はぁあ……っ、ごぼっ、ゴホッ、げほっ! …けほっ。
[二度目の大きな溜息の後、痰が絡む咳が出て、ティッシュに手を伸ばした。
しっかり飲み続けていた薬のおかげか、それとも病院で打ってもらった注射のおかげか。
喉も快方に向かっていて咳の度に眉間に皺を寄せなくていいようになっていた。
今度は逆に咳き込みすぎてオエッとなってしまう事もあったが、痛みに比べれば可愛いものだ。]
…あ…。
[丸めたティッシュを捨てようとして、ベッドの下に転がっているスマホに気がついた。
そういえば母親に助けを求めた後、手に持っていたスマホを何処へやったかすっかり忘れていた。
あちゃあ、という顔で拾い上げて画面が割れていないかを確認する。
幸い外傷はなく、スリープボタンを押せばロック画面も問題なく復帰した。]
ん。…エリからメールきてる。
[朝に受信していたメール>>3:42を、今頃読む。
有難いなあとしみじみ思いつつ、そのまま返信メールを打った。]
(@11) 2012/05/07(Mon) 23時半頃