78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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― 王都中心部 教会 ― [羽のある人型の生き物――まるで天使のような――が、よりにもよって教会に降ってきた。…ともなれば、場所柄騒然となるのは致し方ないだろう。 敬虔な信者の皆さまの手によって、簡素ながら清潔に整えられた寝台へと一人横たえられていた。
顔半分を隠す帯の下、瞳は見えなかったが、身じろぐ様子はどうやら目覚めたらしい。 茫洋とベッドの上に座り込んでいる。]
―――…こわい
[部屋には一人。 高い天井と、白い壁と、閉鎖空間。それはまるで戻ってしまったかのような錯覚を覚える場所。 足首に触れる―――鎖も枷もない。
そのまま、膝を抱えてすんすんと泣き出した。]
(623) 2012/01/30(Mon) 23時頃
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『鬱陶しい』
[己の内から呆れたような声が聞こえる。少女は怯えたように僅かに身を竦ませた]
…もう、ひとりは、いや
『ならば全てを無《零》に還せ。 破滅を導く存在にすら、普く禍を齎す黙示録《アポカリュプス》の執行者として。 役目を終えねば壊れる(しぬ)ことができぬ定め―――諦めろ』
[孤独であれ、孤高であれ―――何者にも情をかけることは罷りならぬと]
エリクのはなしてくれるせかいは、とてもきれいだったんだよ…?
[傍から見れば一人二役の独り言。 少女は、宿命と感情の間で分かたれた己自身に怯える]
(635) 2012/01/30(Mon) 23時頃
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[ビキィ
汚染水が染み、隕石《ニガヨモギ》の開けた大穴を中心として世界の地殻に一本の大きな亀裂が走る。]
『もう遅い』
[地に降りてから、エリクシエルの波動を追うのに夢中で、己に危害のない現状をよく考えることはしなかった。 改めて地上の様子を”視る”]
…………。
[使徒《人形》が啜り泣く]
『お前《我》がやったんだ』
[首を振ることは、できなかった]
(637) 2012/01/30(Mon) 23時半頃
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ラディスラヴァは、カリュクスのノックに気づかない。すんすんとすすり泣く声だけが聞こえる
2012/01/30(Mon) 23時半頃
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/* 恒星様のありがたいおはなしが半分もりかいできないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww あ むらはじまって何かを理解できたと思った感じいっかいもなかったわ。 大丈夫だ問題なかった。wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-214) 2012/01/30(Mon) 23時半頃
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[近づいて尋ねる少年に、ふるりふるりと首を振った。 ぽたぽたとあふれる涙が両目を覆う帯に染みて、あふれて落ちた]
……エリク…
[少年は、エリクシエルじゃないと言い続けた。 伸ばしかけた手が止まり、引き戻される]
いたくないよ… いたいとか、くるしいとか、わたしにはわからない…
[少女には”痛み”が解らない]
(651) 2012/01/31(Tue) 00時頃
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/*
………!?!?!?!?!?!?!? な、なにがおこってるんだ…さっぱりわからん!
みんなこわいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-222) 2012/01/31(Tue) 00時頃
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/* ああ、今日更新しないのか。 てーかダミーころしていいの? てーかどこまで世界をいろいろしちゃっていいの? 自重が過ぎてあれですか、ちょっと足りませんか。 じゃんじゃん破壊してどんどんひびわっていいならガンガン行ってやるだけやって死ぬつもりなんだけd
むずかしいのう。
(-228) 2012/01/31(Tue) 00時頃
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[手に押し付けられたものに、驚いてすすり泣くのを止めた]
…これ なあに?
[しげしげと”視る”…が、よく解らなかった。 するりと両目を覆う帯を解く。 現れるのは、紅と蒼のオッドアイ。 今度は、”見る” 視力は良くないらしく、近くのものを見るのですら凝視している。]
へんなかお!
[泣きぬれた瞳のまま、くすりと微笑った。 それから、少し落ち着いたのか]
あなたは、エリクじゃないのね あなたは、だあれ?
