30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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今日のとっておきは、スコッチじゃなくそれかい? [奇しくも、あの時内緒で開いた酒宴の続きがここでは開かれて。 回し飲みされるのは、酒ではなく年下の品行方正な優等生。]
いい顔、してるな。 …ブルーノせんせが見たら、どう思われるかねぇ。 [彼に目をかけている生徒指導の教師の名を耳元で囁いた。]
(216) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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[こちらを使えと促すサイラスに頷き、カチャカチャとベルトを緩めていく。 まだ半勃ちのそれで、ぴちゃりと少女めいた薔薇色の頬を叩いた。]
(217) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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―医務室― [ドナルドが現れたことはぼんやりと知覚するも、今は身のうちにあるサイラスを絞り上げて快楽を紡ぐことに夢中で。 小刻みに何度も高みにイきかけてはイけそうでイけずに、腰を振り続けた。
指を差し入れられた指に唇をこじ開けられるのも素直に従い、荒い呼吸の合間にちろちろと指先に舌を這わせる。 彼らから与えられるものが何であれ拒まない――その選択肢は最初から無いのだから。]
(218) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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――夜/薔薇園――
[ユーリィへの呼びかけはルーカスに任せ、膝枕をしたままその状態を観察する。 毎朝毎朝、少年が丁寧に梳かしていた銀髪は無残に乱れ、泥土と草葉の切れ端にまみれていた。 服装は制服ではなかった。少年が最後に見たときの、薄いワンピース様の夜着。あちこちにある破れ目は、何かに引っ掛けたものではなく明らかに誰か人の―ケダモノの―手によるもの。 擦り傷や引っかき傷、爪の跡がそれらの隙間から垣間見えて、息を呑んだ]
――、ルー、カス。
(219) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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トニーは、ルーカスの名を、振り絞るように呼んだ。
2010/09/06(Mon) 23時半頃
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/* 駄目だ酒宴の続きに噴いた。もう、見事に縁故がぴたり嵌って おかしいったりゃありゃしない。
うん、役職希望変更して大正解だったわ。これ。
(-44) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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[そろりと、手は下肢へと降りて纏うズボンの中へ。 薔薇の残り香にあてられてしまったか、自分の部屋ではない――…後輩の部屋だとは、わかっていたけれど。それも熱孕む場所に触れじんと背を、脳を響かせる甘さを感じてしまえば背徳感すら快楽へと磨り替わっていく。]
―――…ぁ、 あ、ん……ぁ…
[手の中で育った熱を磨り合わせれば擦れた声が零れて落ちて。 硝子色の翡翠を薄く濡らして、一人夢の中の甘い記憶に耽って―――…*]
(220) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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トニー、兎も角ユーリーをここから連れ出さないか?
屋根のあるところに行こう。
(221) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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出来れば、医務室で、
……傷の手当もした方がいいだろうね。
[トニーと自分の身長差を考えると、二人で担ぐよりは、自分一人でユーリーを運んだ方が良さそうだ。]
明かりを持って、先に歩いてくれるかい、トニー。
(222) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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医務室は……だめだwwwwwwwwww
(-45) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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>>164>>165
[少しは自由になる脚を動かして後ずさろうとするけれど、縫い止められているのが片腕だけでは無いかのよう。 ──覆い被さるディーンの身体の重さが。 ──言葉を紡げぬよう塞がれたくちびるの苦しさが。 ──欲望のありかをラルフに示すその箇所の動きが。
ラルフの身体だけではなく、魂を惹きつけそこに縛るかのような心地。 ふる、と首を横に振り、酸素を求めるように息を喘がせる。]
……や、
[零れる音は、振りほどいて逃げると言う行為への否定。 自由になった指先を目元に運びながら(それは布を取り去りたいのか、ただ目元を押さえたいのか)、衣服を剥いで行く、ディーンに縦に小さくこくりと頷いた。]
(223) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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[ユーリィの眠る場所は、殊更薔薇の香りが高い。 それこそ性的に不能で無い限りは、正気ではいられぬほどに…。]
(224) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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ルーカスは、痛ましげに、傷だらけのユーリーの体を見ている。
2010/09/06(Mon) 23時半頃
トニーは、待って、とルーカスを呼び止める。
2010/09/06(Mon) 23時半頃
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逃げ、られない よ。 だって──
[追い詰められたように、囁く。 君が欲しい、と言う言葉は消え入りそうな小さな声。 滲じみかけた涙はアイマスクの影に隠れているけれど、頬が熱く、目眩がする。 成長途上の少年の痩せた身体は、当然、おんなのような丸みはなく、かと言って男らしい堅牢さも持ち合わせていない。素肌が夜気にさらされ、ディーンの手のひらがダイレクトに触れると耐えきれず、ディーンの服を手探りで掴み、ぎゅっと握りしめた。]
(225) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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?
