158 雪の夜に
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[よいせ、とハナを下ろすと、一旦宿の中へ。 女将に二人分のパイを預けて、自分の分を手にして戻る。]
嬢ちゃんは何して遊びたい?
俺、町の探検とかしてみたいんだよな。 ここに来るの初めてだし。 今日じゃなくても明日とか、どうだ?
[そうして、晩の仕込みが始まるまでの短い時間を、 大人げなく二人で過ごし。]
[――それは、夕刻の鐘と共に訪れた。>>8]
(11) 2013/12/24(Tue) 02時頃
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/* セレスト喰いも美味いよな…… このヤニクなら、 ねえねえ野犬の所為にされたらどんな気持ち?
ってやりかねんよなあ、寧ろやるよなあ…… */
(-5) 2013/12/24(Tue) 02時頃
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[すわ来たか、と内心で身構える旅人を素通りして、 自警団の男達は宿の中へ入って行く。]
何だ? ……あ、まさか。
[縮こまる子供の横に立っていれば、 身柄を引き出されて行く女将の姿。 制止も聞かずに抵抗し、軽々と弾かれて転けたハナに、 背に手を添えて支えようとしたのだが、 この小さい体を立たせたのは義憤であったようだ。>>9]
…………。
[肩を落として宿に消える背中と、 高見から遠巻きに包囲する潮騒を順に見て、]
(――どっちも薄情か。)
[笑わない目で肩を竦める。]
(12) 2013/12/24(Tue) 02時頃
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[もしも、女将が男を殺した犯人なのだとしたら。 だとしたら?]
[――翌日、夜明けは等しく訪れる。**]
(13) 2013/12/24(Tue) 02時頃
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/* ……一匹候補が増えたな。 やっぱハナ噛んで良かったんだろうか。
だって! だって人狼はあたしだもん!
だったらどうしよう。 うわすげえ今後悔している俺 */
(-6) 2013/12/24(Tue) 02時半頃
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[ヒューの視線が、逸れる。 その姿を見てから、女もまた前を向いた。]
…そうか。 なら、今回の事件もそうなんだろうさ。
[友人の言葉を肯定するように頷いて、人狼の話はそこで途切れる。 なんだかんだ、宿の近くまでついて来て貰ってしまった。 礼に自分の分のパンプキンパイをあげようか、声を掛けようとした時に宿に人が集まっていることに気付いた。>>8>>9]
…なんだってんだい?
[穏やかな雰囲気ではない。 そう思っているうちにダーラが宿から連れ出されていく。]
ちょ、ねえさん…!? 一体どうしたってのさ!!
[慌てて自警団へと駆け寄っていくとダーラに人狼の容疑がかけられたことが伝えられるだろう。それから、過去にこの町で起きた人狼騒ぎの話も、聞くこととなる。]
(14) 2013/12/24(Tue) 02時半頃
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/* あーでもそうなると立派なお父さんの方が 人狼だったというおそろしい事実が発覚ですね。 勘繰り過ぎだったら笑うけど。
ちょっとこれは今日が楽しみだわ。 */
(-7) 2013/12/24(Tue) 02時半頃
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[朝凪亭の前には、人が集まっていた。>>8>>9 それが自警団員だと分かって、ヒューは眉根を寄せた。 彼らが連れて出て来たのは、ダーラだ。]
……そんな、
[はっきりと顔を顰める。 セレストが駆け寄って、自警団の者達に尋ね、返ってきた返事はこうだ。 ダーラに人狼の容疑がかけられた。 一緒に、過去の人狼騒ぎに関しても伝えられる。 広場の集会場の隣にある、朽ちかけた首吊り台を、話から連想した。不満もあらわに、声には怒気を滲ませた。]
……昔の話なんだろうが!
(15) 2013/12/24(Tue) 02時半頃
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[容疑者である女とヒューに向けられる視線は冷やかなもので、人狼が見つかるまでは出来る限り宿から出ないようと注意を受ける。 他の容疑者達も、同じ場所に集められるのだろうか、その判断はまだわからない。]
……!
