[彼とは違い気さくな様で注文をつける>>162>>163を横で眺める。実年齢と外見年齢を重ね業で見事な要求をしている。
彼にとって、食堂のおっさんは親しみの湧かない枠組の外の存在だ。
多くを喋りたくない。故に社交辞令のようになりがちだ。
改めてオスカーの人柄に触れた気が、彼にはした。]
話す機会はいくらでもあるから。
同じ患者同士、少し話が聞こえても怒る人もいないだろうし。
[オスカーの欠落具合がわからない。不干渉を定めている彼は、尋ねない。
彼の慮りは、自然遠回りになったが、オスカーには伝わったようだ。
小鉢を要求され、麺を相手に四苦八苦していた彼は目を輝かせた。]
え?貰ってもいいのかい?
じゃあ遠慮なく。ありがとう、オスカーさん
[彼の前に差し出された、ベーコンと野菜炒めの小鉢に手を出す。麺のことは彼の頭には既になかった*]
(173) 2015/06/04(Thu) 00時頃