30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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―医務室― [入れ替わりにはっきりと表に現れたのは、またあれを味わいたいという強い欲求。 そして、淫らで恥知らずで貪欲な、この己自身への痺れるほどに甘く心地好い絶望。]
これ、が、僕 なんだ。
[先程頭の中で考えた言葉をもう一度声に出して呟くと、鏡の中の白く可憐な貌に向かって、うっとりと微笑んだ。]
(340) 2010/09/07(Tue) 14時頃
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ロビンは、くすくすと笑いながら医務室を後にした。*
2010/09/07(Tue) 14時頃
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─ 朝/ラルフの部屋>>311>>314 ─
[射し込む光の眩しさにラルフが目蓋を開いた時、部屋にディーンはいなかった。 最初に目に飛び込んでくる白は、残酷なほどの優しさに暴かれ、赦しを乞うほどに甘やかに鳴き続けた夜の果て──濡らしたタオルで身体を拭いあう所までは何とか保っていたものの、最後にラルフは立ち上がれなくなってしまい、ディーン一人に交換してもらったシーツの色。 見慣れた寝台の二段目へいたる梯子に視線を滑らせると、それでも寝台の上段に上がろうとしたラルフを、ディーンが抱きとめた事を思い出す。裸のまま1つのベッドで寝るを、厭うのか?──と問われたなら、側に居るのが怖いと答えただろう。
けれども、腕に抱かれ眠る事になったはずの寝台の上にディーンの肉体は無い。薔薇の香りに混じる、記憶に刻み込まれた彼の肉体の気配だけがラルフをまだ包み込んでいる。]
──……
[くすんだ銀灰の視線だけを巡らせると、枕元には置き手紙。 ラルフは指だけを紙片に伸ばした。見慣れた筆致で書かれたそれ。身体を気遣う言葉と、先に起きる旨とが、昨夜の出来事が夢ではない事を示す。]
(341) 2010/09/07(Tue) 14時半頃
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[ディーンに触れられないラルフの長い前髪は、その蒼白い貌と瞳の色を隠したまま。]
──… Hallelujah(ハレルヤ) ?
嗚呼
[神に背いた事のおそれよりも、慣れた賛美の歌が口をついてでる。 渇いているのは喉とくちびる。水が飲みたいとラルフの身体は欲するけれど、目覚める事で昨夜の残滓を失ってしまう事が惜しくて。 素肌に触れるタオルケットを引き寄せ、裸体を包み込む幻を損なわないよう、昨夜の記憶の海に沈む。注ぎ込む光から目を背ける**。]
(342) 2010/09/07(Tue) 14時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 14時半頃
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― ランドリールーム ―
[ディーンと二人向かったランドリールーム。 ディーンがシーツやらを洗濯機に放り込み洗剤を入れるのを横目で見詰めている。 洗濯を始めるスイッチを押そうとすれば、その手に自分の手をそっと重ね]
……洗濯が終わるまで、隣に居てもいい?
[媚を売る様に、下から見上げ薄く笑う。 ディーンが断らないと判っていて、誘うそれは娼婦の笑み。 重ねた手のその甲をゆるゆると撫ぜながら、指先を絡め取り口元へと誘う。
中指のペンだこへと口接けながら]
僕……ディーンの手、好き……。 図書館で勉強する君を見ながら、いつもあのペンになりたいって思ってたんだ。 君の手に、何時も包まれて……善いなって。
[他の部分とは違う、硬くなったその部分をチロ…と赤い舌が触れる]
(343) 2010/09/07(Tue) 16時頃
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――莫迦だって、笑う?
