167 あの、春の日
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……、私のこと、苦手だったのでしょうか。
[つい、そう口にするのは過去を振り返るマユミ。]
(*20) 2014/03/04(Tue) 01時半頃
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[1年生だったあの日々、 その行動は幼さがはっきりと見て取れる。 だからある意味、この日々こそが後悔の塊でもある。
もっと自由に、もっと素直に、もっと明るく。 そう振舞えていたら、別の高校生活を送れていただろう。
けれど――]
(*21) 2014/03/04(Tue) 01時半頃
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[ポケットの中の封筒。 そしてこれから綴るであろう、――。
この先を知る自らの行動を、夢とはいえ、覆す。 本当に、できるのだろうか――?]
(*23) 2014/03/04(Tue) 01時半頃
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……、あ
[聞こえたハルカの声>>*22には、紙の擦れる音が混じる。 その言葉を聞いてふと、口元に笑みが浮かんだ。]
私、シーシャ先輩のことって…… 言いませんでしたよ?
当たり、ですけれどね。
[告げるのは10年前のマユミは言えなかった、そんな言葉。]
(*24) 2014/03/04(Tue) 01時半頃
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ハルカ先輩はシーシャ先輩のこと、よくわかっていらっしゃいますよね。 ああいう関係、いいなと思っていました。
[彼と彼女の間に、独特の空気感があった。 腐れ縁、そんな関係を男性と築くことができなかった自らには、とてもまぶしかったことを記憶している。]
(*25) 2014/03/04(Tue) 01時半頃
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はい、そうさせていただきます。 楽しみにしておりますね。
[卒業生。言葉の滲みが塗り重ねられたように強くなるのを感じました>>163。だから貴女は頷いて、近々美術室を尋ねようと心の中で決意します。 離れていく背中をこっそりと伺った黒眼は暫しの後、また廊下を歩き始めました。
そう、直接作品を見たことはそれまでなかったのです。 何で見たかのかと言うと、新聞部の発行している新聞で――]
(167) 2014/03/04(Tue) 01時半頃
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……ああ!
[急に大きな声をあげて。貴女らしくありませんね? 青いカーディガンのポケットに、指先を潜らせます。 忍ばせていた空色の封筒を引っ張り出して開けば、その中には]
すっかり忘れていました。
[写真が一枚。被写体は、――。 いつか隣の席で見せてもらったときに、ノートの隙間に挟まったそれを、返さなければと思っていたのですね。 折角先ほどその機会が巡ってきたというのに、貴女は忘れてしまっていました。]
ごめんなさい、―― ルーカスくん。
[また廊下で一人、そんな独り言を呟いているのです。 写真を目の前にかざすように持ち、黒眼を細めて**]
(168) 2014/03/04(Tue) 02時頃
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[やや渋く聞こえた声音>>*26に関して、 それ以上言及することはせず。 シーシャの印象については、少しばかり考え込み]
……ええ、確かに印象はあまり、変わっていませんでした。 変わらずいらっしゃったんだなと、私は思っておりましたが……
[何もしてやれなかった。 その言葉の意味を、汲み取る。 何しろそれが、今の自らの職業でもあるのだから。]
変えて、さしあげたかったのですね。
――あなたの、手で。
[その意味が、どんな感情からくるものなのか。 生徒に問題を出すときに、「あなたがたなら、どう考えますか」まずはそう問いかける。 自らもどう考えるか、既に答えは導けたけれど、それが正解かどうかはハルカに採点を求むことでしかわからない。
その採点を求むことを、自らは実行できない。]
(*29) 2014/03/04(Tue) 02時頃
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いいえ。 ハルカ先輩は、お優しい方です。
[彼女の声>>*28にきっぱりと答え首を振る。 自らが導き出した、ハルカの中にあるだろう感情の名が正解でも不正解でも、それが後悔していることなのなら、こんなに優しい人はいない。そう思う。]
……成せますよ、必ず。 そうですよね、先輩。
[それはまた自らに向けても。 声は彼女と、自らのものしか響かない。だから せめて明るく、エールを**]
(*30) 2014/03/04(Tue) 02時頃
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/* どうするかなーと思っていたけど振ったぞ!振った! ルーカスくんが素敵なこと言ってくれるから!
全員にこれから順次振っていくつもりだけど、メインはあなたです。かくごしろー!
(-59) 2014/03/04(Tue) 02時頃
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[ポケットに写真を再び仕舞った頃、ゴロウ先輩>>186とマドカさん>>189の姿が見えたでしょうか。 貴女は表情を綻ばせ、二人へと近づきます。]
おはようございます、ゴロウ先輩、マドカさん。
……よかった、すれ違うところでした。 今からお二人は、お食事へ?
