[シエルから目を背けている間に、勉はおにぎりを一つ取ったみたい。おそるおそる様子を確認すれば、シエルは既に海の中。
水着を取りに行った所も、ましてや着替える所も見ていないから、きっと彼は今…と想像してしまい顔が赤くなる。そうしていると、
…ポツリ … ポツリ。
唐突に雨が降り出す。
降り出した雨はすぐに強くなって、雷鳴まで聞こえるように>>#1。
トレイルとクシャミの撤収の声>>174,>>175を聞けばはっと我に帰り、日傘を畳み、急いで旅館に戻ろうと。
海で遊んでいる人たちが気になって見てみれば、クシャミとメオは心配ないようで。
…少し遅れていたのは、シエル。]
し、シエルさん、ここに服がありますから!早く着てください!
[彼の脱いだ服を集めて、目立つように大きく掲げ。彼がこちらに来れば二人で走って帰るだろうか。近くに他の人がいるのを見つければ、一緒に帰ったかもしれない。
自分たちよりも後に帰る人がいないように。]
(178) 2014/05/27(Tue) 22時半頃