124 Acta est fabula.
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黍炉は、>>86その返答を、確かに聞いた。
sakanoka 2013/06/08(Sat) 00時頃
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―――――… よかった。
[ミッシェル>>3:86に返した声は、昨日彼女から告げられた 「よかった」の言葉と似ていて、けれどおそらく違う響き。 ふっと浮かべたのは、この場に不釣り合いな微かな笑み。 それもぎこちないもので――安堵を示すためのもの。]
(3) sakanoka 2013/06/08(Sat) 00時半頃
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[表情の変化は一瞬。 シメオンのナイフがブローリンの手に渡り、 その切っ先が少年の首許に向けられるのが――、
何よりも、ブローリンの前髪の隙間から覗く色彩への違和と。 そして何より、この手の内にある手掛かりと同じ色が、 はっきりと、彼の髪色の変化という形で、この目に映った。]
――まさかとは思っていたが。
[血染めの短剣を収めた懐に手を掛ける。]
(5) sakanoka 2013/06/08(Sat) 00時半頃
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[ミッシェルがシメオンに体当たりしたことで、 転んだ彼とブローリンとの間は開いたが、ミッシェルは――。 床を鳴らすナイフの音に、灯りに照らされた鉈。 膨らんだダークブロンドの形は、もう人のものに見えはしない。 ――誰の目にも人狼と知れていると、ふたりの声からも判る。]
やらせはしない。
[未だ鈍く続く頭痛で、足は常より僅かに遅い。 それでも、鉈が振り下ろされぬうちに、間に合え――と。 此方の姿に気付かれるかどうかは、己には判らないまま、 それでも抜いた短剣を腰だめに構え、ブローリンへと駆け出した。]
(13) sakanoka 2013/06/08(Sat) 01時頃
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[先にシメオンのナイフが、ブローリンの許に届けばと。 或いは先に、ミッシェルの抵抗が功を奏せばと。 けれどそのどちらも間に合わない可能性も 過っていたから――。 人狼たるものの背に狙い定めた男は、足を止めなかった。]
(15) sakanoka 2013/06/08(Sat) 01時頃
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[痛みを示す叫び声も。シメオンが放ったナイフの煌めきも。 薄らと意識しながらも、ただひたすらに駆けた。
鉈を再び振り上げ、ミッシェルに狙い定めるブローリンにも、 此処まで迫れば、流石に気づかれてしまうだろう。 振り向いたその人狼に、この剣が払いのけられてしまう前に。 その背を穿つ為に、力を籠めて切っ先を突き出した。]
(20) sakanoka 2013/06/08(Sat) 01時半頃
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っ、 は…… やった、 か ……
[手には何かの手ごたえがあった、筈――。 目前の姿を、その様相を確かめるように、じ、と前を見詰めた。]
(21) sakanoka 2013/06/08(Sat) 01時半頃
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[ミッシェルが止め、シメオンが気を逸らさせた為に、 短剣は確りと、ブローリンの心臓を貫いていた。 痛みを和らげようともせずに突き出した刃。 握る手に伝わるのは血の温もりと、 断末魔の叫びが震わせた、冷たい空気。]
―――――…
[彼が前のめりに倒れ始めた時、短剣を握る手を離した。 さいごに小さく耳に届いたか細い声。 その死を見届けた後、チールーは目を伏せ、閉じた。]
(27) sakanoka 2013/06/08(Sat) 02時頃
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[ミッシェルの視線を受けた時も、目は閉じていた。 此方を見ないシメオンの方にも、やはり顔を向けぬまま。]
終わったか如何かは、未だ、判らない、が ――――…
[一先ずの安堵は、確かにあった――筈だ。 けれど人狼とはいえ、同じ村民だとも意識していたし、 共に厨房に立つだなんてこともした男。 その死に、喜びなんて抱ける訳がない。 哀しい筈、―――そうである筈、なのに。]
………先ずは、彼を弔いに行く。
[笑うことも、泣くことも、できないまま。 無表情を崩せないままの男は、血だまりの中に身を屈めて。 瞳にもう光宿さぬ男の背から短剣を抜いてしまい、 決して小さくも軽くも無いその身体を、担ぎ上げた。**]
(29) sakanoka 2013/06/08(Sat) 02時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
sakanoka 2013/06/08(Sat) 02時半頃
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/* ちらっと顔出し。おつかれさまでした! ひたすら冷たい感じの大人の男性をやってみようと思ったら ただの不器用で心配性になっていたチールーでした。 大陸議事OKと聞いて、つい……っ。
村設定的に狂人じゃなくても狂っちゃうよね……とはぼくも思っていたので 寧ろ自分がまともすぎているんじゃないか、と気掛かりになったりもしていました。
(-42) sakanoka 2013/06/08(Sat) 19時半頃
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/* シメオンがまさか村建てさんとは思ってませんでし、た。どんまい……! 入ってる人を見て決めよう→入り損ねてた、はぼくも一度やってしまったことがあったので、悩む気持ち、わかります……。
(-43) sakanoka 2013/06/08(Sat) 19時半頃
