人狼議事

209 【誰歓】ぼくらの学校―泉高校年越し譚―


【独】 少年探偵団 ガーディ

 そのまま、少し話を聞いてください。

[扉の近くに寄り、何時でも逃げられるようにする。机に座っているであろう彼の背中にいつになく真剣な声を掛けた。]

 一目ぼれだったんです。きっと。幼くて曖昧な部分も多いですが。
 気が付いたら君を目で追いかけていました。君に彼女が出来たと知った時は、どうにかなってしまいそうだった。

[口早に告げる。顔が熱い。頭が上手く回らない。]

 ……辰次が好きだ。友達としてじゃない。どうしようもないくらい、好きなんだ。

[返事を待たずに扉を開け、廊下へ出ると駆けた。階段を下り、寮の外へ走り出す。息が苦しくたって構わない。今にも泣きだしそうなこの顔を隠せる場所へと。]

(-68) かの 2015/01/04(Sun) 00時半頃

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