[鳴いているの意味が違う意味で捉えられたことは知らず>>189、マドカさんとも会えましたし同行を願い出ようとしたのでしょうね。 しかし問いかけの後言葉は続かず、黒眼はマドカさんと、そしてゴロウ先輩とを交互に見つめます。 ゴロウ先輩を見る視線はほんの少し、不思議そうに瞬くおまけがついていましたが]
……あ、……
[ふと、唇は何か思い出しように開きます。 そうです、ゴロウ先輩の顔を見て思い出したのは、追い出しコンパ――所謂追いコンの準備のことでした。]
(208) 2014/03/04(Tue) 22時頃
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ゴロウ先輩……やはり、眼鏡じゃなかったですよね。
[思わずまじまじと見つめてしまったのは、そのせい。]
(*33) 2014/03/04(Tue) 22時頃
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―― 廊下で一人佇む間に ――
[未来を変えよう>>*32 そう言ったハルカの声に、とても励まされる。]
私は、自分で行ったことをやり直したいだけなのです。 本当に、我侭なことですし……
ああ、でも、先輩にも、関係あることなのですよ?
[正確には、この寮に残っている生徒全てに関してだ。 ほんの些細のことだけれど、ずっと引っかかっていたこと。 忘れられていればいい、そう考えたけれどやはり、自らが忘れられないかぎり永久に何も解決しないこと。]
ええ、変えてみましょう。 それが夢に消えても、きっと……
[そこにもう後悔はないだろう。そう、思うのだ*]
(*34) 2014/03/04(Tue) 22時半頃
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[マドカさんの小さな身体が元気よく飛びついてきます>>212。 それを受け入れて抱きとめる貴女は、いつもその穏やかな笑みを浮かべていたのでしょう。 しかしいつもよりその力は強いように感じます。]
……泣かされて? い、いいえ!ルーカスくんには伝言をお願いしただけですよ。 ただその、私の、……お腹が……
[ルーカスさんが意地悪だとは、貴女は思わないのでしょうね。とんでもないと細かく多く首を振れば、黒髪がさらと揺れました。お腹のくだりは恥ずかしかったのでしょう、少し小さな声になってしまいましたが。]
いえ、そうではなくて。 ゴロウ先輩はいつも通りですよ。
[誤解を与えぬよう、けれど追いコンのとをばらさぬよう。果たしてどうこの気持ちを伝えるべきか、悩んでいるようです。 ゴロウ先輩の顔については多少――思うところはあるようですが、それよりも今は]
(218) 2014/03/04(Tue) 23時頃
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お二人とも、これからご飯でしたら ご一緒してもかまいませんか?
[もしかしたらもう、朝ごはんというには遅い時間かもしれませんね。 ですが貴女は、泣き続ける腹の虫には勝てないようです。 共に食堂へ行くことを宣言しました。
どうやら追いコンのことを失念しているようにも見えるマドカさんとも、先輩方をどう労うか話しておきたいという気持ちもあります。]
今日のようなお天気の日は屋内でも清清しくて良いですね。 外を眺めながらの朝食も、楽しそうです。
[そうして追い立てるようにして、食堂へと向かいました。]
(220) 2014/03/04(Tue) 23時頃
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/* うー、眼鏡似合うと思いますよってゴロウ先輩に言いたい
(-67) 2014/03/04(Tue) 23時半頃
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ゴロウ先輩。 あの……つかぬ事をお聞きいたしますが 視力は、おいくつですか?
[挨拶を返してくれたゴロウ先輩>>222へ、移動の間に声をかけました。 なんの脈略もない問いは、軽やかな調子で紡がれたものです。 しかし問うた後にはっとして]
―― すみません、お気になさらないでくださいね。
[なんでもないと手を振って、切り上げてしまいました。]
(229) 2014/03/04(Tue) 23時半頃
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―― 食堂 ――
おはようございます。
[その後食堂へとたどり着けば、そこに幾人の方がいらっしゃったでしょうか。 挨拶をした後に、貴女が食べようと選んだのは、親子丼でした。朝から、少々重いように思いますが……。
親子丼を選んだ後、出来上がりを待つ間の貴女は少々忙しく辺りを見渡していましたね。そこに誰かの姿を探すように。 ですがその姿がなければ諦めて、親子丼の完成を待ちました。]
(235) 2014/03/04(Tue) 23時半頃
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マドカさん、鳥団子で雑炊……とは? とても美味しそうです。
[廊下では前に進んでいた>>234マドカさんに聞きそびれていましたね。空腹もあいまって思わずそう問いかけます。 彼女は何のメニューを選ぶでしょうか?それも楽しげに黒眼は眺めています。]
(238) 2014/03/04(Tue) 23時半頃
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/* ひっ なんかすれ違いすぎてて申し訳ないです
(-71) 2014/03/05(Wed) 00時頃
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もしかして、ゴロウ先輩がお鍋をお作りに?
[提案の話し>>236を思い出し、今度はゴロウ先輩へと問いましたが、彼は近くにいたでしょうか。 貴女は自炊の練習はしていませんでしたね、声音に尊敬する色が残ります。
視力の話しについては>>237、ゴロウ先輩の返答に曖昧な笑みを見せただけです。ですから、彼が息を吐いたことにも気がつくことはなかったのです。]
(242) 2014/03/05(Wed) 00時頃
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/* ……桃村じゃなかったよね(こんわく)
いや!有りだけど!何かこう矢印の向かう方向がありすぎてわからない!どういうことだ!
(-72) 2014/03/05(Wed) 00時頃
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