164 天つ星舞え緋を纏い
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……あぁ……そうさな……
[法泉の言葉に、は、と短く息を吐き、右腕に絡んだ絹糸を跳ね上げ狐狸と人型人形を右肩へ]
(…言うても、防げるんは一回こっきりや)
[耐えれば勝機が、耐えられねば相応の末路が待っている。 火の玉を作り為す法泉を見詰めながら、狐狸が散らした水気含む半紙を扇で巻き上げ蝶を作り。 周囲に纏わせ、揺れる軌道の火の玉に構わず法泉目掛け、駆けた]
(+1) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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泉水ぃいいぃいぃっ!!
[打ち込まんとするは右手の扇───ではなく、それをも離した右の掌。 吸命の力を込めた、致命の一撃]
(+2) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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[揺れる火の玉は華月斎を包み込み、水気含む蝶をじわじわと削り落として]
─────………
[突き出した右手が法泉に触れんとしたところで、動きが止まった。 ぐらりと身体が揺れ、前のめりに倒れ込む。 くすぶる焔の中、全身を焼かれた華月斎が最期の灯火を消さんとしていた*]
(+3) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 01時頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 01時頃
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/* そういえば昨日から投票デフォがとりだったのは、まさかこの事を暗示していたのだろう か。
(-12) 2014/02/21(Fri) 01時頃
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……、お前。 あいつがどこにいるか、わかる?
[そういえば、名前すら知らないと今更気付きつつ。 ゆると視線を鬼火へ投げれば、鮮やかに瞬き、先導するべく、すと進んでいく。]
あ……。
[似た光景を過去に見た気がして、瞬いた後に女も後を*追った。*]
(1) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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機織り 雪客は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 01時半頃
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水を含んだ蝶を纏い、華月斎が地を蹴った刹那、下がろうとした坊主の足は、何かに縫い止められたように止まる]
[動けなかったのか、それとも、動かなかったのか]
ほんに、お前は…
[火の玉に包まれながら、右の掌を打ち込まんとする、その姿に、顔を歪めて]
(*4) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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…!
[坊主の身に、届くことなく倒れこむ身体に、無意識のうちに、腕を延べ、支えた]
琥珀…
[支えた瞬間に、燃え上がる焔は熱を喪い、ただゆらめく夢幻の火となって二人を包む]
安心せえ…お前の弟が、闇にすべてを呑まれたなら…わしが、その闇、喰ろうてやろうほどに。
[静かに零した言葉は届いたか]
(*5) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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[やがて、夢幻の焔も消えゆけば、坊主は、友を地に寝かせ]
吽…!
[とどめを刺せよ、焼き尽くせよと、闇星が騒ぐ。けれど、よけいなことと、坊主は祓い除ける。誰にも何にも、命じられなどするものか、と…]
…アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン
[唱えたのは、闇に反する光明の真言。成仏を願う真言でもあり…治癒を希う真言でもある、それは、華月斎に何を及ぼしたか]
(2) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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─ 神社近辺 ─
[笛が掠めた手応えは感じたけれど、それは闇を吹き払うには至らなくて。 紡がれる言葉を、どこか、とおく、聞く]
……ほん、と。 ばか、だよ。
……俺も、だけど、さ。
[土がとけて崩れ、こちらも合わせて崩れ落ちる。 意識が遠のきかけている。 目を閉じて、そのまま意識を手放したら、それきりかな、なんて予測がふと過ぎる]
……もっと、ちゃんと。 いろいろ…………いえば、よかっ、た…………よ。
[声を出すのも苦しい。 けれど、言わずに終わるのは──嫌だから。 必死で、掠れる声を振り絞る]
(+4) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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[ふと見た先に、華月斎の肩から落ちた狐と狸]
狐と狸、か...
