/*>>-2:97― 暇は持て余してへんけど華月のRP ―
[玄関に向かう娘にお弁当を手渡す。]
もー、僕はちゃんと起こしたやろう?
はい、いっておいで。
[そういって食パンを食わえたまま走る娘の背中を見送る。元気な姿は微笑ましい。パパと呼んでくれるけど、実は血は繋がっていないのだといつ話そう。ショックを受けてしまうんじゃないか。もしや、家出されてしまうかも。そう思ったら話せない。]
なあ、たま。
お前はどう思う?
[ペットのたまにそんな相談事を。
たまに、妹であり、日向からすれば伯母にあたるウトにも相談はするのだが。
彼女は学校での出来事もよく話してくれる。志乃ちゃんのこと、お兄さんの亀吉くんのこと、美人な雪客先輩のこと。明先輩と、朧先輩とかいう人気のある先輩というのは少し気になる。いやいや日向に限ってそんな見た目で人を選んだりはしないだろうけど。
近所の甚六くんも、とてもいい青年で時々うちにきては日向に勉強を教えてくれる。
自分のいない時にきていないだろうな?と、目を光らせてはいるが、彼のおかげで学力は向上し、朝顔理事長に裏口で入学させてもらおうかと思っていたけどそんな必要もなかった。]
(-1035) rinco 2013/08/19(Mon) 21時頃