[せっかくいい塩梅な実験体が手に入ろうかとしていたのに。
忍者大学に通うものとは思えない程、あっさりと相手は居なくなってしまっていた。
……誘い方がまずかったのだろうか。
ともあれ。
吊し上げて蓑虫以外何物にも見えなかった少年は、ぺしょりと着地に失敗してはいたが、呪詛を投げかけていたので、多分きっと明日の試験には特に問題はないだろう。
つーか、こいつ、そこそこ噂ではあれでそれな子じゃなかったか?
なんて思いつつ、じっと眺めていると甘ったるい声と笑顔で礼を言われた。]
いや、別に礼を言われる程でもねーし…。
てか、大丈夫か? そこそこ派手に振り下ろされていたようだったが。
[とりあえずそのまま立ち去るのもあれかと思い。
一応心配するような言葉は投げかけてみる。
返答次第では、何か面白い実験台に誘えねぇかなぁ? なんて*考えてもみたりしながら*]
(188) 2014/05/21(Wed) 23時頃