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/* と、シメオンの後々は、やっぱりそうなっちゃう、か……! ミッシェルに説教、を見てそわっとしつつ、ちょっとチールーの方もこの後どうしようか悩み中。
シメオンに誰かの名前を呼ばせたい、はぼくも思っていたんですが 気がついたらチールーはシメオンとは殆ど風邪の話しかしてなかったという……。
と、また再びはなれます!**
(-44) sakanoka 2013/06/08(Sat) 19時半頃
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/* >>-45 シメオン 全員狂人だったらそれはそれでやばくていいんじゃないかな、と思います。ほら恐怖アイコンだし……! 背景色違うと……というのは、た、確かに。
ってえっ いいん です か ……!きちんと説教できるように俺頑張る、よ! 風邪っぴきが風邪っぴきにお説教とかもう、ね……。遠慮なく文句言うべきだとおもいます。
>>-46 シビル はっ はい ちゃんと治します先生……っ! もう一日だけ埋葬で雨に打たれてきた後はちゃんとあったかくして寝ないと。こじらせることはないと信じたい、です。
(-60) sakanoka 2013/06/08(Sat) 23時半頃
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/* ミルフィ、ミッシェル、シメオンのひとは先月の村ぶり、 シビルのひとは燐火硝子ぶりです。 ブローリンのひとは、初めまして! こんなひとですが、宜しくお願い致します。
と、今日はちょっと短めになりますが、ここで失礼いたします。 ログの方も今一度読みつつ、 明日にはちらっとロールを落としたい、ところ**
(-61) sakanoka 2013/06/09(Sun) 00時頃
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/* ちらっと。延長に関して、了解です。 ぼくも延長あれば嬉しいな、というところだったので……!*
(-68) sakanoka 2013/06/09(Sun) 12時半頃
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/* もももどりました! 延長、ありがとうございます(ぺこり
というわけで表ログのほうを……
(-92) sakanoka 2013/06/09(Sun) 22時半頃
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あぁ、 …―――頼む。悪い。
ベネットのことも、シビルのことも、 君に負わせてしまう、な。
[ひどく喰らわれた身体は軽くなっているだろうとは言え、 ミッシェルに負担を掛けてしまうのは、とも思い 一度は首を横に振りかけた。 それでも、遅れて運ぶことになるよりは――と、 弔いに出る彼女の気持ちを思い、頷いていた。]
(32) sakanoka 2013/06/09(Sun) 23時頃
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[死者ふたりを埋めたそれぞれの場所に、木枝で墓標を建てた後。 雨で身体を濡らしたまま、ミッシェル>>31に振り向いた。]
ばれてしまったか。 シメオンもまさか、とは思っていたが、 ……実に困ったものだな。
[そう、己が風邪引きであることを認めながら、 こんな時に浮かべるべきだろうという苦笑いの一つも、 上手く作れないまま、彼女の笑顔を暫し見詰めた。]
……俺がやるさ、などと言っても 風邪引きに任せられるか、と言われてしまうか。
あぁ、今日は大人しくして、君の手料理を頂くとするさ。
(33) sakanoka 2013/06/09(Sun) 23時頃
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[何で全部背負おうとするのか、と。 それは以前にもミルフィに言われてしまっていた。 ふと思い出されて、小さく目を伏せた。]
おかしい、か――あぁ、そうなんだろう、な。 莫迦なんだろうとは、判っていた、が。
[三人しかもう居ないのだ、と小さく頷いて。 けれど三人は未だ生きているのだ、と――。 その後、ミッシェルの手を振る仕草に、 慌てるでもなく、けれどぐずぐずするでもなく、 集会所へと足を運んでいった。]
あぁ、三人しか居ないっていうのに、 まだ健康な君にまでうつしてしまってはいけないからな。
それでももし君が倒れたら、必ず。
[看病する、と。また頷いて、屋根の下へと。]
(35) sakanoka 2013/06/10(Mon) 00時頃
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[微かにぎこちなく動いた口許は、確かに笑みの形をしていた。 それでも、きちんと笑えているか、笑い方を思い出せているか 自信は未だに持てなかった。
そんな男は、笑うしかできなかった少年のことを思う。 それは風邪のことも確かにあったが、 ――殺されてもいい、なんて言っていたこともある。]
彼女の母御さんも認めた手料理を振る舞って貰えるんだ。 シメオンにも、確り味わって貰いたいものだが。
[彼がフィル以外の名を呼ぶ様は、あれから未だ見ていない。 それでも己に向けぬ傘を、ミッシェルにはちゃんと 向けていた姿は、昨日も確かに見ていた。 そのことを思いながら、零していた。
一度客室で髪を拭い、濡れた服も着替えてから広間へと。 彼女の振る舞う料理の温もりを得てから、 やがて少しだけ早く眠りに就くまでの時間は 何処か、ゆっくりとしたものに感じられた。**]
(36) sakanoka 2013/06/10(Mon) 00時頃
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/* 手料理食べられる……!とそわっとしたのですが、 ちょっとまた早めに落ちそうなこともあり、巻きになりますが、一旦ここで区切りまし、た。
>>-93 三十路オーバーの自称年寄りでした。 時代的に、若干中年意識、はあったかもと思います。 若く見えるとしたら、多分相当若作りなのか、精神的に若い部分が出ちゃってるかのどちらかじゃないかな……。
(-100) sakanoka 2013/06/10(Mon) 00時頃
