30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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― 朝・自室 ―
[覚束無い足取りで部屋に戻ると、床に座り込んで寝ているドナルド>>299を見つけて、 触れようと指先を伸ばす。
だけど伸ばしたその手に先程の白濁が重なって見え、触れる瞬間ぎゅっと。その指先を閉じてしまう]
こんな手じゃ、僕……ドナルドに触れられない。
[じわりと翠に涙が滲む。 欲している人は目の前に居るのに、 触れたくて、触れられたくて仕方がないのに。
自分の精で穢れてしまった手では、触れる事は叶わない――]
(313) 2010/09/07(Tue) 10時頃
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しかし、起こすのは忍びないな。
[不眠を訴えていた彼の眠りを妨げるのは本意でなく。 ふっと誘われるように、月明かりでなく陽光に白く浮かぶ肌、右肩口に唇を寄せ、そこにいつもならつけぬ所有印――まるで紅い薔薇の花弁、を刻んで身を起こし、床に転がったままだったモノクルを拾い上げた。]
― 朝/ランドリールームの方面へ ―
[ラルフの枕元に、彼にとっては見慣れた流麗な筆記体で書かれたメモ――身体の調子を気遣う言葉と、先に起きる旨を告げたもの、を置いて、タオルケットをかけ直してやってから、ディーンの脚はランドリールームへ向かった。 それはひとえに、シーツとタオルケットを先に洗濯するためであったのだが。その後、シャワーを浴びようと思っているので、案外に大荷物ではある。 さて、そのときに誰かとすれ違うことはあるやなしや。]
(314) 2010/09/07(Tue) 10時半頃
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[まるで逃げだすかのように、部屋を飛び出た。 普段の穏やかな様が嘘のように、廊下を走る。
何処へ、という目的はなかった。 ただ、部屋から離れたかった。こんな穢れた自分を見られたくなかった]
……わっ。
[あまりに慌てて走っていたから、大荷物を持つディーンの姿にぎりぎりまで気づけなかった。 気づいた時にはすでにもう、ぶつかる寸前の距離。
小さな悲鳴を一つ、上げた]
(315) 2010/09/07(Tue) 10時半頃
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― 廊下 ―
おいっ、ベネット、あぶなっ……―――
[常よりも反応が遅れてしまったのは、大荷物を抱えていたからか、それとも普段は廊下を走るはずのない人物がそれをしていることに呆けた為か。]
―――……っ!!
[辛うじて上がった悲鳴ごと、彼の人を抱きとめる。 持っていた荷物が床に散乱し、ディーンは蹈鞴を踏み、壁に背を預けることで、己とベネットの2人分の体重を支え]
はっ……大丈夫、か?
[息を吐いて、ベネットの貌を覗き込みながら問いかけた。]
(316) 2010/09/07(Tue) 10時半頃
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[ぶつかる――
そう思った時には、ディーンの腕の中に抱きとめられていた。 痛くない、と恐る恐る眸を開けると覗きこむ紫水晶が見えて]
ディーン……、僕、僕……。
[じわりと浮かぶ涙に、翠が滲む。 彼のシャツをぎゅっと握って、涙声でとぎれとぎれに]
僕、穢れて……しまった……
(317) 2010/09/07(Tue) 11時頃
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うん……―――?
[抱きとめて覗き込めば、まるで朝露に濡れる翠のように潤むベネットの眸。まるで、己が虐めたかのような心境になり、困惑の表情を浮かべる。 しかしとて、服を握られ縋るような様の彼を捨て置いておくことなどできず]
とりあえず、まぁ、落ち着け。 良く判らんが、何かあったのなら、話は聴こう。
[つっと、ペンだこのある中指が、翠の目尻を拭おうと動く。
そのときふっと思うのは、あの後、彼が医務室に戻り、何かあったのではないか?という邪推。 どこまでも、サイラスに対する信用はないようで。 実際ベネットではなかったがロビンに対してそうであったが故、間違いではないのだが。
ディーンのそんな裡を識れば、サイラスはどう思うのだろうか。]
(318) 2010/09/07(Tue) 11時頃
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[ディーンのペンだこのある中指に涙を拭われると、少しだけ心が落ち着いてくる。 こくり、と頷き、それでもその腕の中から離れられずしがみ付いたまま。 うなじに残る鬱血の花弁から、仄かに薔薇の香りが舞う]
ディーンの目には、僕は…僕はどう見える? 穢く、汚れて……いない……?