[聞こえてくるヒューの声に驚いたように肩を震わせる。友人の、そんな声を聞くのははじめてのことだった。]
(16) 2013/12/24(Tue) 03時頃
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[たかだか一年町にいただけ。 余所者が何を言った所で、無駄だ。 ダーラは連れていかれてしまった。 辺りには野次馬と、宿から顔を覗かせている客。 それらをぐるりと見渡しながら、ヒューの目は、誰かを探しているようだった。
そこで、少女の声>>9がして、はっとしてそちらを向いた。 少女は、聴衆たちを吠え立てた。 そして、冷たい視線を受けながら、俯き肩を落として、宿へ帰っていった。]
……、
[小さな舌打ちをして、歯がみする。]
(17) 2013/12/24(Tue) 03時頃
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[そこで漸く、セレストに驚かれているらしい事に気付いて、ばつが悪そうに、地面を睨んだ。]
……。
(18) 2013/12/24(Tue) 03時頃
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[地面を睨むヒューを見てから眉を顰めて ハナの戻って行った宿を眺める。]
…ハナが心配さね。後で様子見に行かないと。 ねえさんのいない宿ってのは営業どうすんだか…。
…戻るよ。 ダーラのねえさんがいない間、 手伝えることは手伝わないとねえ。
[小さな溜息ついてから、ヒューを見て]
ヒュー。 あんたはどうする?
(19) 2013/12/24(Tue) 03時頃
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/* きっときっときっと セレストもねむいね!?
私もねむいよ!!!!!!!!!
(-8) 2013/12/24(Tue) 03時頃
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ああ。……そうしてやったほうがいい。
[ハナに関してを、同意する。 ダーラの不在で朝凪亭がどうなるのかは、見当もつかない。 ひとつ、長めの呼吸をして、頷いた。]
……うん。
俺は、いっぺん、ワンダの所に戻るよ。 途中で色々放り出してきてるから。
さっきの口振りじゃ、 自警団は宿に居ろって思ってるかもしれないけどな。
[知ったことではない。 セレストに「じゃあ」とだけ挨拶をすると、ヒューは市場へ戻っていった。**]
(20) 2013/12/24(Tue) 03時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/24(Tue) 03時半頃
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うん、そうか。 そっちのねえさんにも、 迷惑かかんないように気をつけな。
[市場へ戻ることに異議を唱えることはない。 何処にいたって余所者は結局は疑われるのだ。 ヒューに頷くと見送る態で手を振った。]
…ま、ちょっとは言う事聞いとかないとねえ…。 捕まっちまうのはかなわない。
[自警団のことだ。やれやれと溜息をつくと宿の中へと入っていく。ハナとは話すことはできただろうか。**]
(21) 2013/12/24(Tue) 03時半頃
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― 朝凪亭から立ち去りし時 ―
[歩き出せば、胸のうちにあたたかさと寂しさが入り混じったようなもの。きっと感傷と呼ぶにふさわしい。 ふと立ち止まり。胸から聖鏡を取り出すと、そのまま、後ろの道を照らす。
映った朝凪亭の前の風景。 ジェリーの娘であろう貴婦人が立ち去るのがたしかに鏡に映り込んだ。
それは、その貴婦人が人狼ではない、ということを同時に示しており、 そこで老人の使命感が膨れ上がったのは言うまでもない]
(22) 2013/12/24(Tue) 10時半頃
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[兄の孫であるソフィアと、ジェリーの娘であろうパピヨンは護らなければならない。 そして、そのためには自身が人狼であるか否かの能力を秘めていること、町長に報せねばならぬだろう]
(23) 2013/12/24(Tue) 10時半頃
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[墓参りをしてきたソフィアとはその後出会っただろうか。 そして、店に戻ろうとして、また方向を変え、自警団、町長の元へ足を運ぶこととなるだろう**]
(24) 2013/12/24(Tue) 10時半頃
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/* ティモシーおじいちゃんの使命感のくだりがちょうかわいい
(-9) 2013/12/24(Tue) 12時頃
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/* 二日だと余しそうな丁度いいようなだね 襲撃どうするんだろう 暗くなくてもするのかな
(-10) 2013/12/24(Tue) 12時半頃
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/* 96時間かけて行われる1日
(-11) 2013/12/24(Tue) 12時半頃
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/* メモの全力白偽装っぷり。