[ちゅ…と一度吸ってから指を離し、笑う。 見下ろすディーンはどんな顔をしていただろうか。
ふわりと顔だけは清らかに笑んだまま、彼の胸の中に身を寄せて。 胸板に頬を寄せ、嗚呼…と一つ吐息を洩らし]
胸が、どきどきしてる……。 痛いぐらいに早鐘を打って……苦しいんだ、ディーン。
[彼の手を取り、己が胸へと誘う。 シャツ越しにも判る胸の二つの尖り。不意にそこへ手が触れて]
助けて、ディーン――……。
[言葉とは裏腹に、声には酷くなにかを強請る色が混じる。 少年は紫水晶を見上げ、薔薇の吐息を零しながら、眸を*閉じた*]
(344) 2010/09/07(Tue) 16時頃
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ベネットは、ディーンに話の続きを促した。
2010/09/07(Tue) 16時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 16時頃
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/*
ええと、なんという誘惑村。 デフォルトでみんな誘惑しまくるとか
誰がこんな村にした。
(-65) 2010/09/07(Tue) 16時半頃
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/*
あれ、そしてオレが一番最小発言回数だと? オレが最寡黙なのかーーッ!
と思ったらフィルが22回だった。 ああ、フィル先輩らぶ
(-66) 2010/09/07(Tue) 16時半頃
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― ランドリールーム ―
ベネット、どうした?
[伴って入ったランドリールームで、洗濯機のスイッチを押そうとすれば、それを留めるように重ねなれる手。いぶかしむ眼で見下ろす翠は、明と悟れる情欲に濡れた色をしていた。]
嗚呼、先程も謂ったが、それは構わないが……―――
[願いに頷く間に、絡み取られた手は彼の色めいた口元へと運ばれてしまう。 直後中指にチリっと熱を感じ、紫は瞠った後、細くなる。 語るベネットを見詰める紫は、照明の関係か、薄く……―――。]
いや、笑いはしない。
[問いかけと、笑みだけは清らかな相手に向ける表情は、困惑には一歩届かない。 纏う雰囲気で、彼が何を望んでいるのかは、さすがに識れる。 と、胸に寄る温もり、導かれた指先に感じるのは鼓動と胸の蕾が芯を持つ感触。]
(345) 2010/09/07(Tue) 16時半頃
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お前が求めるなら、応えると、約束だったな。
[救いと強請りと、2つは表裏一体のように聴こえる言の葉を受け、眸を閉じるその貌、頬にあいてある片手を添えた。]
まるでマグダラのマリアのようだ……―――
[そしてポツリと、聖人である前は娼婦だったという女の名を紡いだ後、キリスト《神》が祝福を与えるというには艶かしく、唇に唇を*寄せた*]
(346) 2010/09/07(Tue) 16時半頃
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/* >>340 ロビン覚醒ktkr じゃあトニーはまだあんまり目覚めないでおく。
……また今回もすれ違いになりそうだけど。
(-67) 2010/09/07(Tue) 17時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 17時半頃
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― 自室へ ―
[セシル自身は不思議に思っていた。 なぜ、あんな夢をみるのだろう。どうして今自分は部屋にいないのだろう。
部屋でハーモニカをフィリップと探していたはずなのに。
とにかく急いで部屋に戻る。 フィリップの姿がそこにあると信じて…。
だけど、そこには誰もいない。]
――……どっちが、ゆめ?
[ぽろりと漏れる独り言。 フィリップとハーモニカを探していたのが夢なのか。ロビンが陵辱されてたのが夢なのか。
段々と、蒼薔薇に取り込まれていく…。]
(347) 2010/09/07(Tue) 17時半頃
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セシルは、結局そのまま自室で眠り込んだ。
2010/09/07(Tue) 18時頃
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― 朝 ―
[目覚めた彼はどっち側か。ともかく、部屋を出て、食堂へまっすぐ向かった。]
(348) 2010/09/07(Tue) 18時頃
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─ 自室 ─ あ、そうだ。
[トニーの部屋からの帰り、通りかかったセシルの部屋の前に、脱衣所で拾ったハーモニカを置いておいたのだが、 セシルはあれを見つけることができただろうか?]
