―夕方―
は、ぁ…。
[どうにも身体がおかしい。
昼間の王女とのことがあってからこっち、まったく身体の火照りが消えない。
…つまりは、媚薬の効力が中々切れないでいた。
相性がよかったのか、或いは単に耐性が低く効きやすいのか…どちらにしても相変わらず、服がこすれる部分によっては甘い刺激が身体を襲う。
下手にこすれぬようにと、腕を抱えるようにして胸元を押さえつけ、下はといえば、下着が秘所にこすれまともに歩くこともままならなかったので脱いでしまった。
どうせ修道服のスカートの裾は長いのだから、普通にしている分には中が見えることはない。
幾分落ち着かないが、それは致し方がないだろう]
どう…したんだろう…。
[不意に、その身体で神に仕える気かという王女の言葉が思い出される。
それと同時に、忘れかけていた昼間のあの感覚が菊穴の奥でじくりと疼いた]
っ……本当に…どうしちゃったんだろう、私…。
[熱っぽいため息をつくと壁にもたれかかった]
(402) 2013/02/18(Mon) 01時頃