[精通も性交も、禁忌だと教えられていた少年は、 縋る様な目で肩眼鏡の奥の紫水晶を見上げ尋ねた]
(319) 2010/09/07(Tue) 11時頃
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肩眼鏡ってなんだーーーーー!?
(-62) 2010/09/07(Tue) 11時半頃
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[腕にしがみつく温もりは、先程まで抱いていた者を思い起こさせ。ベネットが頷くことで見えた紅に、「やはりサイラスか!」と勝手に疑惑を深めつつも、やはりラルフの肩口につけたそれを思い出す。]
いや?動作はいつもより落ち着きないが 姿かたちはお前はお前のままだよ。
大体、何を思って穢れていると見る?
[仄かに薫る薔薇の香が、触れあいを促すのか。 目尻を拭った指先は相手の背に回り、幼子をあやすように撫で]
―――……お前の眼に 私が汚れているように視えるなら別だろうが。 視えないのなら、私からもお前が穢れて視えるわけが無かろう。
[神の代わりに、ベネットを赦すような言の葉を紡いだ。]
(320) 2010/09/07(Tue) 11時半頃
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[あやす様に撫でる指が心地よくて、 しがみ付く手から少しだけ力が抜ける。
ディーンが紡ぐ赦しに、ようやくほっとしたのか、吐息を漏らして]
……ディーンは汚くなんか、ないよ。 いつも清廉で、優しくて……綺麗だ。
僕……その……。
[シャワー室での事を思い出し、頬に微かに朱を差して]
神父さまから駄目だと教えられていたのに。 自分の手で、あんな……。
[白濁に塗れた手を思い出し、ぎゅっと痛みを堪えるように眸を閉じた]
(321) 2010/09/07(Tue) 11時半頃
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んっ……―――
[相手の口から漏れる賛美に、ぎゅっと眉間の皺を寄せるのは照れ隠しだ。そして、その言葉が裡においては間違っているからこそ、言葉が紡げない。
妬みも、奢りも、疑いも、恐れも……――― そのような負の感情はいくらでも抱いているのだから。]
嗚呼、なるほど。
一つ、熱心なカトリックでない者の戯言を謂うとしたら 出来るものを溜めておくは逆に身体に佳くないらしいぞ。
[しかし、寄った眉は、ベネットの告解に緩まり、背に当てた手を今度は眼を閉じるその上、頭に置き撫でる。]
私が熱心な教徒でないのは、その辺りが原因でもあるな。 神の教えは時に、緩慢な死、衰退を促している気もしなくもない。
まぁ、最終的に神の御許に召す……というのが目的ならば、 あながち間違えではないのだろうがね。
(322) 2010/09/07(Tue) 11時半頃
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[眸を閉じていたから、彼の眉間に皺が刻まれるのには気付かない。 ただ背中を撫ぜる手や、穏やかな声が心地よくて。 初めての精通に穢れたと思いこんでいる少年には、神の手にも近く感じる。
頭に移動する手が、黒髪を優しく撫でるのを幼い子供の様に見詰めながら]
主の御許に、清らかなまま召すのが……きっと最終的な目的なのだと、思う。 でも……僕はもう、その道を外れてしまった。 どうすればいいんだろう。 ……ディーン。僕は、どうしたら、いいんだろう?
(323) 2010/09/07(Tue) 12時頃
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清らかなまま、か……―――
[少しだけ苦笑を漏らすのは、この世に生きる以上、真っ白ではいられないというのが持論であるから。]
神父やシスターのような生き方のほうが より神の近くには行けるのかもしれないが。 もし、皆がそのような生き方をしないと神の元に行けないのならば、この世は怨霊ばかりになってしまうぞ。
そう悲観的にならずとも、他者からみて人道に外れてなければ、神の御許には行けるだろう。
私の眼からみて、お前は人道に外れているとは思わん。
(324) 2010/09/07(Tue) 12時頃
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[まるで、彼の中の神を己に摩り替えるような背徳感に、密やかな暗い喜びを感じながら、善人の皮をかぶり、穏やかにこの先を滔滔と諭す。その後に、ゆるりと黒髪から手を退け]
そう謂えば、あの後、医務室にベネットは戻ったのか? サイラスにロビンを頼んだのだが……―――
[そして何気ない様子で、探りをいれるのだった。]
(325) 2010/09/07(Tue) 12時頃
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―医務室― [真白いカーテンで区切られた一角、ベッドの上で。 長い睫毛の紗の掛かった、明るい灰色の瞳が開いて、ぼんやりと白い天井を眺めた。 ふと見回すと、窓辺から爽やかな朝の光が差し込み、今朝は医務室も明るく清浄な雰囲気を漂わせていた。 まるで昨夜の淫靡な饗宴が一夜の悪夢に過ぎなかったかような錯覚を与える。]
――ゆ め ……?
