1 とある結社の手記:6
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人
狼
墓
少
霊
全
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……大馬鹿野郎、って叫びながら、死体を20発は殴るわね。
顔10回、胴体10回。
[至極真面目に、ドナルドへと返した。]
(501) 2010/02/27(Sat) 04時頃
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……何故。
どうして、人と人狼が居るんだろうな…?
[ぽつりと零れたのは、そんな問い。]
(502) 2010/02/27(Sat) 04時頃
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だから、……死なないでね?
[にっこりとドナルドに笑って。]
――さて。
一度、部屋に戻ろうかな…。
[一緒に来る?とドナルドへと視線を向けて。 もしもついてくるなら、ずっと彼の手を握ったまま、 広間から出た事だろう。**]
(503) 2010/02/27(Sat) 04時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/02/27(Sat) 04時半頃
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おいおい、そりゃあ――
[ 言いかけて、続くピッパの言葉。]
ああ。 死なない。絶対に。
[ 普段見せない真剣な顔で、声で、頷いて。] ――なあ、ベネット。 それは、きっと……神様にでも聞かなきゃ、分からねえ事かもな。
[ 友に笑みを残し。 ピッパに頷き、手を繋ぐ。
この温もりを、失わずにいられた。 その為に、押しのけるものがあったとしても。
大切な、守りたい……愛しい女。 二人、広間から歩いてゆく……**]
(504) 2010/02/27(Sat) 04時半頃
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――――…あぁ、そうだ。
僕が、…此処を出るまで、 皆で食事をしようという話になったんです。
[此処を出ることが何を意味するのか。 少年はあえて曖昧な言葉を使う]
お料理。……一緒に、しませんか?
[先程、途中止めになってしまっていた提案。 何処か無邪気にそう告げれば、彼はどんな顔をしたか。
もし叶うならば、ラルフも呼んで来ただろう。 2回目の料理教室は、何だか切なくて。 でも、楽しかった。とても、楽しかった]
(505) 2010/02/27(Sat) 04時半頃
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―広間―
[やがて、彼は広間へと戻ってくる。 残された時間は、あまり多くない。 それでもその大半を、彼は常のように過ごした。 そうしている時間が一番幸せなのだと、主張するように。
結社の人間がやって来たなら、 開票が始まる前に静かに立ち上がる。 既に、結果は出ているのだと、そうして示す]
皆さん。
……さようなら。
[扉を潜る時の言葉は、彼が今まで死者へ向けてきたもの。 *単調な、永遠の、別れの挨拶*]
(506) 2010/02/27(Sat) 04時半頃
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―キッチン―
はぁ、手紙ですか。
[十年以上前のもの。 一体差出人は誰なのか、カルヴィンはその頃文字も書けまい。 古びた端の茶化けた封筒を受け取り、勘は――、
それが自分に宛てたものだ、と告げた。 震える手で受け取り、おもむろに封を切る。 そこに並んでいるのは、カルヴィンが生まれるより前、幾度もやりとりした彼女の筆跡。]
(507) 2010/02/27(Sat) 04時半頃
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──────…神、か…?
