22 共犯者
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 20時頃
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―アレクサンデル家― >>70 …。
[森を壊す。そんなオスカーの発言に眉をひそめる。 確かに今の森は狂気の象徴のようにも感じられる。 それでも、今まで自分が育ってきた村…森も含めて、村なのだ。消えてほしくはない。 オスカーが着替え終わるのを居間で待つ。 しばらくしてオスカーが戻ってきてソファで身体を休めるならば、その姿をしばらくは黙って見つめていた]
………。 …ミツカイサマは…なにをしようとしてるんだろう…。 …この村を守るために儀式が必要なら…コレから村が守られなければならないようななにかが起こるのかな…。
(+37) 2010/08/07(Sat) 20時頃
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>>75 いらっしゃい、イアンさん。 ゆっくりしていってくださいね。 …もっとも、この雰囲気じゃあゆっくりも出来ないでしょうけど。
[自分が約束を取りつけた来客があれば、聞こえずともしっかりと挨拶の言葉をかけた]
(+38) 2010/08/07(Sat) 20時頃
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―朝の回想―
>>79 [マーゴの死亡を知る前。 ヘクターがマーゴがいなくなったという情報を村にもたらす。 しかし、その情報に、かすかな違和感を覚える]
…襲われた…?
[彼は自らが襲われたという。しかし、彼はかすり傷を受けただけ。ソレがひっかかる。 襲われた自分だからわかるのかも知れないが、ミツカイサマの力は凄まじいものがある。 ソレこそ、「マーゴが突然消えた」のがミツカイサマのせいならば、わざわざそのあと、ヘクターを傷つける必要は無いはずだ。 ミツカイサマの速さならば、ソレは可能なはず。 マーゴが連れ去られそうになった所を発見し、救出しようとした結果傷を負ったのならわかる。 しかしそうではない。 全てがミツカイサマの仕業ならば、わざわざマーゴを消したあと、生贄にするでも、気絶させるためにでもなく、ただヘクターを襲ったということになる。 …彼をひるませるため? いや、ひるませずとも逃げ切れるはずだ。 ならば何故…?]
(+39) 2010/08/07(Sat) 20時頃
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…いえ…でも…もし…。
[マーゴを連れ去ったあと、追撃を抑制するために襲ったのだとしたら…。 …しかし、わざわざ生贄を奪還されるかも知れない可能性を作るとは思えない…。 それらの可能性を全て組み合わせると…]
…一人がマーゴをさらって…一人が追撃者になりうる者を威嚇した…?
[一人目がマーゴをさらい、後続のものが追撃者を威嚇する。 そんな構図が脳裏に浮かんだ]
…ミツカイサマは…一人じゃないの…?
―回想終了―
(+40) 2010/08/07(Sat) 20時頃
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―アレクサンデル家―
>>87
オス…カー…。
[オスカーの言葉に、記者はあせりの色を浮かべる。 ソレと同じようにホリーもまた、オスカーの言葉に恐怖を覚えずにはいられなかった。 …そのせいだろうか、記者の『焦り』が、今彼が口にしている理由以外の所に本命があることに、ホリーが気づくことはなかった。 …果たして彼が守りたいのは、森か…村か…ミツカイサマか…]
(+41) 2010/08/07(Sat) 20時頃
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>>91 >>98 [ひどく悲しい目をする片割れ。 そして記者の言葉。 ホリーは自分の胸の内にある思いが悲しみなのかなんなのか、わからなくなってきていた]
私のことを思ってくれるのは嬉しい…。 …でも、オスカー…それでも…そのためにオスカーが傷つくなら…。
[自分の事を思う彼の行動に対する喜び。 そのために誰かを彼が手にかけることに対する悲しみ…。 無事に祭を切り抜け、生きて欲しいという思い。 そして、生きて欲しいと思う反面…こちらに…自分の傍に来て欲しいという願い…。 そのいずれもが、間違いなく自分の中にあった]
(+42) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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>>102 !?
[つれていってくれないか…。 そんな弟の言葉。 ソレまでの、自分の存在に(当然ながら)まったく気づいていないことを証明するかのような彼の言葉に、少なからずショックを受けていたのだが…それらが、そのひとことで一気に消し飛ぶ。 自分の心の内…その一部が…こちらに来て欲しいというほの暗い願いが…彼にも通じた気がして]
…ッ。 …ダメ…。 …それでも…。 …あぁ…でも…オスカー…。
(+43) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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生きていて欲しい…でも、また一緒に二人でいたい…。 …私は、オスカーの生を祈るべきなの…? …それとも、彼との再会を願うべきなの…?