[その人形を、拾いあげたは気まぐれか]
…次に会うのは…涅槃で、かの。
[ふたつの人形を懐に入れ、薄く笑って、背を向ける。 全身に重い疲れを感じながら、ゆっくりと落ちた錫杖の元へと歩み寄り、やがて、じゃらん、じゃらん、と、通りに響くは*遊環の音*]
(3) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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……俺、が。 ここにいられるようになったのは、お前のおかげ、なんだって。
こんなこと、なる、まえ、いっとけば、よか、った、か、な。
いま、さら。だけ、ど。
[そこまで言って、咳き込む。 無茶に力を使い続けてきた反動もあって、そろそろ視界も霞んでいて]
お前が、おんなじ、『時』刻んでくれたから。 ほかのみんなとも、できるようになったんだ、って。
(+5) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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……だか、ら。 なくし、たく、なかった、んだけど、な……。
[そう言って、笑おうとしたのは上手くいったか、どうか。 確かめる術などないまま、ふらり、身体から力が抜けて]
…………ごめ、ん…………な。
[そう、紡いだのを最後に。 声は途切れて、緩く、目が閉じて。
意識はくらい、淵へと沈む。**]
(+6) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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[ふ、と。 何かが消えていく感覚に、目を瞠る。
遠く、近く。 二つの場から感じるそれは、自分が沼太郎の光を喰らった時と同じもので。]
これ は…
[一体誰が、誰を喰らったのだろう。 誰が誰に喰らわれたのだろう。
矢も楯もたまらず、駆け出した先に待つは、何者か。**]
(4) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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/* なんだよもう、渡すロール書いてたら拾われてた(*ノノ) [しかも狐だけ渡すつもりが両方拾われててごろん]
(-13) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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/* くそぅ、死ぬつもりが← 悩むじゃねぇか。
(-14) 2014/02/21(Fri) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 01時半頃
説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 01時半頃
双子 夕顔は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 02時頃
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/* 忘れぬうちに投票とコミットセット、と。
本日のでふぉは法泉さまにございました。
(-15) 2014/02/21(Fri) 02時頃
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[光が、きえていく]
あ……
[それが何を意味するか。 考えるより先に、案ずるのはその持ち主のこと]
明にい! 華月さん……!
[意識のみの身では、何が出来る訳でもないのだけれど。 不安と焦りのままに、ただ、駆けた**]
(+7) 2014/02/21(Fri) 02時頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 02時頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 02時頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 02時頃
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[喉も焼かれ声すら出ない。 もう肌の感覚も無くて支えられたとも分からなかったけれど、法泉の声が近くから聞こえるのは朧気に分かった。 言葉を返す代わりに、口許だけを微かに笑みの形にする]
(おまえが背負う必要は無いんに……)
(やけど……おおきに、な…)
[弟には生きていて欲しい。 けれど、闇に呑まれてしまうくらいなら、そんな想いもあるから。 友に、届かぬ感謝の念を送る]
(+8) 2014/02/21(Fri) 02時頃
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[闇を祓えず、闇に喰われ、誰一人として救えない。 誓いは破られ華月斎の意識も闇へと蝕まれていく]
[それを優しく包み込んだのは、宿した力に似た温かな言霊**]
(+9) 2014/02/21(Fri) 02時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 02時頃
釣り師 沼太郎は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 03時半頃
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―神社近辺―
[地に落ちた光の元に、ふらつく身体を引き摺って行く。 闇を宿す眼にはずっとまぶしく映っていたそれ。 近づいても、もう灼かれそうだとは感じられなかった。
――きっと後少しで、完全に消し去ってしまえる。
内側で囁く声に従って、倒れたひとに馬乗りになり。 のろのろと血濡れた右手を上げて、喉元へ触れた。 もう片手も其処へ添えて]
…… 、
[もう、後少しだったのに。 掠れる声が、届いた]
(5) 2014/02/21(Fri) 12時頃
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[大事なもの。 なくしたらもう二度と得られないもの。 交わした言葉が、今紡がれる言葉と、重なって]
…… な、ぁ、
[鈍い頭が、こんな時ばかりきちんと働いて。 首へ添えた両手に、力が入らない]
なんで、今、そんなこと、言うかなぁ。 今、更。
[光は弱くて、微かに笑うような表情もはっきりと分かるくらいで。 闇を暴く力なんて、きっと其処には無かったのに、声は震えて]
(6) 2014/02/21(Fri) 12時頃
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……れ、だって。 なくしたく、なかったのに。
[闇の底に閉じ込めて、決して出してはいけないと思っていた感情が、 ぽたりぽたりと零れ落ちた]
(7) 2014/02/21(Fri) 12時頃
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[未だ息はある。首筋に脈も感じる。 ごめんなさいと小さく呟きながら、上から退いた。 彼の笛は未だ手元にあったか、落ちて居たなら拾って、その胸元に差した]
……ごめんなさい。
[内に宿るものに、それを与えた何かに、何度も何度も謝りながら。 彼の家か、せめて屋根のある場所につれて行きたくて、動かない身体を背負う。 本当は自分一人でも倒れそうなくらいなのに、無理に足を進めて。 そのうち会った誰かには、その姿をどう思われるだろう**]
(8) 2014/02/21(Fri) 12時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 12時半頃
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[長く焔を纏っていた左腕は、すっかり炭に近いほどになって、最早痛みも感じはせぬが、錫杖を持つ右の手は、火傷の熱に痺れるほど]
[蝶に切り裂かれた顔や身体もそのままに、坊主はゆっくりと通りを歩く]
[ふと、その足が止まったのは、明之進が日向を運んだ家の前]
...何じゃ?