[友から返る答え。>>504 立ち去ろうとする二人に、声をかけようかとして躊躇う。 やがて見えなくなる背に、視線は床へと落ちた。]
神、か……。
……くそくらえ、だ。
[吐き捨てるような呟きは、誰かに届いただろうか。]
(508) 2010/02/27(Sat) 04時半頃
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[ぼたぼたと便箋に雨が降る。 インクが滲んでしまうと分かっていながら、どんなに手が震えてもここで読みきろうとした。]
カルヴィン君、これは……君のお母さんが書いたのですか。
私宛、ですよ。 いえ、今の私ではなく、十数年前の私――。
[感涙に震える声を絞り出すように。]
(509) 2010/02/27(Sat) 04時半頃
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[そうだ、勘は働くのだ。 彼女が祖母に宛てた手紙、その相手がいつしか自分に変わっていても。 直感は『違う』とは示さなかった。 彼女の手紙もまた祖母宛でありながら、ウェーズリーに向けられていたのだ。 けれどこれは、本当に祖母宛ではない。 唯一宛名にも男の名が書かれたものだった。]
『親愛なるWilliam
あなたは怒っているでしょうか。 それとも諦めているでしょうか。
この手紙をあなたが読む頃、わたしはどうなっているでしょうか。 想像がつきません。 本家の見合い話を断ることができず、翼があればあなたの元へ飛んで行くのに、病弱な身体がそれも許しません。
どうか傷つかないで、わたしはあなたを忘れません。 雪に閉ざされた村、館へと続くあなたの足跡、樹のぼりでかじかんだ手、雪で滑って幾度となく塀から落ちても、必ずわたしのところへ来てくれた。』
(510) 2010/02/27(Sat) 04時半頃
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『街では冬でもあまり雪は積もらないそうです。 その代わり梨の林が見える場所に、住むことになりそうです。
だから。
梨の花が白く咲きこぼれる季節に、雪冠をいただいた木々を想い、村を想い、あなたを想います。
ありがとう。そしてごめんなさい。 わたしの親友。私の大事な――。
ありがとう。』
(511) 2010/02/27(Sat) 04時半頃
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[感謝の言葉と彼女の署名でとじられていた手紙を、何度も何度も目で追い、もう歪んだ視界では読めなくなっても。 一つ一つの言葉が、心に響き、当時の少年に幾星霜の時を越えて届いていくよう。 形跡もなくインクの滲んでしまったそれを、最後に丁寧に封筒に戻して、懐に入れた。]
確かに、受け取りました。 配達します。少年だった頃の私に。
……料理、しましょうか。
[いつかのように調理する。ピッパをキッチンに入れまいと工作しながら。 メニューは、少年の好物オンパレード。食料庫をフルに使って、彼が人肉よりも美味しいと思ってくれればいいと。普段は食事に面倒な手間をかけないのがモットーの郵便屋も腕を奮った。]
(512) 2010/02/27(Sat) 05時頃
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/* >>512 おっま最後まで!wwwwwww<工作
くそう大好きだ!wwwwwwwww
(-171) 2010/02/27(Sat) 05時頃
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─ 雪の丘 ─
[星の空の下、きん、と雪に冷えた空気の中を、 結社の人間達が、歩いていく。
さく。ざく。ざく。
溝の様に後に続いていく、無言の行軍の証。]
…────?
[その途中、夜空を、 何かが横切った気がして、女は顔をあげた。]
(@57) 2010/02/27(Sat) 05時頃
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─── あ。
[赤髪の女は、見えた極彩色に、短く声を上げる。]
(@58) 2010/02/27(Sat) 05時頃
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水商売 ローズマリーは、ピィー、と、その極彩色の翼へ向けて、指笛を鳴らした。
2010/02/27(Sat) 05時頃
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ローズマリーさん。 その猟銃を貸していただけますか。
使い方も、教えてくださると嬉しいです。
[それは覚悟とけじめ。 人狼がその正体を表そうという刻限、一発の銃声が男の手により冷えた空気を震わせた。]
私はカルヴィン君を…… まるで自分の息子のように、想っていましたよ。
[銃口から上る硝煙、長い銃身に苦労しながら、次はそれを黒い封筒と彼女からの手紙を重ねた自身の心臓に向けて。
引鉄を、引いた――。**]
(513) 2010/02/27(Sat) 05時頃
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[人と、人狼。
似て非なる、相容れない二つの種族。 喰らうものと、狩るもの。]
ああ、カルヴィン。───…"さようなら"
[別れの挨拶。>>506
少年を見送るのは、あまりに…あまりに残酷な、儀式だ。 それでも、深い緑に涙は浮かばない。──けれど、]
(514) 2010/02/27(Sat) 05時頃
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…これが、神の配剤なら。 一生、神なんか信じられるものか………!
[呟きを落とし、ぐしゃりと乱暴に前髪に手をやる。 握りしめた左の拳が、痛みを伝える。
窓の外はまだ暗く、夜明けは未だ見えそうになかった**]
(515) 2010/02/27(Sat) 05時頃
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