[結局あのままジェフの腕の中で失神してしまったらしく。
たんまりと子種を注がれたカラダは、それをしっかり受け入れて]
[目覚めて、検査の結果を聞かされた時、ああやっぱりかと言う納得に近い驚きの中にあった。
多分複数。三つ子の可能性が高い。
母体への負担も大きいけど大丈夫か?と問われて、それでも間引くと言う選択肢は無かった。
色々な覚悟が出来ていたのは負けず嫌いめいた意地でもあるけれど……。
今の自分には帰る家も仕事も無いし、研究施設で産むべきか]
どうする?って、そりゃ……
アンタとするの好きだし、多分アンタの子だろうし、
アンタのは確実に俺のだから、そっちも心配だけど、さ。
[自宅に帰るけど、どうする?とジェフに問われて、言いにくそうに目を伏せる]
お腹の子の親って関係じゃあるけど、それだけで、赤の他人、だし……
アンタにあんまし迷惑かけらんねーじゃん。
ふつーの妊婦ってわけじゃないんだ。
こんなかで三人、外で生きられるまで守らなきゃなんない。
(173) ふらぅ 2013/01/27(Sun) 10時半頃