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/* 燦然と輝いてた、のか……! 恥ずかしいけどうれしい、です(ノノ) 入村時から30過ぎで考えていたので、シビルが来た時は、中年というか大人陣営がふたりも!ってわくわくしていました。 刺したりなんかしない、よ! しかしブローリン29が惜しい、惜しかった……。
(-101) sakanoka 2013/06/10(Mon) 00時頃
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村の再興はもはや出来んとしても。 生き延びてくれたやつらが、何処に行ったって 確りと生きてくれれば、俺は――。
[寂しげにミッシェルが言ったことに、 この時、それだけをぽつりと零していた。 本当なら、こういう時こそ屈託の無い笑みが欲しいのに。 それは未だ出来ぬまま。 そして途切れた言葉の先も、此処では言わぬままだった。]
(38) sakanoka 2013/06/10(Mon) 01時頃
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[それから厨房に向かっていった彼女を、 その言葉にまた頷いてから、見送った。 薪をくべ火の入れた暖炉の手前で、 シメオンがきちんと温まっているか確かめながら――、 自分もまた、冷えた身体を火の傍に置いた。
部屋の暖かさの中に、微かに伝う香ばしさや甘い匂い。 やがてお茶と共に運ばれてきた、パンケーキとスープに 腸詰も添えられているのを見て、小さく瞬いた。]
あぁ、随分と材料も尽きてきていたが――。 その中でこれだけ美味しそうなものを 沢山作って貰えるなんてな。
ありがとう、ミッシェル。 君は良い飾り職だけでなく、良い嫁さんにも、 ――…というのは余計な一言か。
[未だ上手くは作れない笑みと共に。 温かな食事に、手を付け始めた。**]
(39) sakanoka 2013/06/10(Mon) 01時頃
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/* >>-102 ダイス神をうらんでおく、よ……! でも確かに、30でも、もうちょっと年下でも年上でもいけそうな感じ、でした。 黍炉のグラもなんとなくその位の年齢幅ができそうなイメージが。
>>-103 た、確かに……。 材料ないなりに手を掛けてくれたミッシェルにありがとう、なのです!
(-109) sakanoka 2013/06/10(Mon) 01時頃
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/* と、俺の方もここで止めつつ……。 今夜はここで、お先に失礼します。おやすみなさいませ!**
(-110) sakanoka 2013/06/10(Mon) 01時頃
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/* 取り急ぎ顔出しのみ。 反応おそくなりました、が、設定が恐怖を煽ってるなら、というのに頷きつつ ロール纏めながら、21時にはちゃんと戻ります……!**
(-138) sakanoka 2013/06/10(Mon) 19時頃
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[今日は誰の許にも傘は差されなかった。 故にミッシェルの身も冷えてないかと気に掛かったが、 それでも大きな心配に繋がらなかったのはきっと、 彼女の生きる意志を、ちゃんとこの耳で聞いたから。
緩く首を振ったのは、パンなんて無くても 大丈夫、というような気持ちからと――。]
いいや。 途中で諦めなければ、良い師匠だって見つかるし 良い嫁さんにだってなれるだろうさ。
まぁ……道は一つに限られた訳じゃあないし、 先ずは新しい生活に慣れてから、だろうな。
[ミッシェルの微笑みを映す男の瞳は、 その後の彼女の問いに、ぱちりと瞬いていた。]
(48) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時頃
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[チールーは直ぐには何も答えなかった。 ただ、ちらとシメオンの方に目を遣った。
さっき視線が合った時、そして逸らされた時は 肩こそ竦めなかったが、軽く息を吐いて見せてはいた。 つかれた、と言っていた彼が確りと火にあたっていた姿に 幾らかの安堵はあったのだけれど――。]
――そうかい。
[そんな彼の、海の方に行く、というだけ答えと。 そんな答えに対し、首を傾げるミッシェルと。 両方に対し、今は何も感情の滲まない目を向けていた。
一年経ったらもう居ないような――なんて。 そんな言葉を聞いても、なお。]
(50) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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やることを無理に定める必要は無いが――。 それでも、何時まで経ってもやることがない、になったら 死んでいるのと変わらんと思うさ。 若いうちからそうなってしまうなら、それは惜しいな。
[こんな年寄りならともかく、と。 ぽつりとシメオンに零してから、 ここで漸く、チールーは問いに答えた。]
そうだな、俺は。 全てが終わって雨も止んで。 生きていくやつらをちゃんと見送ったら――…
[初めに出そうとしていた言葉は、至って普通のもの。 何時も通りに広い世界を巡って商売を続ける、というような。 けれどそんな「嘘」を吐き掛けた口は一度閉ざされる。 言葉の先を続けたのは、幾らか間を置いてから。]
(51) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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[何の表情も浮かべることなく。 何の色も声に載せることなく。 ――ただ、目だけを閉じながら。]
リッサに逢いに行く。
俺もいく、と。 あいつに、さいごに約束したからな。
(52) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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