204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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ねえディーン。聴いて。信じてね。
[ほろほろ涙を流す彼の髪を、ゆるく握って、指に絡ませて。 ほろほろ崩れて煙に還りそうな指を、もう少し、と留める]
この姿がなくなっても、僕はディーンのそばにいるよ。 ほどけて、なくなってもさ、また産まれてきて……。 それで、またディーンと会って。 今度は食べたり食べられたりしなくても、ちゃんと愛しあえて。 僕もちょっとはいい子になってさ。
(+60) 2014/11/25(Tue) 23時頃
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だからずっと、幸せでいられるよ。 大丈夫。
[怖い夢を見て泣いていたときに、ノックスがしてくれたみたいに。 優しく微笑んで、優しく囁く。 これしか、慰める方法は知らないの。
握っていた髪を引いて、涙に舌を這わせて。 宥める耳には、>>+55天上の音楽は微かにしか聴こえない。
てんしさまが歌ってるのかなあ、って。 ぼんやり思うくらいの、透き通った音色なのに]
(+61) 2014/11/25(Tue) 23時頃
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[言い聞かせるようなニコラの声が、胸の奥に沈んでいく。 どちらが大人で、どちらが子供なのか分からない有様だ。 それでも彼の前で、良識ある大人の仮面を被るなど、もう出来ないだろう。
美しい声のレクイエムは、全てを終わりへと運んでいく。 恋であれ、物語であれ、命であれ、始まるものは全て終わりを内包している。 そして、全ての終わりは新しい始まりを生み出す。
ディーンは、しゃくりあげるように一度、肩を震わせた。]
(+62) 2014/11/25(Tue) 23時半頃
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――……君の言うことは、全て信じる。 君は僕の唯一の太陽で、 僕の、神様だから。
……でも、一つだけ、お願いがある。 この時間が終わって、君も、僕も消えて…… それでも、いつかまた、君をちゃんと見つけられるように、 目印を……僕に、くれないか。
どれだけ時間が経っても、君が僕のもので、僕が君のものだと ……分かるような、証が欲しい。
[ディーンはさっきニコラがしたように、指に自分のそれよりも淡い色をした金の髪を絡める。 ニコラの唇に自分の唇を近づけて触れるだけのキスをしてから、その柔らかい箇所にゆっくりと歯を立てた。犬歯が、ぷつりとニコラの唇の皮を貫く。滲む血を、舌先で舐め取った。]
(+63) 2014/11/25(Tue) 23時半頃
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[――もう「ばいばい」は終わったから。 そう、答えた。"自分"の前で。
消える瞬間、鮮やかに蘇る記憶。
簡単に開いた扉の前、白い空気に、熱を持たぬ息をほう、と吐く。 もう赤くならない指先は、 今だけは静かに降る雪が、透けて見えた]
(+64) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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[それが最後の意識。 踏み出した足は、雪を踏まずに 開いてなどいなかった扉は、固く閉ざされたまま。
春を待たずに溶けた命。 何も残らず、何も遺さず かつて流した涙のように、ただ、自分だけのために。
短い死を、終えたのだった**]
(+65) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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[歌は。 聴こえる天上の音楽は、遠い。
愛しい人のためだけにかき集めた破片。 ディーン以外のものを感じることが、少し難しい。 その代わり、ディーンの感触はクリアだ。
髪に触れられ、心地よさに目を細める。 目印、なんてなくたってちゃんと見付けてあげるのに、とは思ったけども。 不安そうな彼がとても可愛かったから、願いを叶えてあげたくなる]
んに……
[何度目か数えるのも億劫なほどの、何度目かのキス。 ちり、と唇に熱が走って、鼓動のない血が流れた。 唾液で薄くなった血を乗せた舌を、追いかけて舌をあむりと食んで。
口を離すと、彼の左手を今度はこちらが引き寄せる]
(+66) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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[口を開いたら、獣らしい牙が光った。 彼の左手、その薬指を根元まで咥えて。 がり、がり、と。何度も噛み付く。 食いちぎるまではいかないが、それに近い顎の力。 何度も何度も、少しずつ角度を変えて噛み付いて。
やがて、唾液と血で濡れた指を口から出せば。 薬指の根元は、骨が露出するほど肉が削がれていた。 その骨も、歯で削られてところどころひび割れている。 生きていれば、一生の傷になるほどに、深く]
……目印になってくれるかな?
[ちゅ、と指先にキスして]
死が二人を別とうとも……なんてね。
[それとも首輪の方がよかった?なんて、イタズラっぽく上目遣いで笑った]
(+67) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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[>>+66僅かな血の味に、舌を食まれてニコラの唾液の味が混ざり込む。 それが感じられなくなる前に、口の中に収めて、嚥下した。
ニコラの手が、左手を浚っていく。 ニコラはいつでも、望むものを与えてくれる。 彼の開いた唇の奥に光る牙を見、それが待ち構える空洞に薬指が飲み込まれていく様子に、ディーンはぞくぞくと背中を震わせた。]
……っあ、 ぅ、
[肉の少ない、硬い部分に歯を立てられるのは、腹の肉を破かれるのとも眼球の抉られるのとも、痛みの質が異なっている。 骨を揺らし、神経が削られるような感覚にディーンは熱のこもった吐息を漏らした。 痛みと熱は、一度きりの食まれる喜びを思い出させる。 消えて、生まれ変わって、また彼と出会うとして、この性分は変わらないままなのだろうか。 ふと、そんなことを思った。]
(+68) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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――…………は、ぁ
[ぬるついた感触と共に解放された指からは、薄い肉がすっかり削がれていた。 唾液で薄まり、淡いピンク色にも見える血液が滴り落ちていく。 自分の右手が汚れるのも構わず、ディーンは遺された証を掌で包み込む。 それから、ふ、と小さく笑うかのような息を吐いて。]
……ニコラ、君は案外、ロマンチストなんだな。
[ゆっくりと口角を持ち上げて、淡く、微笑んだ。**]
(+69) 2014/11/26(Wed) 00時半頃
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