[ 布団の敷かれた頭側、壁の近くへ手を伸ばす。
そこには布巾のかかった丸盆が置かれていて、布巾を外してみれば麦茶の入った水差しと湯呑みが置かれている。ただそれだけでなく奥側には、避妊具のパッケージも添えられているのであった。その一つを手に取って。]
一応、付け方も、教えることになってるでな。
恵瑠、見ときぃ、な。
[ ちゅっと頬に唇で触れて、呼びかける。
男の裸身の中央に、立ち誇る肉柱がある。
軽くしごくようにして息を詰め、包装を破ってコンドームを取り出した。]
もし、次の時があったら。
着けるのさせてみよか、と言うからな。
ちゃんと見よに。
[ 表側と裏側と確認させるように、丸まった避妊具を恵瑠に見せる。それから、己自身にすすす、と薄い皮膜を被せていった。着け終えれば息を洩らして彼女と向き合って。]
(*50) 2020/09/13(Sun) 01時頃