[再会を願う…ソレはオスカーの死を願うこと。 ソレが許されるのだろうか…ソレならば…そんな思いが、胸の中に芽生えていた]
(-98) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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>>121 [片割れの決意の言葉が、そんな芽生えた思いを少しずつ、大きくしてしまう]
…私は…この思いに身をゆだねていいの…? …ううん…ダメ…それは…ダメ…。 ダメなのに…。
(-99) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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―interlude―
イアンが書き記した原稿の一部は、アレクサンデル家に宛がわれた客室の机の上にあった。
そこには、3日目までの「祭」の詳細が記されている。ただし、イアンがオスカーに告げた通り、「祭」で命を落とした人間や、殺戮に手を下した人間の名前や、その身元が分かるような記載だけは省略されていた。
そして、村長夫妻が遺した、この村の「伝承」の草稿もその隣に置いてあった。
最初にそれを手にするのは、一体誰であろうか?
そして、その原稿の行方は、何処になるのであろうか?
その続きは、未だ夜の霧の中――…
(#2) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 20時半頃
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>>131 ヘクターさん…。
[ミッシェルの言葉に、ヘクターがもたらした情報を照らし合わせる]
なら…あの情報は嘘…? …自作自演ってこと…?
[自分はヘクターに襲われた…そういうことなのだろうか…しかし]
…なんだろう…それだけじゃ…ない気がする…。
(+44) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 20時半頃
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>>134 オスカー!
[ミッシェルの話を聞いてはじけるようにかけだしたオスかーのあとを追う。 そして、彼が手にしているものを目にすれば、ソレが何を意味するのかは自然と察することが出来た。 今までならば、無茶をしないで欲しい。生き残って欲しいと願っていた場面だ。 だが…]
…今の私には…それを口にする資格はないよね…。
[彼の死を…心の片隅で…しかし、確実に願っている自分がいる。 何処か悲しいような、自嘲するような笑みを浮かべたあと]
……。
[ホリーは無言で手をくみ、祈りをささげた。 彼の無事を願ったわけではない。 彼の死を願ったわけではない。 神に祈ったのでもない。 ただ…漠然と、祈るという行為を、しばらくの間続けていた]
(+45) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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─ 礼拝堂 ─
[しばし後、テッドが戻ってきた。が、テーブルにはつかず、手を挙げて出口に向かっていった。]
帰るの、テッド? 気をつけてね。
[手を振り返しながら、声をかけた。]
──もう少ししたら、みんなまた、森に行かなきゃいけないんだね。 ヴェス、話を聞いてくれてありがとう。
(217) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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―回想 泉―
>>163 [片割れが家を出たなら、ミッシェルとイアンにぺこりと頭を下げたあと、自分もオスカーの後を追う。 そして昨日と同じように泉の傍らでオスカーが身体を休めるのなら、複雑な思いを胸に抱いたまま、オスカーの隣に座っていた]
(+46) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 20時半頃
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……あ、そうだ。
さっきヴェスはおいらに、「ミツカイサマ」の事は嫌いかって、そう聞いてなかった?
……嫌いでいる方が、いいのかもしれない。もしも、やり直すには遅すぎるのなら。 でも──
もしも、「ミツカイサマ」が自分の好きな人、大事な人だったなら? ヴェスはそんな意味で聞いたの?
[青年の顔をじっと*見つめた。*]
(218) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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―夜 森の中―
>>199 [あのあと、ホリーはずっとオスかー後書くに板のだろうか? あるいは、他の誰かと会ったりもしたかも知れない。 ――夜。 暗い闇に満ちた森の中で、オスかーは彼と対峙していた]
…ヘクターさん…。
[彼を捉える片割れの銃口。 瞬きをした次の瞬間、どちらかの命の炎が消えているかも知れない状況下で、ホリーの心は、片割れの生死のどちらを願うべきなのか選びきれずにいた]
(+47) 2010/08/07(Sat) 20時半頃
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― 自宅 ― [手元にできる影で作業に支障を来たす頃、日が傾きかけ再び鐘の鳴る時間が近づいていることに気付く。]
もう、こんな時間…。結局完成しませんでしたね…。 お金もらっちゃったからには最後までやりたいんだけど…。
[戻ってこられる保証はないし作業を引き継げる人もいない。]
…その時はそのときってことにしておきましょう。
[作業を途中で中断し身支度を整えると広場へと向かいます。]
(219) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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>>205 …!!
[オスカーとヘクターの間に緊迫した空気が流れ、ヘクターのその腕が、片割れを狩ろうとうなりをあげた]
だめぇ!!!
[気がつくと、オスカーの横を通り抜け、ヘクターの身体にむかって両腕を力いっぱい突きだした。 …もちろん、確かな手ごたえなどない。 仮に自分が生身でも、ヘクターを突き飛ばせるとは思えない。 だが…どういう分けか、ほんの一瞬、ヘクターに隙が生じ、次の瞬間]
…!?
[…銃声が…森の中にこだました]
(+48) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 21時頃
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>>207 …え?
