―――――おいおい、あまり私<記憶>をからかわないでくれ。
ただでさえ気の抜けた顔が、余計に抜けてしまうだろう?
[獣の言葉に首をかしげる片割れを見ながら苦笑する。
それから、彼の言>>255を聞いて、傍らに浮かびながら]
―――――まぁ、そう言うな。チリも積もれば何とやらと言うだろう?
セカイはチリが積もって成ったもの…彼等のそういった想い一つ一つがセカイを形どってると言っても良い。
…しかし…。
[天の女神の言葉を聞いて、ふと考える]
―――――なぁゴドウィン。
[そして呼ぶは仮初の名。…真名で呼ばれることを止められたとはいえ、「獣」だ「闇」だと呼ぶのはどうも性に会わないらしい]
―――――セカイは本当に、自らの滅びを望んでいると思うか?
私にはそうは思えなかったのだが…君<世界の闇>にはどう見える?
[その答えは恐らく予想通りのものだろうと思いながらも、楽しげに問いかける]
(264) 2011/06/16(Thu) 23時半頃