193 古参がゆるゆるRPする村
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[声を聞きつけた看護婦がやってきて、事情を教えてくれた。 赴任先の病院へ行く途中、馬車が横転したらしい。 ならばいったい、あの病院はなんだったのだろう。
ベッドサイドには”ピーターパン”の絵本が一冊。 夢の中でみたものと全く同じ。
看護婦に尋ねると、いつの間にかベッドサイドにあったと言う。 誰か見舞いにもってきたのでは?と]
(59) azubu 2014/09/22(Mon) 00時頃
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[ともかく夢の事を書き記す。 皆無事に退院できたのだろうか。 転院したものは良くなっているのだろうか。 願わくば、命とりとめ健やかに暮らしていて欲しい。
職員たちは変わらず暮らしているのだろうか。 病院を出て、後悔していないだろうか。 願わくば、前向きに幸せに暮らしていてほしい。
患者達のみならず、夢で覚えた治療法も書き記す。 数時間後、連絡を受け駆けつけた妻に散々叱られる事になるのは――まぁ、仕方のない事だ*]
(60) azubu 2014/09/22(Mon) 00時頃
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― 翌日 ―
[サイラスの口添えがあったおかげか、>>51 いくつかの検査で良い結果が出れば退院許可が下りる、 と言う事を別の医師から聞かされた。
サイラスは休暇だそうだ。
少年は鮮朱の瞳を柔らかく細めて微笑み、頷いた。 病室を出て行く医師の背中を見送る]
[そして窓を開け放つ。緩い海風がカーテンの陰影を膨らませる]
(61) snow03 2014/09/22(Mon) 00時頃
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[二階の病室から飛び降りた]
[階下の部屋が何なのかは気にしていない。 海が見えなかった部屋を脱走し、てってけと浜を目指す]
(62) snow03 2014/09/22(Mon) 00時半頃
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[思い知るのは、 海から来たのだから、帰る先も海だということ]
(*18) snow03 2014/09/22(Mon) 00時半頃
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― 海岸 ―
[両手の親指と人差し指で四角い枠を作る。 切り取った視界に、その先が浮かび上がった。
陸地と繋がる長い橋 ――海に踏み出した位置で寸断され、
まるで上に載る建物のために誂えたような島の形 ――波と瓦礫に揉まれて見る影もない。
かつて隆盛を誇ったオペラハウス ――今は客足遠退いたが故に孤立者はそう多くなく、
けれど、災禍の内に悲劇を流し込む。]
(63) snow03 2014/09/22(Mon) 00時半頃
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[脇に手挟むスケッチブック。色鉛筆は置いてきた。 それから、病院着のポケットの中に大量のメモ用紙。 剥がして裏に落書きしまくったものばかり。
最後の一枚は、栗色の髪の女の子。 本当は自分より年上で、ちゃんとした大人なのだけど 少年にとってはやっぱり女子や女性でなく『女の子』だ]
(64) snow03 2014/09/22(Mon) 00時半頃
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[記憶に浮かぶありのままを残そうとした。 その結果、方向を定めずに描いた、歳よりも若干の童顔は 怒っているのか、拗ねているのか、泣いているのか、 照れているのか、呆れてるのか笑ってるのか、
無色で万色の表情。
眺めて柔い苦笑。]
(65) snow03 2014/09/22(Mon) 00時半頃
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[潮風が強く吹いて、その中に指を緩めると 大量の紙片が巻き上げられて空に散った。
遠くに溶け消えるまで見上げている。]
(66) snow03 2014/09/22(Mon) 00時半頃
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色を置いたら消えない
[スマートフォンに文字を入力すると、 浜辺の濡れない場所に置いた。
設定を変更する画面を見付けたので 投稿者の名前は『Ketu』になっている、 ――これは正直、結構勇気が要った事を付記しておく]
ありがと。さよなら
(*19) snow03 2014/09/22(Mon) 00時半頃
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[波打ち際から歩きだした。冷たい水に足が浸かる。 膝下くらいまで水面が来た所で、その先に抵抗を感じ取る。 柔らかくて見えない壁があるみたいだった。
両手を祈る形で目を閉じた]
(67) snow03 2014/09/22(Mon) 00時半頃
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[それは機械の端末を介さない紅い思念。]
――今から帰るよ、
[彼女が待ってくれていると期待をしている、 ミルフィが問うた意味に答えるならば、 それが自分の希望だった。]
そこに帰るよ、聴こえる?