(349) 2010/09/07(Tue) 18時頃
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―廊下― [薄い笑みを浮かべて、軽い足取りで廊下を自室の方へ進む。 からだのあちこちがまだ痛むけれど、今はそれがとても心地好い。
もし見かけた者がいたとすれば、今日は酷く上機嫌に見えただろう。少なくとも、昨夜倒れた時とは雲泥の差だった。]
(350) 2010/09/07(Tue) 18時頃
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─ 朝 ─ [床の上で目覚めた身体は酷く怠くて、伸びをすれば全身が軋むような気がした。]
…どうなっちまってんだ、いったい。
[頭痛混じりのはっきりしない意識に額を抑えると、まだ少し痛む気がして。 いくつかの仲違いがおかしいと言っていたのはラルフだったか。 なにかがおかしい気がする。己も含めて。 だが、そこから抜け出せぬほどに既に染まりすぎていた。
香る蒼薔薇。ほぅと溜息を付けば、甘い香に痺れる脳髄。 すべて不確かな夢であればいいのに。 それならば、力づくで手に入れることも…]
(351) 2010/09/07(Tue) 18時頃
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セシルは、ドアを開ける時に、何かが当たったのを感じた。
2010/09/07(Tue) 18時頃
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―朝:浴室→ ― [フィリップが浴室を出て行ったのはベネットよりも後で。 穢れてしまった、その言葉には「そんなことないよ。」と 短い言葉を零してベネットの姿を見送った後… 先程まで手解きしていた両の手へと視線を落とす。 其処に残るのは、彼が穢れだと謂った名残と…、…
その後は眠れたのか、眠れなかったのか。
朝になればまた、何時もと同じ姿。 翡翠の色は一見、変わらない。]
(352) 2010/09/07(Tue) 18時半頃
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あ……
あった。
[ドアを開けた時、みつけたのは探していたハーモニカ。 それを手に取り、心底安心した吐息。 今度こそなくさまい、と大事にポケットにいれる。
きっと、今度は用意に蒼薔薇もそれを隠すことはできないだろう。]
(353) 2010/09/07(Tue) 18時半頃
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フィリップは、朝は変わらず、その姿は薔薇園にあって。
2010/09/07(Tue) 18時半頃
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[本当はすぐにでも吹こうと思ったのだけど、 朝なので、控えた。
ただ、あったことはフィリップに伝えたいと思って、またその姿を探すけれど……。]
(354) 2010/09/07(Tue) 18時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 18時半頃
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[窓辺に寄ると、いつもどおり薔薇に水を撒く姿が見える。
キラキラと朝の日差しに輝く水の粒と、鮮やかに咲き誇る花と。 昨夜の饗宴があまりに遠く、けれどもあまりに鮮烈に思い起こされて、 胸に刺さるような罪悪感と裏腹に、蘇るのは脳髄を焼くような強烈な快感と、獣じみたどす黒い衝動。
熱孕み脈打つケダモノを、はぁと息を吐いて宥める。]
(355) 2010/09/07(Tue) 18時半頃
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セシルは、食堂に行って、フィリップが寝てないかどうか探してみる。
2010/09/07(Tue) 18時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 18時半頃
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[フィリップが食堂にはいなくて、肩を落とす。 そう、先日までは、見かけはしたが、食堂の幽霊だということ以外、知らなかったのだ。
だから、今、薔薇園の水をやっているのにも気がつけない。
次は足早にランドリーへと向かった。]
(356) 2010/09/07(Tue) 18時半頃
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―薔薇園― [何時も通りに薔薇に水を撒く姿。 翡翠の色は一見変わらない。 セシルとの触れ合いも、ドナルドへの誘いも、 ベネットへの手解きも全てがなかったかのように 水を撒く姿は何時もの日常の中に溶け込んで。
傍で香る薔薇は、甘く…しかし蒼のものとは違う香。 赤い花を見つめて――…硬質を宿す翡翠が細まる。
後輩の、好きな色。 そして恐らく――…後輩の、嫌いな色。]
(357) 2010/09/07(Tue) 18時半頃
