[するっと無意識に口にした言葉は、相手の琴線に触れたらしい。
目を丸くする様子に何かまずいことを言っただろうか、と不思議に思っていたが、続いた問いかけにはさすがにしまったなぁ、と言う顔をした]
んーん、まあ、いないわけじゃないよ。世の中人間だけだなんて、そんな事はないから、さ?
けど俺の知る限り繰り返すハロウィンの元凶になってそうな魔は、いないよ?
[最後に思わず他をフォローするような言葉を付け足す。敢えて誰がそうであるとは告げなかった。
そうすることで彼が出会う人出会う人を疑ってしまうような疑心暗鬼にとらわれてしまう可能性を考えたけれど、それでも。
他人のプライバシーだ、自分が言うべき事じゃない。
ただ、みんな害意はないんだ…それだけは、はっきりと伝える]
みんな、ちょっとハロウィンに浮かれて出てきただけで、こんな風になるとは思ってなかったんだ。
[言い訳がましく聞こえてしまわないだろうかと少し心配になったけれど]
(161) 2014/10/25(Sat) 03時頃