[その昔エリクシエルが存在したころのように、両の宝石のようなオッドアイを向けて、小首をかしげた。]
(681) 2012/01/31(Tue) 00時半頃
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[懐かしい愛称で呼ばれて、両の硝子玉を見張った]
…………ぁ。
[それから一度収まっていた泪が再びぽろぽろと毀れた]
わたしをそう呼んでいたのは、ひとりだけ… エリク…ううん、カリュクス… わすれて、しまったのね わたしのこと、しっているひとはもうだれもいないのね
[それから、びくりと何かを感じたように窓の外へ視線を向けた。 再び眼帯で両目を覆う。 立ち上がる。 窓を開ける。 窓枠に立つ。]
よんでいる いかなくちゃ…
[彼女は―――跳んだ]
(697) 2012/01/31(Tue) 01時頃
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/* 業務連絡。 クラリスがオフっているのでコミットは今夜は揃わないと思うけれど、そろそろダミー襲撃についてを。 わたしは一度会いに行きますが、ダミー殺害についてはやりたい人がいればお任せしたいと思っております。
(*20) 2012/01/31(Tue) 01時頃
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/* 業務連絡応答感謝。 わたしは襲撃方法特に考えてないので、桃乐茜が希望なければ零の華にお任せで。 現場で見ていようと思う予定です。
(*22) 2012/01/31(Tue) 01時半頃
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[教会から飛び立つ。 その三ヵ国国境《ゴールデントライアングル》の方角を上へ、上へ―――太陽を目指して。 その途中で南極星《セレスト》の付近を通り過ぎ、その波動―――同じ創造主《God》から生み出された存在(もの)の気配に、少しだけ止まる]
―――…ぁ
[それは、とても明るい、明るい…少女には、まぶしすぎる星《テュケー》]
(719) 2012/01/31(Tue) 01時半頃
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[太陽を、見上げる]
『創造主《おとうさま》
我は運命の忠実なる使徒。
貴方の使徒《人形》ではないと気づいた貴方は我を封じた。
だが、何者も運命から逃れることはできない
―――例え神であろうともな』
[口元を歪ませ、神の兵器は哂った]
(*23) 2012/01/31(Tue) 01時半頃
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― 三ヵ国国境《ゴールデントライアングル》の少し上空 ―
[ふぁさりと漆黒の翼を羽ばたかせてその場に止まっている間。 その翼は星が散るような輝きを時折零し、この世界では見ることのできない漆黒の宙《そら》のような色を帯びる。
見上げる顔の上半分は、眼帯で覆われたまま。]
創造主《おとうさま》… どうしてわたしを、おつくりになられたの?
[人形のごとく整った唇から、少女はそう漏らした。**]
(740) 2012/01/31(Tue) 02時頃
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[飛ぶ 高く、高く。 太陽まではまだ遠い。 上空で停止
キィイイ…
それは、終末《ハルマゲドン》を語った声と同じようでありながら、酷く取り悲しみを帯びた声]
(808) 2012/01/31(Tue) 08時頃
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『世界は今、無に還ろうとしています
このこえがきこえますか
きこえたなら どうか 信じてください
どうか
どうか
生まれいき還るあなたがたを抱いてきてくれた星…
せかいを、おねがい』
(812) 2012/01/31(Tue) 08時頃
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『どうか せかいを 救ってください』
(813) 2012/01/31(Tue) 08時頃
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[世界のどこまでも届くように、 しかし長く語る時間は与えられていなかった。
耳鳴りのような哀願は、ぷつりと消える
少女は意識の主導権を奪われた。 一度落ちた頭がゆらりとあがる頃
そんなことをしても運命はかわらない、と冷たい声が呟いた**]
(815) 2012/01/31(Tue) 08時頃
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/* さて、あとは暴れるだけだな。
(-266) 2012/01/31(Tue) 16時半頃
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ぴーぴーと五月蠅い人形は黙らせた。
さて、美しき華よ゛素敵゛なショウをはじめようか
[そこには歪んだ笑みを浮かべた人形がいた**]
(*25) 2012/01/31(Tue) 17時頃
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―三ヵ国国境《ゴールデントライアングル》・高度:太陽静止軌道 ―
[哀願するような叫びを世界に撒いた様子とは一変。 口元には、張り付いたような人形の笑みを浮かべた漆黒を背負う天使が浮いている。]
この世界の内天《そら》はまるで猫の額だな。
[いつの間にか消えていた白猫が、不意に現れて人形の肩に坐している]
創造主《おとうさま》―――…
否。
上手く封じて逃れたつもりだったか? 見くびられたものだな。
それほどまでに…あの恒星のいうところのこの星《おんな》と添おうというのか?