[心を引かれたのは、身内に残る光の残滓が、明之進の護界の気配を感じ取ったためか...それとも、日向の光を喰らった雪客の闇の名残のせいなのか]
(9) 2014/02/21(Fri) 19時半頃
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[家の前で思案するうちに、もうひとつ、気配が近付く]
...生きておるぞ。
[己の放った鬼火に導かれるように、刃を手にして姿を見せた女に>>1薄く笑んだままの顔で、そう告げる]
[生きていろと、そう願われたのは、坊主にとって始めてのことだった。 華月斎との対決の果て、殺されるか殺すか、その二つしかなかった筈の選択に、別の何かが生まれたのは、或はこの女の言霊がひとつのきっかけだったのかもしれぬ]
(10) 2014/02/21(Fri) 19時半頃
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[雪客はどう答えたか。坊主はやがて、じゃらん、と、灼けた腕で錫杖を振り、目前の家を指す]
お前が、光を喰らった相手はこの家に在るようじゃ。顔を見ていくかの。
[雪客が承知しようとしまいと、坊主は先に立って家へと入っていく。 どこかで、護界を張った主が倒れ、その光が闇に喰らわれたのも感じていた。 この地にすでに、光を宿した星は尽き、ただ闇星が残るのみ。 けれど...]
(11) 2014/02/21(Fri) 19時半頃
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[光喰らった闇は、すでに同じ闇ではない。天に陽は未だ戻らねど、月に喰われた太陽も、いずれは再び蘇る]
さて、この先はどうするか...
[生死の狭間にあると見える娘を前に、落とした呟きに、答える者は*あったや否や*]
(12) 2014/02/21(Fri) 20時頃
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説法師 法泉は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 20時頃
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― 神社付近 ―
[内に宿った僅かな温もりが、消えていくのを感じた。 それは今しがた感じた異変を、裏付けるものでもあっただろう。 その力の持ち主を捜し駆ける内に、闇の星宿すお坊さんと擦れ違う。>>9 傷付き焔に焼かれた姿に視線を落とすが、今は倒れた者への心配が勝っていた。 彼が自身の肉体の在処を目指していた>>11とは、この時は思いもよらず]
明、にい……。
[意識のない明之進と、彼を背負う一平太の姿を見付けたのは、それから間もなくのことであった。 死に瀕している様子の明之進に、痛々しげに眉を寄せる。 が、彼の命は完全には絶たれておらず。 そして、自身も傷付き今にも倒れそうな一平太が、それでもどうにか明之進を運ぼうとしているのに気付いて。 力が抜けたように、その場に座り込む]
(+10) 2014/02/21(Fri) 20時頃
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……良かった。 一にいは。まだ、一にい、か。
[心まで闇に呑まれ、本能のままに相手を喰らった訳ではない。 それを見て取り、僅かながらに安堵を感じる。 生死の狭間にある者のことや、使命を果たせず倒れた銀色のこと、不安な思いが消え去った訳ではないのだけれど]
ごめんな、あたしにはもう、何も出来なくて。
[それでもせめて、明之進の体が落ち着けられるまでは見守ろうと。 立ち上がり、二人の後を追い掛けた*]
(+11) 2014/02/21(Fri) 20時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2014/02/21(Fri) 20時頃
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/* なんか付き纏って鬱陶しがられてないか、今更ながら不安です(´・ω・`)
(-16) 2014/02/21(Fri) 21時頃
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