[ざらつく舌での口淫は、グレッグにお気に召して貰えたろうか。
放たれた精は零すことなく、舌の上で転がして、美味しそうに喉を鳴らす。
勿論、それだけで離れるつもりなどなく、咥えたまま再び雄に熱を呼び覚ますことを試みて、納得のいく膨張が得られたところで、今度は、自身の下肢を擦り寄せ、ねだる。]
…………。
んミャ、ぁ……ふ。
グレッグ……ぅ、 にゃゥ……ンっ!
[僅かな魔力を誘惑の香に変え、グレッグを煽り立てては腰を揺らした。
金眼を蕩けさせ、赤い舌を覗かせて、貪欲に求める姿は、はたしてグレッグにどう映ったか。]
ぁ、は……ふァ……ッ みゃ。
もっと、ぁ、ァ……ッ!
[途絶えることを忘れたような嬌声に、淫猥な水音とベッドの軋みを混ぜ合わせた”契約”は、どれ程の間、続いたろう。]
(-1156) nordwolf 2014/11/03(Mon) 02時半頃