―――だが。(>>630)その法則違反を看過してやるわけにはいかないな。
(875) 2012/01/31(Tue) 22時頃
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我は外宇宙《そら》の監督者《エピスコポス》
創世(あの)時も言ったはずだ、太陽《サイモン》。 法則を捻じ曲げれば歪みは外宇宙《そら》をも乱す害となると。 この世界は 存続してはならなかった。
そんなにも執着するというのならばよいだろう ―――汝はこの星《おんな》と共に滅せ。
(876) 2012/01/31(Tue) 22時頃
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[数多の銀河散る外宇宙《そら》孕む漆黒の羽が舞う。 手を掲げる。
そこに現れるは、刀身から柄まで漆黒に染まる、巨大な黒曜の剣。 人形の前で静止している。
その真下にあるは―――世界の根源たる六極の泉《ラキ・ユニヴァー》]
(880) 2012/01/31(Tue) 22時頃
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― 太陽静止軌道上 ―
[人形は慣性の法則から切り離された状態で浮いている。 通り過ぎていく恒星《クラリス》の声に微笑む]
我は我だよ、一等恒星クラリス。
それとも長らく我が容れ物となっていた人形の意識のことかな。 アレなら、そうたたぬ内に消滅するであろうよ。 まったく―――ラキシスの柱として封じられ、世界から忘れ去られ続けた存在《もの》が、世界の滅びを嘆くか理解できぬ。
[漆黒が羽ばたく度に、太陽《サイモン》を外宇宙《そら》の温度の冷気が包む。
それは、太陽《サイモン》を取り巻き結界のようにその力を封じ始める。]
(894) 2012/01/31(Tue) 22時頃
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それは失礼をした。 駄々をこねる子供を宥めすかすのに手間取ったものでね。 仕舞には捩じ伏せてしまったが。
[>>884 頭が固いと言われ、こてりと首を傾げた。]
素敵か。 汝は良いな。実に明快《シンプル》だ。
[灼熱の太陽の傍、涼しい顔で言う。 そして>>886、次の災厄を問われれば―――]
(898) 2012/01/31(Tue) 22時半頃
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第四だ。
今日この日より―――内天《そら》は太陽《サイモン》をはじめとする月も星も消え失せる。
光を失った世界は原始の闇に包まれるだろう。
(900) 2012/01/31(Tue) 22時半頃
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/* もはや自分でもなにがなんだか。 ただタッグ1でやった世界の観測者を出されると…それを上回る何かひどいことをしなければならない義務感にかられました。えへん。(むねはりっ
(-280) 2012/01/31(Tue) 22時半頃
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総慈愛恋たる生命の具現≪- クローソー -≫か。 久しく耳にしていなかった名だな。
期待に応えることができず残念だが、居場所は知らぬ。 何せ太陽《サイモン》に道連れに月に閉じ込められていたのだ、容赦されたい。
―――だが。 どうであろうな。 あれは生命《イノチ》の声を聴く存在《モノ》であったから。 我らの見ている世界とは、違うものを見ているのやもしれぬ。
(*29) 2012/01/31(Tue) 22時半頃
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[>>901ラディスラヴァが、ラディスと呼んでいた人格が、抑々彼女の二つ目の人格などではなく、元より封じられていた外宇宙《そら》の監督者《エピスコポス》であったことは、少女本人も気づいていなかった。 自覚していたとしても、少女がそれを説明できたかは謎である。
第一宇宙速度で飛来するフレアを避ける素振りも見せない。 秒速7.9kmで迫っていた火球は人形にあたる直前で急停止した]
太陽《サイモン》が此処に居るべきでないように、 一等恒星クラリス、汝もまた此処に居るべき存在ではない。
[漆黒の翼が、その火球を吸いこみ輝きの一つとした]
―――留まるならば…共に滅ぶぞ
[語る声は静か]
(919) 2012/01/31(Tue) 23時頃
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/* 派手だなクラリス! 溜まらん好きだ!
悪役だし、ラヴァの不憫さをしのぐやなやつになるようがんばるお。
(-289) 2012/01/31(Tue) 23時頃
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