待ってて、
[大切に、大切に名前を呼ぶ]
(*20) snow03 2014/09/22(Mon) 00時半頃
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――天国――
あー、ようやくいたいた、広いなーここ。
[よくよく考えてみると、死んで天国に来た人がみんな居る場所だとしたら、生半可な広さではすぐに過密人口になりそうだ。 広い天国を歩き回って、やっと一人の天使を見つけた。 しかも綺麗なおねーさんだ。ラッキー。]
あのさ、お願い? 質問? があるんだけど。
(68) mmsk 2014/09/22(Mon) 00時半頃
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[少年の姿が足元から溶けた。 童話に喩えられた因果のように、海の泡。
海は初めから何者もなかったように、 ぱしゃり、ぱしゃりと
水の音がする**]
(69) snow03 2014/09/22(Mon) 01時頃
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/* ふう、できたできた。脳内映像割と早期からあった割に 文章化がやたら面倒だったわ
[ごろんちょ] */
(-391) snow03 2014/09/22(Mon) 01時頃
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僕も、天使になれたりしない? 僕さ、一人の天使に地上で会って、その人にここまで連れてきてもらえたんだけど。 そうやって降りられるんなら、また逢いたい人がいる、んだ。
[天使は渋い顔をしていた。死者が生者に会いに行く、ということに、快さを感じないらしい。 けれど、それはつまり。]
――降りることは、出来るってことだよね?
[痛いところを突かれた、といった様子に、僕はにっと意地悪な笑みを作って返してやる。]
(70) mmsk 2014/09/22(Mon) 01時頃
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ありがと。それだけでも充分だ。 じゃーね、また別の人にも、聞いてみる。
[約束したから、逢いたい。 いつかあの人がここに来るのを待たなくたっていい。誰かの死ぬのを願わなくていい。 ――あの人にいつかが来ないなんてのは、まだ僕の知ることじゃないけど。 会いに行けるなら、その方がきっといい。
今度は天使カフェになるかもしれないなとあの日のやり取りを思い出せば、思わず笑った**]
(71) mmsk 2014/09/22(Mon) 01時頃
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/* ほんとは天使になって会いに行きたいところだけど、ここの天国の設定が謎すぎたので天使化はしないことにしました……!!
そしてそうぜつにねむい。 またどこか、RP村でお会い出来ましたら!!
(-392) mmsk 2014/09/22(Mon) 01時頃
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/* 惚れるなと念じておいてこの仕打ち。
(-393) Ellie 2014/09/22(Mon) 01時頃
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/* エピだけ落ときったら倒れそう… むむむ
(-394) 10347 2014/09/22(Mon) 01時頃
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/* >>-393 惚れさせちゃえば問題なくね?(そうか?) */
(-395) snow03 2014/09/22(Mon) 01時半頃
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/* >>-393 まったく悪い男だよね
(-396) azubu 2014/09/22(Mon) 01時半頃
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/* おつかれさまでしたー
(-397) LittleCrown 2014/09/22(Mon) 01時半頃
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―そして時が経ち、再び夢の中―
[そこは赤い花咲く空間だった。 懐かしい声で名を呼ばれ、振り向く]
父さん?
[酒の臭いのしない、優しい父の姿がそこにあった。 そして、その傍らによりそう若い女が一人。 初めてみる顔なのに、なぜか懐かしい。 お前の母なのだ、と父は言う]
ほんとうに?
[ほんとうだ、と父は微笑む。 『いい女だろう?』と付け加えて]
(72) azubu 2014/09/22(Mon) 01時半頃
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ごめんなさい。
[真っ先にでた言葉は詫びだった。 自分の命と引き換えに子を産んだ母への。 子と引き換えに愛する女を失った父への。
母は少し困ったような顔をする。 父は少し悔しそうな顔をした。
そして、違うのだ、と父は言う。 お前は望まれて生まれてきたのだと]
(73) azubu 2014/09/22(Mon) 01時半頃
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[詫びるのは俺の方だ、と父は言う。 息子に散々心配をかけ、させなくてもいい苦労をさせた、と。そして、父を置いていった事はなにも気にしなくていい、と]
どうして、それを?
[ずっと気にしていた事だった。 父さん、可愛い天使さんに叱られたの、と母が言う]
もしかして、メアリーに会った? 栗色の髪で、こんな、赤い花を挿した女の子。
[母はにっこりと、父は気まずそうに、微笑む。 伝言は伝わっていたらしい]
(74) azubu 2014/09/22(Mon) 01時半頃
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――ありがとう。 [天を見上げ、そして父母を見つめ、言った]
(75) azubu 2014/09/22(Mon) 01時半頃
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/* ノックス=いけないお兄さん ということだけ把握
(-398) LittleCrown 2014/09/22(Mon) 01時半頃
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[それからしばらく親子で過ごす時を得た。 けれど、それも終わりの時が来た。
遠くの方で妻の声がする。 呼ばれているわ、と母が言う]
もう、いかなきゃ。
[父母は頷く。 泣かすなよ、と父が言う]
わかってるよ。 ――じゃあ。
[頷き返すと世界は白く光って、それから消えた*]
(76) azubu 2014/09/22(Mon) 01時半頃
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/* おうすちーぶん!
(-399) azubu 2014/09/22(Mon) 01時半頃
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