〔墓荒らしのことをどう話せばいいか言い淀んでいたところで、ヨーラに腫れた瞼を指摘される。 >>172〕
はっ…!(忘れてた!)
あー、うーん、ええっと…。
〔フィリップの再三の警告を無視した、私の自業自得だ。彼の秘密をヨーラに話すことは絶対にできない。
適当な嘘でお茶を濁すこともできるが、唯一無二の親友ヨーラを騙すことも絶対にしたくない。〕
…えっとね、たぶんなんだけど、友達に悲しいことがあったの。
偶然それを知っちゃって、私がその子の立場だったらって思ったら、涙が止まらなくて。
辛いことがあっても笑ってるその子の笑顔を思い出すと、もっと涙が止まらなくて。
その子のために私に何が出来るだろうって考えても出来ることなんて何もなくて、そしたらもっともっと涙が止まらなくなって…。
最後の方は泣きすぎゲシュタルト崩壊で、「あれ?結局何が悲しくて泣いてたんだっけ?」ってよく分かんなくなって泣いたの…。
〔話しながらまた少し辛くなって、ヨーラにぎゅっと抱きついた。〕
でも、もう大丈夫。ヨーラに会えたから。
(この温もりが私の隣にいてくれれば…)
(193) 2013/08/02(Fri) 00時頃