97 せかいがおわるひに。
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ルーカスさぁん…
[反応が返らない電話に、話しかけつづける。 嫌な予感が、するような。いやでも。]
……
(6) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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ねえ もしかして
ねえ
…
(*0) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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どこにいたの?
わたし、
みたかった……
(*1) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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―天文台・裏手の谷―
[風が少し強いため、慎重に歩く]
[嫌な予感がした。天文台の辺りにいるとしたら、残りはここぐらいか]
…
[そこにあったのは、携帯電話とシルクハットだけだった]
(7) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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撮りたかった
最期の表情
最期の声は
聞けたけど
きっとカメラでは拾えてないね…
(*2) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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―― ルーカスさん
ルーカスさぁん……
[持ち主が既にいない電話口へ、呟き続ける。]
(*3) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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/* 票がなかなか入らないなー。 エピまで生存は嫌なんです。 そしてできれば吊りの方で落ちたいなあ。
(-11) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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―― 天文台・裏手 ――
[ぐらりと体が傾く。そこにあるはずの地面が無い。 身体は重力という忌々しい恩恵により、呆気なく逆さまに落下を始める。
まるであの藍色の隕石のように。]
……、なんだ。
馬鹿みたいな、死に様だ。
[ありがとうと、スティーブンに伝えられて良かった。 セレストに触れることが出来て良かった。 そうして満たされていたのにどうして、不意に胸に込み上げるのは何?
また会いたいと、思う気持ちは何?]
(+0) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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/* 谷底落ちたのか…w
(-12) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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冗談とかなら、やめてねぇ? …ねえ
[視線は天文台に固定されている。カメラも天文台へ固定されている。自分の声だけを、カメラは拾う。 相手の声は、小さくてきっと拾えなかっただろう。]
(8) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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/* 降霊会初めて見るんだけど こんな文字色なんだろうか、みどりみどり 先日からの仕様なのかな
(-13) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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/* !! 緑じゃなくなった……だと……?!
(-14) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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[こみ上げる悔しさ。 せっかく人の。最期に。 遭遇ができたのに。
電話越しだけれど。
今、このむこうに。
―――― さいごが。]
(*4) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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[通話を切っていない携帯電話と その横に置いたままのシルクハット。 遠ざかるその二つに、余計なものを残したなと冷静に鉄色は細くなる。
落下する、堕ちる身体。
携帯電話から微かに、誰かの声が聞こえるけれど。 もう答えることは出来ない。]
……お前には殺されねえよ。 ばーか。
[最期に天に放ったのは、隕石への恨み言。 怯えた鉄色に僅かに、光が見えた**]
(+1) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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/* うわあああああん・゚・(ノ□`)・゚・
(-15) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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…さよなら。
[そう言って、シルクハットと携帯電話を手に取る]
[崖のほうは、見れなかった]
(9) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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/* かっけえ ルーカスさんかっけえ
(-16) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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[>>9まだ通話中の携帯電話から、声が聞こえた。]
!! ルーカスさん?
[返す声は届くだろうか。]
(10) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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…?
[携帯電話から、聞こえた声 その声には、聞き覚えがあった]
…意外だな、 あいつとあなたが、話をしているとは。
(11) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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おそまつさまですー?
[言ってみたかった、ただそれだけだ。 あの時は分からなかったけれども、言いたくなる気持ちがちょこっとだけわかった。 ……ちょこっとだけ]
そうなの? もったいないなあ、可愛かったのに。 いかにも男の子が想像したか弱い女の子って感じで。 セレストちゃんがみてないなんてね、よっぽど見られたくなかったのかしらね?
[ゆる、と首を傾げ]
ならいいけど。 …そんなバットじゃ、男の人は撃退できないよ?
[くす、と笑って。 座ろうか、と近くの段差に腰掛ける]
(12) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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えっ、あれっ? ルーカスさんじゃない
ええっと?
[さっき聞いた声だ。]
先、生?
(13) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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…ああ。
[短く、返事をする。 ルーカスがどうなったか説明するべきか、迷ったが、
嗚咽でそれどころではなかった]
(14) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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―― 一ヶ月前・天文台:朝 ――
おはよう。珈琲くれ。
[世間が休みの日に、忙しくなる職業というものはなかなかにやっかいである。
穏やかな日差し注ぐ週末、いつものように鉄塔を横切り天文台へと出勤する。闇色のスーツにシルクハット、天文台の職員であると名乗っても、必ず初めは疑われるような格好で。
売店で接客してくれたのはセレストだったか、ホリーだったか。何時ものように朝食を買い求める。]
今日は何入ってんだ? カレーパンないわけ?
[笑みも見せずに無遠慮に頼むのも、常の光景。]
(+2) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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可愛かった……そうなんだ……。 クラリッサの話だと、「そんな人間がいるかー!?」って突っ込みどころ満載の、妄想の産物としか思えないすごい女の子だったけど。
[その結果のクラリッサの悲しい恋物語はクラリッサの名誉のために秘密にしておく。恩に着るがいい]
えー? あたしこう見えても腕力結構あるよ? 水泳で鍛えてるし。
[空いた手で力こぶを作ろうとして、止めた。 またちくりと胸が痛む]
ヒューたちどこいったのかな。 あたし、食べ物のあるところ聞きたかったのに。
[ヒューたちが姿を消してしまった方向に目をやってみたけど、姿は見えなくて。 アイリス先輩をほったらかしにしてー、と文句を言いながら、促されるままに座った]
(15) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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/* スーが俺のために泣いている…だと…>>14
ごめん、暢気にカレーパン脅し取ろうとしててごめん…
(-17) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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[見上げる天文台は大きかった。隕石はもっともっと大きいだろう。まだ、小さくしか見えないが
人気のないそこへと入っていく**]
(16) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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/* ルーカス回想> やめろーーーー!
(-18) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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[聞こえる嗚咽。]
ねえ先生…
…せんせぇ?
ルーカスさん、しんだの?
(17) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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[銜えた煙草に火を点けようと、同じ手が尻ポケットに向かった。けれどそこにあるのは硬い感触の携帯だけ。不機嫌そうな表情はさらに深くなる。]
――ッチ、火ぃねえ。
[煙草を咥えるのをやめて、指の隙間に挟んだ。 吸えないままの煙草、指の隙間から覗く空、酷く晴れていた。すぐに空から目をそらし、向けるのは相手の方]
センパイ、あの人と付き合ってたんスか。 知らなかったス。 ……まあ、別に知らなかったからなんだ、って話スけど。
[いつもの癖で、離れた煙草を近づけて、そして火がついていない事再び確認する。舌打ちを一つして]
(18) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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[聞こえてきた、電話からの声]
…そんな訳、ないじゃないか。
[そういって、電話を切った]
…そんな訳、ない。
(19) 2012/07/21(Sat) 00時半頃
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