[唇を突いて出るのはそんな言葉。……だが。]
(326) 2010/09/07(Tue) 12時頃
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[優しく諭す言葉に、塗り替えられて行く心。 ディーンの言葉は雨の様に、少年の心に降りそそぐ。
見詰める眸に浮かぶ色は、ある種崇拝にも似た、それ]
人の道に外れていないのなら、いいの…? ディーンは……神父さまみたいだ。迷う僕に、いつも答えを呉れる。 僕……ディーンを、信じる……。
[漸くほっとした様に息を吐いて笑みを浮かべる。 黒髪を撫ぜる手にうっとりと翠を細めた]
(327) 2010/09/07(Tue) 12時半頃
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医務室には、行っていないよ。 ディーンこそ、一緒じゃ……なかったの?
[ゆるりと首を振る。 まさか昨晩ロビンを玩具にした饗宴が繰り広げられていたなど夢にも思わず、 素直にそう答えて]
(328) 2010/09/07(Tue) 12時半頃
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[信じる――……その言葉を受けた時の、ディーンの表情は裡を隠すような聖者の微笑に似て。頷きはしないものの、その微笑で、信じれば佳いと促すは、まるで悪魔のよう。]
おや、戻ってないのか……―――
[ベネットを撫でていた手、そのうちの中指をくの字に曲げて、何か考え込むように唇の下に当てる。裡で考えるのは、ベネットの首筋に紅を這わせたのはサイラスでないだろうということと、流石にあれだけ釘をさしていたのだから、ロビンには手を出してないと願う――まだ、小指の爪の先ほどの信用の気持ち、逆に99.9%を占める疑い。ややあって]
流石にサイラスも、 あの状況のロビンを放置するとは思えないのだがね。 あまりに調子が悪いようだったら 麓の診療所まで ロミオ医師を呼んでこようかとも思ったのだが……―――。
まぁ、あの先生だと、若い者は寝とけば治るで終わりそうだが。
[彼の老医師の人柄を思い起こし、溜息を一つ。]
洗濯物を済ませたら、シャワーの前にロビンを見に行くかな。
[そしてベネットに向けるというわけではない、独り語とを一つ。]
(329) 2010/09/07(Tue) 12時半頃
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─ 翌朝・自室 ─
[また、薔薇の夢で目が覚めた。 さほどの疲れはないつもりでいたが、寝床から身を起こす気になれないまま、昨晩の事を思い返す。]
(330) 2010/09/07(Tue) 12時半頃
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[聖者の如し微笑に返すのは、神の慈悲を請う信者の笑み。 微塵も疑いを持つ事もなく、潤む眸はその微笑に嗚呼…と吐息を洩らす。 許された禁忌を想わせる、そんな何処か切なげな吐息を]
ごめん……。 すっかり、わすれていて……。
[撫でていた手を翠が追う。 ロビンを心配する言葉も、なにもかも、まるで夢の世界の言葉の様に耳には届かない。 ただ、中指が彼の唇を撫ぜるしぐさに、とくん、と。 胸が一つなって、初めて知った味をなぜか思い出し、ごくりと喉を鳴らした]
僕も…洗濯手伝うよ。 シャワーも浴びたいし……一緒にいても、いいかな?
