。 今はいつものように、触れてやることも出来ないけれど。>>39]
…ドナルド。
[そうして、入り口へと戻ってきた友へと声を掛けた。>>43]
(46) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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[やがて、集会所に響き渡るキャサリンの悲鳴。 はっと顔を上げると、よろめきながら立ち上がろうとする]
……………っ!
[痛み止めの効果が切れてきたのか、右足がずきりと痛んで。 眠っていなかったことも手伝ってか足は縺れ、 自室の床にばたりと倒れこむ]
っは……。
[這い蹲るようにしながらも、必死で起き上がる。 扉の外、誰かが駆けて行く足音>>23を、聞いた]
(47) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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……行かなくては、駄目、ですよね…。
(*9) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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―フィリップの部屋前―
…一体、……なに、が……。
[身体を引き摺るようにして、人の集まるところへ。 血の香り。広がる赤色。みんな、みんな、泣いていた。 その部屋の主は。その中心に横たわっているのは]
ぁ、…………。
[それ以上の言葉が、続かない。 力が抜けたようにがくりと右膝をつきながらへたりこむ。
羨ましいと思った。仲の良い3人が。 混ぜて遊んでくれるとベネットは言った。 ラルフもメアリーも、みんな、みんな。 一緒に遊べれば、きっととても楽しいと思った。 ――――――……もう叶わない]
(48) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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ぼくがころしたから。
(*10) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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あいつら。
あいつらと、あと……あとでいい。 フィリップの、こと。 きちんとしてやらないと、いけないから…。
[手伝ってくれ、と言葉を告げた。 放っておけば結社員がやるのかも知れない。 けれども、任せる気にはなれなかった。]
俺、こいつを流して来ないと。 …このままじゃ、酷いだろ?
[少しだけ笑う。笑みに似た表情が浮かぶものだと、遠く思う。 そうして、自分と同じく涙を見せていない友の瞳を見つめた。]
(49) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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……あいつらのこと、頼む。
[妹と、涙を流す彼らのことを。 いまや頼める友は、一人だけだった。
もう一度告げて、自室へと向かう。 血を、洗い流さなくてはいけない。そう思った。]
(50) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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マーゴ、メアリー…一度、出ようか。 あ……カルヴィン君。…君も、だ。
[フィリップの物とはいえ、血濡れの部屋にあまり長居をさせたいとは思えず。彼女らを促して。いつのまにか駆けつけていた、へたりこむ少年にも声をかけた>>48]
……ベネット、後でその服持ってきたらいいよ。 ……洗濯は得意だから。
[赤く染まっている事を指摘した。]
(51) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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[兄がフィリップをベッドに横たえ、白い布をかぶせるのを見る。 赤く染まる中に浮かぶ白。 零れる涙もそのままにそれを見ていれば、兄が自分とマーゴの名を呼ぶのにはっと兄へと視線を移す。
兄の言葉にはこくこくとただ頷く事しかできないまま俯く。 翳が射すのに気付けばはっと顔を上げる。 そこにある兄の顔。 その手も服も赤く染まったまま。]
兄さん…。 流して…服取り換えて…。
[何をとは言わず、小さく紡ぐ。 兄がドナルドに声を掛け、部屋へとあがっていく背中をただ見るだけ。]
(52) 2010/02/25(Thu) 16時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 16時頃
病人 キャサリンは、本屋 ベネットの服が血で染まっていたことに気付いていたかどうか―――
2010/02/25(Thu) 16時頃
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みーんな、悲しんでますよ。
嬉しいですか? メリクリウスさん。ヤニクさん。
[ふふふ、とこぼれた笑みは乾いたもの]
僕は、……………
[言葉が、続かない]
(*11) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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病人 キャサリンは、本屋 ベネットの血塗られた服に、恐らく気付いていない。
2010/02/25(Thu) 16時半頃
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[ピッパに呼ばれればはっと顔を上げ、ごしごしと流れる涙を袖口で拭う。 こくりと頷いて、部屋から出ようとすればカルヴィンのへたりこむ姿。]
カルヴィン君…。
[少年に近づきしゃがみ込む。 彼が右足を庇うのを見て、手を貸して立ち上がらせようとして]
まだ…痛む? 一回出よう?
[心配そうに顔を覗き込む。]
(53) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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[部屋を出る直前、ピッパと妹からかけられた声には短く頷く。>>51>>52 ドナルドに後を託し、自室へと向かった。]
………。
[手についた血は、乾きつつある。 ごし。と無造作に服で拭って、機械的な動きで着替えを整える。 そうして、シャワー室へと向かったのだが、]
(54) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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───……ッ!!!!
[熱いシャワーが、頭から降り注ぐ。 赤く血を含んだ湯が、排水溝へと吸い込まれていく。]
……っの…
[がつ、と強く壁を叩いた音は、水音に紛れて誰にも届くまい。
頬を水が──透明な水が、流れ落ちる。 手の甲で目元を覆う。
暫くの間そうして、水音を聞いていた。 誰もいない空間に響くのは、微かな嗚咽と水の音**]
(55) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 16時半頃
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[ぼんやりと丸い瞳は、白い布を被せられた亡骸へ向いて。 次いでその場にいる者を移ろっていったが、 何処まで視覚として捉えられていたかは、定かでは無い]
………………。
[ただ、ある一点。昨日自分が、投票用紙に名を記した男。 涙を流さずただ、堪えるように立ち尽くす姿>>43は、 妙に鮮明に記憶の中へと残った]
……っ。
[ピッパ>>51に名を呼ばれれば、 はっと我に返ったように顔を上げる。 すぐに声を出すことが出来ず、 彼女の言葉に小さくゆっくりと頷いた]
(56) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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[そっと近づいてくる人影。 目線を合わせるようにしゃがみ込み、 心配そうに向けられる優しい声>>53]
…………ぁ。メアリー、さん。
[漸く掠れた声を零すと、 迷惑をかけまいと自力で立ち上がろうとして―――、 …ずきり、痛みに僅かに顔を顰め、情けない表情を見せる]
すみません、…ありがとう、ございます。
[結局彼女の手を借りて、よろりと立ち上がる]
ちょっと、痛み止めが、…切れてきたみたいで。 でもそんなに痛くないので、平気、です。
[一回出ようという言葉に、こくりと頷く]
(57) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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―広間―
[ローズマリーに、自身から話し掛けることはない。 彼女の周囲を漂う、サイラスの魂。 虚ろな黒檀にまるで存在を主張するようなそれ。]
…………、
[サイラスのことは疑えなかった。 ―――表面を取り繕える、と聞いた後も尚。 命の灯火を与え続けてくれた存在、幾度と無く気に掛けてくれ、その度に薬やジャスミンティ、林檎を与えてくれた人。 疑えないから、もう一人の占い師を疑った。 相対的に信用が低くなったウェーズリーが、今まで人間判定を出し続けたことを人狼だと思って、昨夜彼の名を記したのだが。
常の自身なら、泣き叫んでいただろう。 しかし、彼よりも大切な存在を失った今、そのような気力あるわずもなく。]
(58) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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/* めありーさんが物凄い心の癒しです。 いいこだ。ほんとうにいいこだ。
(-25) 2010/02/25(Thu) 16時半頃
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