204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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/* あれ え
(-43) 2014/11/16(Sun) 04時頃
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[熱を帯びた音だ。 とろんとした表情で、無口な少年を見た。 彼の呼ぶ名は、トレイルのものだ]
――? ……――
[ぱしゃんと跳ねる水音を聴きながら、 視界が一度、少年に埋め尽くされる]
……!
[気付けば、跨った尻に何か熱いものが当たっていた。 彼の行動は、欲の削げ落ちたトレイルには無縁だったもの]
(178) 2014/11/16(Sun) 04時半頃
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[けれど、彼が零した音は とても甘美で 響きのズレが寧ろ、ぞくぞくと背筋をかけてゆく
もっと鳴かせたい この音を、もっと
もっと
にぃ、と口元に笑みを浮かべて、嬉しそうに トレイルは揺すられるまま、少年の上で踊る。 濡れた服に縋るだけだった手は いつしか食い込むほど強く爪を立てて、行為に没頭する。
浅い呼吸を繰り返しながら、擦れる下肢の熱から 白濁の代わりに透明なしずくがじわりと滲むまで**]
(179) 2014/11/16(Sun) 04時半頃
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/* 去勢されてると性欲薄いもんだからイくまでに本来の何倍か時間かかるらしいですね、頑張れのぼせるなー
(-45) 2014/11/16(Sun) 04時半頃
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―温泉―
[ちゃぷん、と両手を湯に沈め 掬っては、湯の外へ放り出す 衣服のまま、湯の中で暴れた彼の残したもの かき出しながら、ほぅっと、息を吐く。 濡れた身体を拭ってくれた彼は、もうここには居ない]
……
[内緒に>>181。 それはトレイル自身も望むところだったから 瞬き、固くうなずいた。 あらかた湯がもとに戻ったところで、立ち上がる。 少しくらりと眩暈がした。 湯の中に長居しすぎたかもしれない。 酩酊に似た感覚は、それだけが理由でないと、未だ知らない]
(200) 2014/11/16(Sun) 12時半頃
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[下着を身に着け、黒の衣服に袖を通し 首からチェーンを下げる。 丁度リングが、鎖骨にできた傷にあたる。 血はもう、止まっていたが 痛みはじくじくと続いていた。
内緒にしようと思ったけれど、 傷に気付かれたら、きっと説明が必要になる。 トレイルは、ノックスとの約束>>46を忘れてはいない。 ただ、自分の変化に気付かず 気になる音を、気になる人と結びつけられていないだけ。
視線を落とす 先に、トレイルのものではない防寒具。 鳥をつれた、無口な少年のものだろうと気づく]
(202) 2014/11/16(Sun) 12時半頃
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[そういえば、鳥がいなかった。 あれだけ騒々しい音をまき散らしていたから 傍にいれば気づきそうなもの。
ため息をひとつ。 上着は、置き去りにしようと決めた。 内緒にしなくては。 だから、多分 もって行っては駄目だ。
トレイルは自分の忘れ物がないかだけ、見渡して 少年の上着を、わかりやすいよう 入口近くに畳んで置いて 湯所をゆっくり出て行った。
湿った髪を、がしがしとかきながら]
(204) 2014/11/16(Sun) 12時半頃
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/* 「おこ!」って叫ぶのかと思った そんな馬鹿な すみません。
(-50) 2014/11/16(Sun) 13時半頃
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―1F― [寒い。 温度差に、両手で身をかかえて震えた。
折角温まったのに、このままでは無駄になりそうだ。 でも、目は覚めた。
雪はどうなっているだろう。 流石に扉を開いて吹雪、という事態は避けたい。 寒いし、何より 風の音は耳に痛い。
まだ誰も出ていく素振りがない つまりはそういう事だろう トレイルはある程度髪が渇くのを待って 居間へ戻る事にした]
(212) 2014/11/16(Sun) 13時半頃
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/* ふぁ、ニコラかわいいなあ どう見ても顔グラだけだとトレイルが一番年上だよね
(-51) 2014/11/16(Sun) 13時半頃
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トレイルは、静かに静かに、音をさせないように、音の溢れる居間へ。
2014/11/16(Sun) 13時半頃
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/* ぼくはでぃーんとすれちがうばかりだな
(-52) 2014/11/16(Sun) 13時半頃
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―居間― [静かに表れたトレイルがまず見たのは >>215右腕に大きな鳥を乗せて、左腕を差し出す彼の姿。
>>50見るな、という重い音を思い出したが これを見ぬふり出来る少年がどれほどいるだろう 随分目を引く姿だ。
ゆっくりと、マグの行く先に視線を流す。 ああ。 あの声の主だ。 居間なら、濡れた服も乾きが早いだろう。
ニコラも、もう目が覚めたか ノックスと何か作りかけていた所のよう テーブルに、ナイフが見える。 トレイルにはまだ、上手く扱えない、ナイフ]
(218) 2014/11/16(Sun) 14時頃
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/* あっ、そうか ノックスの許可なしに話が進まない?
