色々と、お世話になりましたから。
永池さんと話すようになったのは、愛里と仲良くなってからの方が多かった気がします。
[清流に憧れる愛里に付いて行くと永池が隣にいることもあった。
愛里が憧れる清流とは言葉を交わすことも気が引けたため、必然的に永池と話していたように思う。
最初は苦い表情にどんなことを話しかけていいか分からず戸惑ったものの、どんな問いにも真面目に答えてくれた。
本人が自分のことを不器用と思っていることなど知らず、ただ面倒見が良い人なのだと思っている]
清々……ですか。
[嘲笑のような表情。聞こえた言葉に一瞬凍りつく。
その言葉は少しだけ苦手な言葉。真意を量ろうと永池の顔を見上げれば、遠慮がちに距離を取っていてもいつもより近い。
表情に混じる寂しげな色に気付いて、心配げに見つめる]
皆さんは卒業してもきっとどこかで繋がっているように思いますよ。
[かけることができた言葉がフォローになったかどうかは分からない]
(@10) 2011/02/27(Sun) 12時頃