― 回想/リンダとの出会い ―
[リンダとの出会いの詳細を覚えていないのは、あのころは現実でもアヴァロンでもろくなことがなくて、苛々しているのをぶつけるようにクエストをこなしていたから。
一人で行うのは無謀な月ノ輪龍のクエストを承けたのもそんな理由で。
なんとかかんとか、持てる限りの力を振り絞って倒せたけれど満身創痍という結果。
アイテムも全部使い切っていたときに現れたのがリンダで。
ナンパのような言葉を素直な感想だといって向けてくるのにくすっと笑みをこぼし]
ありがとう。
あなたがきてくれたおかげで助かったわ。
[うっかり、帰還用の転移アイテムすら忘れていたから。
リンダの回復がなければ途中で死に戻っていただろうことを説明して、感謝を告げる。
それからリンダのクエストを手伝ったり、スキル上げを手伝ったり。
無謀なクエストに挑んだことは恥だから、出会いは朧げになったけれど、
それでもリンダがログインしているときは一緒にアヴァロンで遊んできたのだった*]
(161) 2014/06/02(Mon) 06時半頃