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― ランドリー ―
[>>344>>345>>346 ランドリーに入ろうとした時、いや、むしろ、無造作にそこを開けた時、 偶然にも見かけたのは、ディーンがベネットに口付けるところだった。]
――……ッ
[セシルである彼は、その場面に目を丸くする。]
あ……ごめ……
[小さな謝罪とともに、咄嗟に扉は閉める。 ディーンとベネットは気がついただろうか。
ともかく、閉めたあとは、しばらくドア前で息をついてから、今いたのは確かにディーンとベネットだったと記憶を焼き付けた。
身体の奥底で蒼薔薇は嗤っている…。]
(358) 2010/09/07(Tue) 19時頃
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[自室に戻ったなら着替え一式を出して、鼻歌でも歌い出しかねない勢いで今度は浴室に向かった。
ふと廊下の窓から中庭を見下ろすと、今も満開に咲き乱れる薔薇園で誰かが水を巻いているのが見えた。]
(359) 2010/09/07(Tue) 19時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 19時頃
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/*
フィル先輩らぶ フィル先輩に近寄りたい。
でも、同時に近づいたらゴリ押ししかしない気がする。
いや、フィル先輩が好きで、同時に好きだからフラれるのもいいとか思う。 せつない、でもそれもいい。
(-68) 2010/09/07(Tue) 19時頃
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フィリップは、そっと、今日蕾開いたのだろう淡く咲く一輪に手を伸ばして―――…
2010/09/07(Tue) 19時頃
|
/*
うん、このまますれ違ったまま、会えずに落ちるのもいい。 せつないけどいい。
でも、せつないけど好き。 フィル先輩らぶ 誰かと幸せになってもいい。
見てるだけでもいい。
(-69) 2010/09/07(Tue) 19時頃
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[手を伸ばした先の開いたばかりの花、 緩く握りこむと蕾に戻ることもできずに 一枚花弁を落として手の中に納まって。
更に強く握れば小さな音を立てて。 開いたばかりの薔薇の花弁がひらひらと、散っていく。
茎の部分まで握りこんでしまったのか、 花弁の中に混じる違う赤は棘で傷ついた掌からのもので。
水を遣る手を止めて、翡翠がそれをじっと見つめた。]
(360) 2010/09/07(Tue) 19時頃
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セシルは、フィリップを探して、寮内を歩き回っている。
2010/09/07(Tue) 19時頃
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[裡で、蒼薔薇が笑みを零す。 そう、大事なものを探しまわるセシルに、
どう、それをあきらめさせるかと画策して…。
だから、はじめて、 その時、声をかける。
裡から、裡へ。 蒼薔薇からセシルへ……。]
(361) 2010/09/07(Tue) 19時半頃
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何を探しているの?どうせ手に入らないのに。
[それは、はじめは、心の中の自分の声として…。 でも、繰り返す。 繰り返して、認識させる。
自分の中に異なるものがいる、ということを。]
(362) 2010/09/07(Tue) 19時半頃
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[きらきらと輝く透明な粒と共に舞い落ちる赤、 雫に血の色が混じると花弁の上でくるくると 交じり合って小さくて脆い硝子球のよう。
隻眼の後輩が何を想って薔薇を潰したのか、 真似してみてもそれはわからなかったけれども 散らされた赤い花と血で穢れた出来立ての硝子球はとても]
―――…綺麗…
[だと、思った。]
(363) 2010/09/07(Tue) 19時半頃
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セシルは、ふと立ち止まり、首を傾げていたが、そのうち、頭を押さえて蹲る。
2010/09/07(Tue) 19時半頃
セシルは、だれ・・・・・・と小さく呟いた。
2010/09/07(Tue) 19時半頃
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誰か知りたい?確かなのは君じゃないということ。
[蒼薔薇はくくっと笑い声をあげる。 セシルがいるのは寮の上に向かう階段。 誰かに聞かれるのは嫌だろ、そのまま上に行くよ?と告げて、フラリと立ち上がらせると、そのまま上へ登っていく。 そして、物置同然のそこに入ろうか、と…。]
→屋根裏部屋
(364) 2010/09/07(Tue) 19時半頃
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