― ボス猫モブレし隊 ―
[イカニモな廃倉庫。廃倉庫か廃工場は基本。
そこに群れるのはギャングを形成している野良のゴロツキ猫達(たぶん皇子派)
乱闘のあった現場からはだいぶ遠かった。即ち、敵対勢力の手の内に落ちたボス猫の縄張りからも遠い。
勇猛で高潔なそのボス猫は間違いなく比類するものない戦士だったが、彼には守るものが多過ぎたのだろう。手を選ばなければ突ける弱点はいくらでもあった──とかなんとかそういう話(雑なダイジェスト]
「そんじゃ、ドナルドさんよぉ。
選ばせてやるよ」
[ここまでバイクに繋がれて引きずり回されて来た黒白の猫は、コンクリートの床に蹲ってほとんど動かない。
「払い下げ」と彼らは呼んでいた。幹部連中から、用の済んだ獲物を与えられ貪る。
二度と復帰出来ないよう処理せよ、とは命令だったが餓えた彼らにとってはどうでも良いことだった]
「すぐにブチ殺して、死体がボロボロになるまで便器にするかー」
「ボロボロになるまで便器にして、まだ生きてたらゴミ溜めに棄てるか」
[タバサちゃんの鼻息が凄い。興奮し過ぎてタブペン折れた**]
(*33) tayu 2015/01/13(Tue) 19時半頃