あら。オセローったら案外、口が巧いのね。……ちょっとだけ、見直しましたわッ。
[>>*8 普段の老いた彼のイメージからは想像も出来ないような、口説き文句のようなソレに、少しだけ耳の先がピンク色に染まる。
囁き声だと尚更いつもより声に張りがあるため、小さなレディはドキドキさせられてしまうのだ。]
メーも……、貴方とお話出来るのが魔法みたいに感じているわ。
光栄に思いなさいっ!
[そう言って、ピンク色の耳はぴっと横に倒した。]
オセローのお若い頃とか全然想像出来ないんですけれどね。
……どんな、ご様子だったのかしら?
神父様のような、ジェントルマンだったのでしょうか。
ピエールのように、お節介なパパ?
ドナルドのように、逞しい肉体をお持ちだったのかしら。
サイラスのように、少し気障な感じでしょうか。
[思いつく限りの、”殿方”を挙げてみた。
実は長い前髪の下は、とんでもなくハンサムだったりするのでしょうか。]
(*9) 2013/11/22(Fri) 00時頃