どうしたの、トニー。
(226) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 23時半頃
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――夜/薔薇園――
……ここで見たこと、みんなには、だまってて。 ただ、ここで見つけた、って、それだけの話に、して。
[言って、少年はユーリィの腹部から下、脚の付け根を示す。 引き抜かれた下着が、片方の足首に絡まっている。 着衣にも、露出した素肌にも、点々と残る白濁の跡。 かなりの時間が経っているのだろう、こびりついたまま乾いていた]
……何があったか分からないほど、僕だってひよっこじゃない。 医務室は駄目だ。他の誰かが居る。 せめて先に、僕らの部屋に、ああ、でも誰かに出くわしたら――
(227) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2010/09/06(Mon) 23時半頃
トニーは、逡巡しつつ、一先ずここからユーリィを連れ出すことには同意する。
2010/09/06(Mon) 23時半頃
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―医務室― [にかりと歯が見え口の端が上がる。]
ああ、とっておきのご馳走だよ。悪くないだろう?
[ドナルドが取り出すモノでロビンの頬を叩く。それならと ちろちろとと舐め続けているロビンの舌から指を外し]
もっと、いいもの、欲しいだろ?ちゃんと動き続けるんだな? そしたら、あげるからな。
[そして手を腰へ回し、もっと打ちつける様にとその腰を動かさせる]
(228) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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/* >>224ドナルド てゆーか、そういう場所の設定にしたかったら。 もっと前から伏線と描写とメモを貼って貼って貼って、それでもあっさり破られるものだから。そんな泥縄、却下☆
だいたい、その設定でどーやって医務室に運び込むのさ。
(-46) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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/* あと、うーん、今言っちゃうか。 いつもどおり余計なこと言いの私だし。
[[村の情報]] ■寄宿学校を舞台にしたちょっぴりレトロで甘酸っぱく耽美な少年愛ものがたり。
……まあ、トニーが微妙に熱血方面に走りかねなさそうな気もしたりはしているけれど。でも少なくともトニー、耽美……ではないね、今のところ。 ロビンは、すごいと思う。
(-47) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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──そうだね、誰にもいっちゃいけないな、こんな事。
玄関の近くで待っているから、濡れたタオルとかユーリーの着替えとかを部屋からとってきたらどうだろう。 なるべくなら傷の隠れそうな服がいいな。
(229) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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[虐待の方法なら、それこそいくらでも身にしみている。 それになにより、この年下の秀才の眼差しは、あの頃のあいつらのものによく似ていた。]
…何すりゃイイんだか、わかってんだろ? 歯なんか立ててみろ。…全部折ってやるから。 [身を屈めて耳元に囁く言葉は、睦言などではなくドスの利いた脅し。]
(230) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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― 自室・夜 ―
[うなじに鬱血の花弁を覗かせながら、 何も知らない少年は幸せな夢を見ていた。
傍に居て欲しいと、願った相手が傍に居て。 一緒の時間を穏やかに過ごす、そんな幸せな夢を]
……ん。
[ぱたんと扉が閉まった音が聞こえた気がして、 閉じた瞼が薄らと開く]
あれ、僕……。また、眠って、居た?
