人狼議事

102 あの、秋の日


【独】 手伝い クラリッサ

―隠滅されるかもしれない手紙―

ジェフへ

そもそも、タイムカプセルを開けるのって、何年後なんやろう?
10年後? 20年後?
ようわからへんけど、その時まで、うちらが一緒にいると思えるほど、うちはおめでたくはないねん。
せやけど、だからこそ、タイムカプセルに入れる手紙にやったら、うちの本心が書けると思ったん。
面と向かっては絶対言えへん、手紙かてリアルタイムで読まれるかと思ったら耐えられへん。
せやけど、いつかもようわからへん未来やったら、若気の至りで笑い飛ばせるんとちゃうかな、懐かしめるんとちゃうかな、そう思ったから。

ジェフは身にしみてようわかってると思うけど、うちは気が強くて可愛げがあらへん。
ジェフにしつこく口説かれて、根負けして、絆されて付き合うてる……って、ジェフは思てると思う。実際、そういう部分もある。
せやけど、それだけやない。うちは、ちゃんとジェフのこと、好きやった。
何回断ってもめげへんジェフに、呆れてた。呆れてたけど……同時にちょっと、ほっとしてたん。
諦めんと、うちのこと好きでいてくれるんやって、嬉しい気持ちが、確かにあったん。
そんなこと、よう言わへんかったけど。

(-31) 2012/09/26(Wed) 23時頃

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