(-53) 2014/11/16(Sun) 14時半頃
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―居間― [鳥へ視線を戻す際、ラルフに視線が止まる。 挨拶に挨拶を返せないのは トレイルにとっては慣れた事でも 彼は無言で去った姿に何を思っただろう、と ひとつ、心が沈む。
それから、視線を鳥へ。 不意打ちの大音量 何度もあって 警戒すべき、獣。
ちらと、流し見るのは 獣のような少年 音を言葉として聞く ああ、話があるらしい
つい先刻の、今で? ニコラと、一緒に]
(220) 2014/11/16(Sun) 14時半頃
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[そろりと近づくのは、保護者達の傍 ニコラの横に立ち、ちらと彼を見上げて かえってきたよと 薄く微笑む]
――――…
[少し迷う。 後ろへ、半歩下がった。 ニコラは大きいから すっぽりこの身がかくれてしまう。
リングがうまく、鎖骨の傷を隠しているとはいえ そう大きな指輪じゃない 動けば、見える。 故に、念のための行動]
(224) 2014/11/16(Sun) 14時半頃
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[首を傾ぐ。 さんにんではなす。
音の羅列の意味を、理解できないまま ニコラの下ろす指の先 一度俯いて、顔を上げ
また下に降りるのかと 居間の入口へ視線を流す]
(227) 2014/11/16(Sun) 15時頃
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トレイルは、フィリップとニコラに、寒いから三階にしようと言いたかったが、上手く伝えられず。
2014/11/16(Sun) 15時頃
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[声と声と声と声と―――― 重なると乱れたコードに聞こえるそれが、迫ってくるような感覚。 鬱々とした気分になりかけ、首を振った。
情緒不安定にならないように 穏やかにあろうと、心がけるあまり トレイルは先刻起こったばかりの事件を すっかり記憶の後ろへおいやってしまっていた。
ノックスがいれば大丈夫 ニコラがいれば、大丈夫
そう、この時はまだ信じていて**]
(233) 2014/11/16(Sun) 15時頃
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トレイルは、ニコラスに頭を撫でられながら、頼り切った様子で服の裾をきゅっとつかんだ**
2014/11/16(Sun) 15時半頃
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[姿の見えやすい場所 ノックスは相変わらず過保護だ けれど、だから 安心していられる 油断に繋がっている
家畜用の、あの場所なら 三階の個室よりは、ひらけている
寒いけれど ニコラの希望は、一階だったし トレイルはちらと視線を一周し 先ほどのニコラと同じように階下を指した**]
(238) 2014/11/16(Sun) 15時半頃
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[音から逃げるように 一枚の紙とペン、インクを受け取って ノックスのそばを離れ
フィリップと呼ばれた少年のあとを ニコラと共に階下へ。 さて、何を言われるだろうと思いつつ トレイルは黙してその場に立っている**]
(248) 2014/11/16(Sun) 16時頃
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[ニコラの手はあたたかいから、そのまま。 トレイルはフィリップの言葉に 疑問より先に頷いた。
一階へおりてきて 寒さに ニコラへと身を寄せながら 思い出していく。
湯に混じる あの、愉悦極まる音
話がそのことに関わるのだろうと 予測して**]
(265) 2014/11/16(Sun) 17時半頃
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/* 話せないストレス半端ないな これ、口開いたら 痴れ者め とか そんなん口にしそうでこわい
(-61) 2014/11/16(Sun) 17時半頃
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/* ラルドナあたりと話したいなあ ディーンもちらちらするだけだし バーニィすれ違いだし プリシラあれきりだし ホレーショに至ってはあってなくないか?