[微かに残る薔薇の香りの残滓。 そこに残った痕に気づかずとも、手はいつの間にかうなじへと]
(231) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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――夜/薔薇園→玄関――(>>229) [ルーカスの配慮に感謝して、うん、と頷いた。 全く目覚める様子を見せないユーリィを二人で抱え、運び出していく――と、不意に立ち眩みを憶え、膝がくず折れる]
あ、れ――。
[腰が抜けたように、力が入らない。そのくせ、身体はどんどん熱くなっていく]
(232) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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トニーは、忌々しげに眉を寄せ、黒瞳を眇めた。
2010/09/07(Tue) 00時頃
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ラルフ……―――
[魂を縫いとめるように、名をまた呼ぶ。 行為への肯定に、彼を暴く手は、もう止まらない。
それでも目元のそれを奪い取らないのは、いつもの性質の名残。
識りたいのなら、自らそれを取れば佳いのだと。]
嗚呼、私も脱いだ方が佳いか?
[少し湿ったアイマスクへと唇を落とし、林檎のように紅に染まった頬にそれを滑らす間に問いかけるは、服にかかる力を感じて。]
―――……愛らしいな
[唇は更に滑り、女性とも完成された男とも違う首筋から肩へかけてを啄ばむように確かめ、微笑の形を作った。手は女性にはない部分に添えられて、ディーンが今女性を求めている訳ではないと相手にも伝える。
蒼薔薇の香りに狂わされたとて、未だ乗っ取られた訳でない行為の始まりは、乱れながらも無理を強いるものでなく、一つ一つ確かめるように進められて行く。]
(233) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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――夜/薔薇園→玄関――
――くっ、そ……ッ!
[罵倒の文句を吐き棄てても、力は拠りどころを失ったように少年の体内を出鱈目に巡る]
……ルー、カス、ごめん、頼みがある。
[言いながらポケットをまさぐり、折り畳みナイフを地に抛る。 体格の違いか年齢差か。どうやらまだ、彼はそこまでこの場の毒気に冒されてはいないらしい]
(234) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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トニーは、地面に落ちたナイフに視線を投げ、ルーカスを見る。
2010/09/07(Tue) 00時頃
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―医務室― [ぴしゃぴしゃと頬を叩く肉塊を認めると灰の瞳は期待に満ちて潤む。 うっとりと目を細め、半勃ちでさえ口にあまるそれを美味な果実のように頬張る。 学習能力は高いと見えて、先程サイラスに奉仕した時よりは遥かにスムーズに、自ら顔を動かして快楽を与えようとする。 背後のサイラスに促され、よりいっそう激しくダンスを踊った。]
(235) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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[ユーリーを負ぶって、薔薇園から出ようと、歩を進めていたが、]
トニー、どうしたんだい?
[先に歩いていた少年がくずおれたのを見て、怪訝そうな声をかけた。]
(236) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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/* >>224 なんだってー 薔薇園危険すぎるぜwww 近寄れないwwww
(-48) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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――夜/薔薇園→玄関―― [訝しげな様子のルーカスに、口許を歪めて笑う]
――そいつで、
僕を、ん――手の甲、で、いいや、刺してくれ。
[瞼が一瞬、少年の意志に反して閉じる。 慌てて開いた視界は朦朧と、赤く色づいているように見えた]
(237) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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なんでだろう……。うなじが酷く……。
[じわりと広がる熱に、はぅ…と、唇から溜息が洩れる。 薔薇の香気と相まって、全身――特にその細い腰から繋がる下肢に感じる、痺れにも似た甘い疼き]
僕……変だ。身体が、熱い……。
[それでも神のしもべになるべく自慰も知らない聖童で在り続けたせいか、裡に籠る熱を放出する術を知らず。 ぐったりと机に身体を預けたまま、火照る熱を持てあまして溜息を何度も繰り返して]
(238) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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―医務室― [サイラスが添えた手のあたり、腰のざわめきと、内部で快楽の源を擦る動きと。 口腔を犯す肉の兇器の質量で狂いそうになりながら、ふたつの肉体の狭間で激しいリズムを刻んで踊り続ける。]
(239) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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――夜/薔薇園→玄関―― 安心、してよ、ルーカス。 気が変になってなんか、ない。なりかけ、てる、だけ。
ぼうっとして、きた。くそ――早く、たの、む。
(240) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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