[二つの料理を交互に、時には一途に味わう。
白いソーセージから広がる香りを堪能していた頃、リクエストという単語>>199に反応して食事の手を止めた。
深皿の中は量を増やしてもらったにも関わらず、随分と嵩が減っていた。]
なんでも。
[プリン共和国は民主主義。
国民の一人から視線で召集を受け、少し距離を詰めながらエリカを手招きした。]
マカロンいいね。
私はアップルパイも気になる。
[この季節、どうしても食べたくなる味だ。加熱された果肉の甘酸っぱさがたまらない。
抹茶のムースもリベンジしたいが、千里の道も一歩から。デザート制覇も一品から。何事も焦りは禁物である。
釣られて声を潜めるが、近くにいる宇都木>>203にも聞こえる程度の緩い内緒話。]
え、マカロンまだなんですか?
それは食べたくなっちゃう。
[新しいデザートの誘惑に迷いを滲ませながら、エリカの意見はどうだろうかと視線を向けた。*]
(209) 2019/11/24(Sun) 16時頃