夢見<メモリア>! 風の記憶<ブロウ・ムニミ>!!
[手を緩やかに広げた男が、高らかに宣言する。
途端に彼を中心に風が渦巻いたかと思うと、次の瞬間には既になにごともなかったかのように静まり返る。
…しかし、実際には変化があった。
風…男は身体に風を纏っていた]
大サービスだ、諸君<エキストラ>。
全力で来い。
[男のその言葉がきっかけに、無数の異形が一斉に男へと襲い掛かる。
瞬く間に男の立っていたソコは異形の山と化していた。
しかし、その中心に男の姿はなく、偉業達はただただ不思議そうな唸り声を上げるばかり]
…ふぅ…すまないが、もう少し真面目にやってもらえるだろうか?
…いや、真面目にやってこれなのだろうな。
まったく、質の悪いサービスだ…やるならばやはり、パーフェクトなサービスを心がけるべきだ…。
そうは思わないかね? 諸君<エキストラ>。
(459) 2011/06/03(Fri) 03時半頃