162 絶望と後悔と懺悔と
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――何、言ってやがる? 『みんな』って言やあ、俺たち仲間全部のことだろが。
[敵味方に分かれても、そう簡単に情は捨てられやしない]
直円が――死んだ。……そうか。
だが、形見もないって ……誰も、最期にあいつの傍にいてやれなかったのか?
[あの夜に引き裂かれた仲間の死を告げられて、胸の奥がしんと冷えた。 運命を弄ばれた挙句、独り死んでいったのなら それは、あまりに悲し過ぎたから]
(168) 2014/02/12(Wed) 22時頃
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− 城 −
[強襲から3日。 守護部隊や軍人たちはある程度立て直す目処が立っただろうか。 直円は失ったが、守護部隊の2人は未だ手の中にある]
さて、どの程度愉しませてくれるかな。
[直円の死は想定外と言えば想定外であった。 ホリーの祝福を受け、戦闘能力も頭脳戦も問題は無かった。 それが斃れた。 彼は諦めたのだろうか。 吸血鬼として生きる事を、嘗ての仲間を殺す事を。 彼が何を思ったかは兎も角、斃れたのは事実。 心揺るがさず、首を落した者がいたと言う事だ]
(169) 2014/02/12(Wed) 22時頃
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次は案外退かずに潰すまで続ける必要があるかもな。
[再会に心砕けず、突き進んだ者がいる。 大層憎んでくれている隊員達もいる。 今度は完全に潰すまでは退かぬ方が良いかも知れないと 1人窓の外を見つめ、思考に耽っていた]
(170) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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出来るよ。 直お兄ちゃんは帰って来た。 他のみんなも、いずれ。
[刈り取った命をして帰って来たと称す。 歯車は狂い出した。
もう戻れないのは──絢矢も同じ。]
二人──? 支配しているのは始祖吸血鬼だけじゃないの?
[尋ねながら、浮かぶのは漆黒の少女の貌。 直円は彼女に従っているようだった。]
もしかして、もう一人はホリー・ニルヴァーナ?
(171) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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仲間全部……は、ふふ。
周、らしい…。俺のことも、うん。 だから、
[だから周は此処に居るんだろう。 ばかな事を聞いたと項垂れる。]
敵方に、捕まったまま――って。
[嬉しいと思ってくれたことに小さく笑み、言葉の先があるのかと待つ。>>164]
(172) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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[屈辱的な撤退の後檜江隊長不在の穴を埋める話で揉めていた]
だから、私では向いていないだろうそう言うのは。 津久居とかいいだろう、下からも信頼が厚い。 それに若いのも育っている。
[それだけ言い残して会議の和から抜けだした。 その後、>>98サミュエルのことと言われて眉を寄せた]
聖水銀の追加だと? それをして彼を使い捨てる気か。
[本人の話次第だとは思うけれど、 簡単には了承はできる問題では無かった。 もう、手遅れな自分は棚の上にあげてしまって]
サミュエルが、この話を聞いてどう思うか次第。
(173) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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ジャニスは、サミュエルが探せばすぐに捕まる場所にいるだろう。
2014/02/12(Wed) 22時半頃
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/* やばい
俺眠い
涼平来ないから先に動かないとこれは寝落ちてしまう */
(-74) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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明之進は、アヤワスカが直円を手に掛けたなどとは想像できるはずもなく。
2014/02/12(Wed) 22時半頃
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/* つかいきりふいた。もっとしゃべっていいのよ
よし動こう */
(-75) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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― 深夜・屋上の柵に背をつけて ―
[部屋のキャロライナは、きっと心配してくれただろう。 でも、同時に放ってもくれてたと思う。
聖水銀の追加。 それは、もう、自殺行為にもほど近い。
けれど、そこまでの覚悟がなければ、 ホリー・ニルヴァーナは倒せない。 そして、周から託されたことも、 5年前、
マユミからみんなをお願い、と言われたことも]
(174) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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― 城内>>*42 ―
そうね、戯びかもね。
[あまり長居は出来ないと言う言葉に肯いて。]
良いわよ。 そんなに長くはかからないわ。
[そう言って彼女の手を引いて、自分の部屋へと連れて行く。 家畜達には、血酒だけ持ってくれば後は来なくていいとだけ告げていた。]
(*53) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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トルドヴィンは、アヤワスカの名前に見た事があっただろうかと孤児院を思い出した。
2014/02/12(Wed) 22時半頃
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……あぁ、涼平も、城の中に居るよ… どうして来たのかは、俺、知らないけれど。
[サミュエルが死んだ情報は手に入れてないと 告げ。リカルダも無事だと告げる。]
……ねぇ、周。おなか、空いてない? 俺。食べられるものを持ってくる、から。
[その前に。 夜桜に指先を伸ばし、桜花を撫でる。 紅の眸がいま求めるのは、ひとつだけ。]
(175) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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ああ、そうだ。
[>>172零瑠の言葉に頷く]
生きてる以上、俺は俺であることを曲げられねえ。 ――だから、さ。 [目が醒めない方がよかったのかもしれない。 鬼の虜となっても、決して戦いを諦めるつもりはなかったから]
(176) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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貴女も飲む? 15歳の処女の血だから美味しいわよ。
[そんな事を笑顔で告げる。
そうして、グラスに注いだそれを彼女にも勧めながら。]
初陣お疲れ様。 どうだった?
