[>>189小さな体から出す声は、体格に比較すると大きい。
ちゅうちゅう声が下からここまで聞こえ、窓に凭れていた体をぐっと下に乗り出した]
そりゃあいい。さすがピートだな。
[なぜ台もないのにそんなとこから飛んだのかという疑問は頭に浮かべつつ。
興奮したアシモフの声に、にっと笑って返事をする。
外から見上げる分には、廊下の明かりがあるから見えるだろうが、中から外は暗くてよく見えない。
それでも、白い毛皮は目を凝らせば光っているように夜闇に浮かび上がっていた]
おう、じゃあ適当に来い。
[>>194自身は先ほどまで屋上での寒中勉強をしていたせいで、防寒バッチリだが。
室内にいる女をこのままの服装で連れ出すのはさすがに酷だろう。
一方的な約束を取り付けていく背中へ、気軽な声をかけて
まるっこい頭を暫し見守った後、自身はソリ置き場の方へ足を向ける。
ソリに乗るらしいと知った小人たちが、歩く足を追い越して行った]
(199) 2015/01/26(Mon) 23時頃