―回想―
[ちょうどお客もはけていた時のこと、切れ長の瞳はか細い女性を捉え、アールグレイを二つ、一つはお客の手元に、もう一つは向かいに座った自分の手元に置き、クッキーを真ん中に置く]
それ、食べていいよ。今休憩なんだ。
ところで、あなた、ちゃんとご飯食べてる?痩せようとかおもって無茶なダイエットしてない?
自分の意志でそうしているんだとしても、私はあまり薦めれないな。もっと違う形があるとおもうのだよな。っと、お節介だと思うかい?
そうさ、お節介さ。余計なお世話が私は好きでね。綺麗ごとといって批判する狭い心をもって生きるより偽善をしてる自分が好きだからな
それに私の店に通ってくれていた客が倒れたなんていったら、かなわないからな。
[からっとどこか男らしい笑みを浮かべながらも、勝手にしゃべりだした店長に目の前の客はどう反応したか。]
(171) S.K 2014/06/08(Sun) 00時頃