[笑顔のままで、冷たい声で彼女に微笑む。]
昔のお友達、何人か会えたのでしょう?
(*54) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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/*
マユミを見つけたいけれど、それはPL的わがままで、 本当は戦場以外で見つけると駄目な気しかしない。
ロミジュリっぽいのは方向性が違うし
(-76) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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[涼平から、どんな話が聞けたのかによらず、立ち上がる。]
そうだ。 ……僕が寝ている間に、誰か、来た?
[うなされていたために、記憶は朧で。 淡雪のようなひんやりとした心地よさを、>>156 夢現におぼえたような気もするけれど。
その答えも、聞けたかどうか。]
ちょっと出掛けて来ます。
[――多分、涼平はついて来ない方が良い。]
(177) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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[――壁くらいは乗り越えられる、 けれどそれで今騒動を起こしたくは無かった。 遠くからでも、見えればいいと考えたのだけれど]
………、
[時は夜篭り] [月は清か]
[見上げた先に、 人影が見えたような気がして、 傘のふちを下げて、視界を隠し、目蓋を閉じた。
そして、ゆっくりと背を向けた]
(178) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/12(Wed) 22時半頃
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あぁ…そういう意味で、か。 悪いけど俺はアヤに取り戻される気はない。 君を連れて行く気も同じく。
そう。ホリー。知ってるなら話は早い。 俺とマユミ、零瑠は始祖に 柊とリッキィと…直円兄はホリーに鬼にされた。
まぁアヤがどうしたいかは自由だけど ホリーに手を出すなら俺はアヤを殺さなきゃいけない そういう呪いをもらっちゃったんでさ
(179) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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/* ドーピングして死ぬだけだったら、 刺し違えて私も私もとか出るかもしれない。 あと邪気では無いのでそこのとこご注意を。
(-77) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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― 始祖の城 ―
[零にーさんと明にーさんが、ニンゲンを生きたまま連れてきた。
連れてきたのは―――家族だ。
僕はどの面下げて二人に会えばいいのか分からなくて一日、二日―――と時を過ごした後、 三日目にしてようやく零にーさんの部屋のドアを叩いて]
……、いる?
[どうしよう早くも帰りたくなってきた。 もしかしたらいないかもしれないし五つ――いや十数えてドアが開かなかったら帰ろう、よし。 いーち、にー、……さーん、]
(180) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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[畑の手伝いも、 やはりその白い手をみてから、なるべくするな、とスコップをとりあげた。 力仕事や汚れる仕事は男に任せればいいのだと。
それは善かれと思っての行為だったが、マユミがそれで寂しがっているとは思っていない。 そのほうがマユミが喜ぶと、思ったのだ]
――……
[月を見上げる。 風がさあっと吹いて、身を縮めた。
ふと振り返って外をみれば、こんな深夜に出歩いている人がいるのか、丸い傘が見えた。>>178]
――……
[少し、見つめたが、幾度か瞬いただけ]
(181) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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>>173 [その時、兵の一人が、屋上の扉を開けると、手招きで呼ばれたので、その扉から屋内に入っていく]
ジャニスさんが? 呼んでた?