[響く咆哮。 ひるんだヘクターを、オスカーが放った弾丸が貫いたようだ。 不意に生まれたヘクターの隙…それが『誰か』の声が引き起こしたものなのか…はたまた、自分の仕業なのか…あるいは、それらいくつもの事象や思いが重なって起きたことなのかは、ホリーの知るところではない]
(+49) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 21時頃
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うん、いつでも逢える
[私の魂は赤い月に繋がった鎖で、常夜の国の奥深く この手、この足、この首に 鎖が繋がり、動かないから 私はここから、動く事はない だからこそ、彼女がいるかぎり]
大事なのが何か…――――
私の一番大事な物は…――――
[ああ、大事な物はなんだったか 一番欲しかった物は、手に入らなかった気がする だからこそか、今この腕が、彼女を離さないのは]
(+50) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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[彼女が私を見てくれるなら 私の輪郭は、彼女のためにのみ存在し 彼女が私の手を取るのなら 私の体温は、彼女のためにのみ産まれる
そう、私の魂は、私の存在は 私を求む者のためだけに、人の形を残すから 今は、貴女だけのために]
マーゴ 上手だな 良い声だ
[彼女の瞳の奥にある、深い深い闇の奥 私の瞳が、一度そこを覗いたなら そのまま、吸い込まれちゃうような気もする 胸の奥から、喉を通り、口から出る言葉が その吸引力を感じ、どくんと脈打つ
いいんだ、構わない、どうなろうと 私は今、私を必要とする人のためにいるんだから]
(+51) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 21時頃
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―夜・親方の家→広場―
[教会から一度、親方の家に戻る。 ――今迄持っていっていたのは鉈だった。 人を殺すこともできるけれど、実際人に振るうには不向きな道具。
今、選ぶのはそうではない。 獣を、人を、殺すための道具。 銃ではない。槍でもない。 時代錯誤かもしれないが、なぜか昔からある、一振りの剣]
これ、あんまし練習してないけどなあ……
[それでも――殺すつもりなのだから、こちらにするべきだろうと。 鈍い光を放つ刃を、鞘に収めて腰に下げた。
親方には何も言わないまま、広場へと向かって]
(220) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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―夜・広場― [いつもと広場の空気が違う。 それはみんなの不安のせいか、オスカーと若者が放つ殺意のせいか。
ミッシェルや、トニー、ヴェスパタインがやってきても、軽く手をあげて挨拶をするだけ。 目当てはただ一人。 それがやってきたとき、剣の柄に手をかける。 オスカーとヘクターのやり取りを、ただヘクターを睨みながら聞いていた]
(221) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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―真昼の森>>216― [ 口接けを求めるが如くに口唇を尖らせ、ふっとイアンに息を吹きかける。 触れていないのに体温が伝わる距離、僅かな動作でさえ空気がその振動を皮膚に伝える。 するりと手が滑り込み、換えたばかりのシャツのボタンをわざと見せ付けるようにゆっくりと外していった。]
何故抗う?
[ 「それ」は彼の内心の抵抗を見抜いたかのように嘲笑った。]
(222) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 21時頃
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/* 777PTの独り言を崩してでも言おう。
この村の艶っぽい部分はヴェスパタインでまかなわれていますと!
いいなあ。
(-100) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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/*
テッドに色気?
期待するだけ無駄だそんなもの。
(-101) 2010/08/07(Sat) 21時頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 21時頃
|
/*
あのままばとるーに突入しても良かったが、ミッシェルやトニーがおいてけぼりにされそうな恐怖が……
どーすっかなー
(-102) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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―午後・礼拝堂>>217―
いいえ、こちらこそ。ご馳走様でした。 とてもおいしかったです。 ブルーノ司祭によろしくお伝え下さい。
[ うっすらと目を細めて笑いかける。 と、トニーに問われ>>218、その微笑がふっと翳った。]
……そうですね。 もし……もし、あなたの好きな人が友達を殺め傷つけた人なら……
いえ。止めておきましょう。
[ ゆるゆると首を振り、自分で打ち消した。]
(223) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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― 夜・広場 ― [すっかり日も沈んでしまった頃に広場へと姿を見せる。 人数が減ったせいなのか話す声も聞こえず異様な雰囲気が漂っているような気さえしてくる。]
…何か怖いですね。
[広場にいればテッドやオスカー達に声を掛けてはおくでしょう。]
(224) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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−真昼の森>>222−
[「かれ」の唇が触れそうになった瞬間、全身に巡る血が一気に熱くなった。短い声を上げそうになるのを堪えるイアンの口許に息がかかると、さすがに堪えきれなかったのか、掠れた音が喉の奥から出された。
ぷつり、ぷつりと、糸が切れるような音を立ててボタンが外れる。それはまるで、今までイアン自身が纏っていた、理性や「ペルソナ」類が剥がされてゆく心地に似ていた。]
あ……
[やめてくれ。 そう言おうとしたが、その言葉が何故か出ない。 代わりに、シャツと膚の隙間に差し込まれた「かれ」の手を感じて、思わず身を捩った。]
(225) 2010/08/07(Sat) 21時頃
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