(-62) 2014/11/16(Sun) 18時頃
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[しにたくない
フィリップの音
思わず、瞳を細めた。
しにたくない?
僕は どうだろう]
(282) 2014/11/16(Sun) 20時頃
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[黙っていると約束出来れば 話の続きは始まるんだろう
トレイルは、ニコラを見 フィリップを見て
微笑み
ニコラの温もりに身を寄せている**]
(283) 2014/11/16(Sun) 20時頃
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トレイルは、ぽかんとした顔で二人を交互に見た**
2014/11/16(Sun) 21時半頃
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[親しいほど、食べたい トレイルにはまだ、理解出来ない本能の話。
いきなりの本題に 両手で自身を抱き 瞬きを繰り返す。
二人を交互に見て そうなのか、と首を傾ぐ。
何か、伝えた方が良いだろうか 持ってきた紙とペン 視線を落とした**]
(317) 2014/11/16(Sun) 21時半頃
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[文字を、
ペンを持ったまま インク瓶の蓋もあけず
トレイルは固まっていた。
ニコラが撫でてくれたときも 二人の会話中も
恐怖や警戒でなく どうしよう、と 少し困惑したように**]
(389) 2014/11/16(Sun) 23時半頃
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トレイルは、シメオンの声に視線を投げた。思考は、つづく**
2014/11/16(Sun) 23時半頃
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[はっと顔をあげる。
話は終わっても 僕はーー
思わず、フィリップを引きとめようと 手を伸ばす**]
(424) 2014/11/17(Mon) 00時半頃
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[両手のふさがったフィリップを摑まえて、 それからぺたんとしゃがみこんだ。 引っ張って、座るようと促して>>351
”僕を たべたいと思ったのは、何故?”
まず、トレイルは文字をそうつづった。 あまり紙に字を書く習慣がないから、綺麗とは言い難いけれど]
(443) 2014/11/17(Mon) 01時頃
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[フィリップは、同族。
ニコラは、>>330衝動を、知らない―― 知らないのか、気付いていないのか。 トレイルもまた。
ちょっとしたことで、食べたくなる フィリップは、トレイルを食べかけた。
シメオンが声をかけても トレイルはまだ、思考の中で 胸元に飾られたリングを握っていた。 その奥に、隠された傷が、きっとその たべたい 衝動のあと]
(451) 2014/11/17(Mon) 01時頃
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[>>369驚いたねと、ニコラは言うけれど 確かに、湯場で驚いてはいたけれど 今は、ただ、困惑していただけだ。
撫ぜられるのも、なぞられるのも 触れられるのも、擦りあわせられるのも 先ほどニコラが頭を撫でてくれたのと 何が違うのか、わからない。
ニコラは、たまに目をつつこうとするし >>438実際ノックスは怪我をしたりもしたけれど それはただ、大きな犬がじゃれているだけだったから。
フィリップの行為自体も、少し変わった遊びだったなと、そんな感想が残るくらい。 見られたくないものはあったけれど それ以上に、久々に高揚する音を聞いたから
――――いつのまにか、シメオンがいないことに気付く。 トレイルは、文字を綴る]
(452) 2014/11/17(Mon) 01時半頃
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