[それを聞けば頷いて、ジャニスを捜しに、階下に降りていった*]
(182) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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/* >>180 かわいい */
(-78) 2014/02/12(Wed) 23時頃
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――涼平まで? クソ、……なんてこった。 [サミュエルやリッキィも、他の皆が無事なのは良かったが――しかし、こともなげに告げられた『人間側』の仲間の凶報に呻いた。
零瑠の虜の自分は兎も角、誰とも知れぬ鬼に囚われた涼平が、どのような扱いを受けているのか知れたものではない。
まさか彼が、半ば裏切る形で明之進の客となっていることなどと知るはずもなく、ただその身を案じる]
(183) 2014/02/12(Wed) 23時頃
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―回想―
[居なくなってしまった直円への反応は皆様々で。 主人の視線も様々に見える。>>*51
零瑠が見せる言動は、計算したものではないけれど、 主人の視線と表情とに、喜びを覚えた。]
…
[武勲を立てたものとして真弓の名が上がり、 零瑠は唇を結び視線を下げる。
が、次いで自分の名が呼ばれ、はい、と明るい声で応えた。]
(*55) 2014/02/12(Wed) 23時頃
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[引かれた手のままに、小袖の矢絣模様の揺れる、 彼女の部屋へと引かれるように着いていく]
……戯び、
[>>*53 彼女のあそびといえば、 大抵は残酷な遊戯だ、ある意味無邪気ともいえるそれ。 >>*54 笑顔を向けられれば、小さく首を傾けた]
その味わいの違いは、 わたしにはまだよくわからないのです。 お父様やお姉様のものが、素晴らしいことはわかるのですけれど。
[わたしの血も美味しいのかしら、 そんな呟きを零して、薦められるに口をつけた。 純血の吸血鬼のように血に酔うことは出来ない]
……姿を見たのは一人です。覚悟の足りぬようでした。
[少女は声音は穏やかなまま、応える]
(*56) 2014/02/12(Wed) 23時頃
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腹か――? いや、確かに随分、飯を食ってない気がするが。
[涼平の身に思いを馳せていたせいで、 問いへの答えは曖昧なものになる。 それを、肯定と捉えたのだろう。
胸元の桜花に悪戯っぽく指先を触れてから、 零瑠は室外へと去った]
(184) 2014/02/12(Wed) 23時頃
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[俯いたまま、リカルダた立ち去るまで其処に居た。 戦いの場。武器も持たず、白い軍服で立ち尽くしていた。 格好の的だというのに、攻撃を受けなかったのは偶然か。
リカルダの謝罪の声>>123がずっと耳に残っていた。]
(185) 2014/02/12(Wed) 23時頃
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[戻り、ジャニスと安吾へ武器を壊したことを報告した。 その時、誰と再会したのかも。
報告の際、涼平と周の姿が見えないと知ったか。 直ぐに探しに行こうとして、結局止められた。
二人と話した内容は一切報告せず、言葉少なげに部屋へと戻った。
軍服を脱ぎ捨て、布団にもぐりこむ。 サミュエルに背を向けるように、布団をかぶって。 彼にだけは、何を話したかぽつぽつと話した。 その時の表情>>131は見えていなかったけれど。]
(186) 2014/02/12(Wed) 23時頃
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[別の褒美とは何だろうか。真弓に視線を投げるものの。 与えられる褒美に喜びを隠せない。
また、あの至福を得られる。
けれど、自分一人の成功ではなかった。 作戦を成功させたのは、明之進も同じ。 この人は全て見ていたのに…。
やや後方に居る彼を振り返り、その視線を主人に向け。 恭しく頭を垂れた。*]
(*57) 2014/02/12(Wed) 23時頃
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[夜。眠れず目を閉じているだけだった。 サミュエルは寝ているのだろうか。 しかし、起きていても何を話せば良いのだろうか。
静かな部屋に、こっそりと扉が開く音が聞こえた。 内からではなく、外から誰かが入ってきた気配。 こんな夜中に入ってくるなんて、心当たりは一人しかいない。
気配は布団にもぐりこんで背中にくっついた>>99。 他者の体温を感じながら、ゆっくりと目を開ける。]
(187) 2014/02/12(Wed) 23時頃
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