2更新1日にすると、ハーフタイムにあたる更新では 狼は白昼堂々襲撃すんの? というネックがだな…… ハーフタイムはパスで、と言うのも状況次第で難しいし。
今回皆物語自体がゆっくり進行ですね。年末だから…… */
(-12) 2013/12/24(Tue) 14時半頃
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/* 自警団と町長のとこいく用事おもいつかなくてティモさん見送ってしまったけど別に私も夜コアというわけでもないんだよな〜 単にひとがいればいつでもいいという
(-13) 2013/12/24(Tue) 18時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/24(Tue) 18時半頃
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/* そろそろなんとなくで喋ってどうしたんだか忘れてきたから整理したい とくに昨日ねむがりながらアワアワ喋ったから
(-14) 2013/12/24(Tue) 19時頃
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お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/24(Tue) 20時半頃
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― 回想 朝凪亭 ―
[女将さんが拘束されたあとの朝凪亭では、説明を求める宿泊客たちの対応に追われていたことでしょう。 面倒ごと、厄介ごとはごめんだとばかりに宿を後にする客もたくさんいたはずです。 残された従業員にとっても寝耳に水の話、水際の女将さんがどこまで指示を送れたかも定かではありません。
ハナには、せわしなく働く彼らをぼんやりと眺めていることしか出来ませんでした。 まだおさないハナに責任の大きな仕事を任せるわけにもいけません。当然の話しです。 セレストは、ヤニクは、ホレーショーは。 宿に泊まっていた面々はどうしたでしょう。
泣き言をこぼすことは出来たでしょうか、幾分かは慰められたでしょうか。 けっきょく、その日のうちに女将さんは戻らぬまま、夜が明けました。]
(25) 2013/12/24(Tue) 21時頃
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― 回想 ―
[女将が連れ出される間に、セレストが戻って来た。>>14 ヒューと一緒のようだったが、彼も程なく立ち去る。>>15 見送って、自分も宿の中に戻った。]
[そそくさと宿を出る客もいたようだったが、 容疑の掛かった身は淡々とした視線で見送るだけだ。 その内、ホレーショーも帰って来るだろう。]
……なぁ、何か手伝える事ってあんのかな。 かえって邪魔なら大人しくしてるけどさ。
[セレストも宿の手伝いに回ったり、ハナに声をかけたり、 忙しく過ごしている。
ぱちぱちと暖炉の火が燃えるのを横目に見た。 結局、旅人が役に立ったかどうかは定かでない。]
(26) 2013/12/24(Tue) 22時頃
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― 翌朝、朝凪亭 ―
[鐘の音は普段と変わる事がないらしい。 窓の外は薄く雲が掛かっていて、 また雪の降りだす空を想像させた。]
――くぁ
[欠伸をひとつ。 適当に身支度をすると階下に下りた。]
……そーいや、朝飯がない、んだっけ……?
[困った。]
(27) 2013/12/24(Tue) 22時頃
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―港― [女は港で海を見つめている。 ナイトキャップを嗜んだせいで、 今朝の目覚めは少し遅かった。
閉鎖された町、多少の金品を握らせる程度では、 陸路も海路も融通は利かせられないようだ。 人狼というものの存在は、よほど禁忌であるらしい]
――……宿屋の女主人?そう、 妬みでも買っていたのかしらね。 それとも、自警団に反抗的な態度をとったとか。
[使用人の一人の報告、 女はその捕まった者が人狼だなどと、 端から信じていないようなくちぶりで]
(28) 2013/12/24(Tue) 22時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/12/24(Tue) 22時頃
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― 自警団・町長の館 ―
[町長のうちを訪ねれば、警戒されたので、多少驚く。 町長に話をきくと、ダーラを容疑者として拘束したという。 そして、その他にも容疑を持つ人物を自警団側でも捜索しているらしい。
そうですかと、答え、頷くと、 その町長が幼い時にあっただろう人狼騒ぎの話を切り出した。 退治され、町に平和は訪れたのだが。 その時、司祭が人狼を探した手立てのことを話すと、町長も話をきかないわけにはいかないようだ]
(29) 2013/12/24(Tue) 22時頃
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[だが、司祭が聖鏡を使って人狼を探したという話をどうやら町長はすべては信じなかった。 神父にも話をきいてくれといったが、参考にするというまで。
でも、自警団の前でしたその話は、 彼らの口から、町に流れ出すだろう。
人狼を探す手立てをもつものがいるのかもしれないと]
(30) 2013/12/24(Tue) 22時頃
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