[ただ、自分がどうしたいのか。
結局のところ行き着く答えはそこで、自分の胸に手を当てて考えてみる。]
[一番最初に無理矢理、子種を流し込まれたときは。頭の中が真っ白だった。
真っ白な頭の中で、"ああ、僕はこの人のモノになったんだな"と。漠然と思ったことを、思い出す。
後ろを振り向かされ口づけを受けたとき。思っていたよりもずっと、優しく細められた花色の瞳がそこにはあって。
胎内に射精を繰り返されるたび、自分の全てが花色に染められていくような感覚をだった。]
僕は――
[ガスの影響がない今でも、彼に嫌悪感を抱くどころか。花色の瞳を見つめる度に胸の奥が騒ぎ、彼の広い胸へ飛び込みたいという衝動
に駆られている時点で、答えは出ている。]
貴方と一緒に、いたいです――
ずっと、傍に……おいてもらえますか?
(195) yusura 2013/01/27(Sun) 21時頃