[>>219 返る言葉に、自然口許が緩み、軽く目を伏せる]
ありがとうございます。
ふふ、森人とはいえ4分の1です、不老長寿の恩恵は殆どありませんよ。
[応え、幻霧の森の方角を見た。
閉鎖的な民族―――人と子を成した祖母は裏切り者として森を追われた。だからというわけではないが、森人が好きではない。メルルという森人のミドルネームも。]
反面……施設の能力者の中には、一般生活を送ることは難しいが、戦場では成果を上げられる子もおります。
―――…彼らは、今でさえ異端ですし、和平を重んじる世ではなおのこと排斥されてしまうのかもしれない、という懸念もあります。
……未だ私の心は決まりませんが。
若輩者のつまらぬ悩みに、お声を返してくださり、ありがとうございました。
今度は、お顔を拝見してご挨拶に参りますね。
[そう告げてカモフラージュに開いていた通信機を閉じ、歩きだす。
テラスに向かえば、先ほど隣席にいたヘクターの姿が見えた]
一服ですか。
[背後から声をかけた]
(227) 2011/03/22(Tue) 00時半頃