[聞えた独り言に、おねだりをする様に言葉を返した]
(331) 2010/09/07(Tue) 13時頃
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……、今日でもいいから、あの二人は傷の手当てをした方がいいんだがな。
[ぼろぼろだったユーリーと、頼まれたからとはいえ、自分が傷を負わせたトニーと。 朝食時にでも、医務室につれていければよいのだが。]
それにしても──、昨夜は俺まで薔薇に中てられちまったのかな。
忌々しい。
[あの時トニーに対して抱いた一瞬の激情。 熱情を誰かに対して感じる事などついぞなかった自分の来し方を思い返すまでもなく、何かがおかしいとしか言い様は*なかった*。]
(332) 2010/09/07(Tue) 13時頃
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やばい、 今久し振りにあいしてるきいたら、うるっときた。
(-63) 2010/09/07(Tue) 13時頃
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いや、私も居れば佳かったのだが、色々事情があったからな。 謝ることではないさ。
[禁忌を思わせる切なげな溜息に、覚える何かから逃げるように身を屈め]
洗濯は、シーツとタオルケットだけなんだがな。 そういえば、今日の洗濯当番はだれだったか…―――
[床に落ちたままだったそれらを拾い上げる。]
――……嗚呼、構わない、が。
[ベネットの願いに応えるのにやや間があったのは、おそらくは禁忌を覚えてしまった身故に漏れる彼の色気からか。流石に、昨夜あれだけしておいて、そもそもの気質からディーンから求めることはないだろうけれど。
けれど、今は薔薇の薫りが強い。 求められれば……―――。]
一先ず、洗濯物を洗濯機に放り込んでくるか。
[しかしながら、そのような裡は見せず、連れ立って*歩き始めた*]
(333) 2010/09/07(Tue) 13時頃
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ディーンは、ベネットに話の続きを促した。
2010/09/07(Tue) 13時頃
ディーンは、ベネットに話の続きを促した。
2010/09/07(Tue) 13時頃
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―医務室― [ゆるゆると半身を起こし、指で唇をなぞる。 口の中には塩辛くい苦味が残り、酷く喉が渇いていた。 唇の端がひりついて、顎の噛み合わせに少し違和感がある。 それに何より。
ベッドの上で膝立ちになり、ズボンと下着を膝まで下ろす。 白い下着にごわごわする汚れと、微かな血の痕を認めた時、ああ、と深い溜息が洩れた。尻肉のあわいを指で探ると、その奥の蕾はぼってりと充血して綻び、貫かれ幾度も抉られた証を残していた。]
(334) 2010/09/07(Tue) 13時半頃
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やっぱり、
そう、なんだ。
(-64) 2010/09/07(Tue) 13時半頃
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[ディーンの腕の中のそれらの端をちょこんと握って、 構わないと言う言葉に子供の様に笑う。
薔薇の香りにも煽られて、眸だけは艶を滲ませたまま。 彼の唇や大きな手。それから胸や腰に落ち、 薄く開いた唇から赤い舌がちらりと顔を覗かせ、乾いた唇を湿らせた]
うん、行こう……。 まずは洗濯物を片づけないと、ね……。
[寄り添うように、隣に並んで歩く。 その姿はまるで娼婦の様でもあり。 此れまでの敬虔な信者としての姿からは遠く*かけ離れていた*]
(335) 2010/09/07(Tue) 13時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 13時半頃
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―医務室― [着衣を整えて起き上がる動作は殆ど自動的。 立ち上がってベッドを出て、ふらふらと洗面台に向かった。
蛇口を捻って勢い良く水を流すと、手と顔を洗ってついでに喉を潤す。 鏡で寝乱れた髪も手ぐしで整え、ネクタイも締め直して――
――うっと手で口を押さえ、嘔吐(えず)いた。]
(336) 2010/09/07(Tue) 13時半頃
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―医務室― [洗面台に覆い被さり、喉からこみ上げてくるものを全部ぶちまけた。 殆ど消化された昨夜の夕食に、白い濁りが混じって吐き出され、それが蛇口からの水に流されて排水溝に消えていく。 肩で息をしながら、ぼうっとそれを眺めていると、全身の皮膚に昨夜の感覚がどっと蘇ってくる。
掴み、撫で擦り、腕を脚を背を這う手指の感触。 口腔に押し込まれた肉塊の質量と、舌や口蓋や喉を圧する硬さとその味。 いっぱいに押し拡げられた蕾と、抉られ続けた内臓の――
胃の中に何も吐くものが無くなって、苦く喉を焼く胃液だけになってもまだ吐き続けて。 俯いて、唾液の糸を唇から垂らして、目を閉じた。]
(337) 2010/09/07(Tue) 13時半頃
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―医務室― [口を手の甲で拭い、改めて鏡の中の己を見詰める。
少女人形めいた端整な顔立ち。 うっすら開いた薄紅色の口唇。 大きな灰色の瞳と、それを縁取る睫毛は、自分でもナルシスティックな感慨を覚えていたと同時に、コンプレックスでもあり……
でも今日はそれがまるで違う、初めて見る顔に見えた。]
(338) 2010/09/07(Tue) 14時頃
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―医務室― [普段の彼であれば、死にたくなるほどの激しい自己嫌悪に陥っていたかも知れない。 だが、薔薇の棘に囚われた者たちの精をたっぷりと受け、更に蒼薔薇そのものから直接薔薇の香気を注ぎ込まれた今となっては。
誰にも弱味を握られたくないという矜持も、強くありたいという自制も全部背後に押し遣られて鈍くなり、彼には遠いものに感じられていた。]
(339) 2010/09/07(Tue) 14時頃
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