[見下ろす彼から僅か、気配に違和感を覚えながらも、遠く聞こえる村長の喚きへの苛立ちと、ケヴィンを交えた会話で、その感覚も忘れて]
……そう。
ヒューが辛いなら、無理は言わないけれど。
話せることがあるなら、少しでも。
[曖昧に笑うヒュー>>145に、そう告げる。それは、離れていた間の彼のこと――過去の記憶と、こんなにも違ってしまった原因――を知りたい気持ちがあった]
[外へ行くことを止めるケヴィンには、問題ない、と言うヒューの言葉を追いかけるように]
親はいないけど、ヒューがいる。
一人じゃないから大丈夫だよ。
[山間の道を通り、二日ほどの村。
そこで何か問題があったらしい、という話。以前も崖崩れや地すべりがあり、今回もその類だろう、と、両親が話していたのを聞いていた。
叔父の様子を見に行くと告げて、二人が出たのがつい先日。だから今は、あくびと自分の二人きりだった]
[その事情はケヴィンも知っていただろうけど。心配いらない、と笑いかける。そして隣にいるヒューを見上げ、出るかどうかを視線で尋ねた]
(161) 2013/09/14(Sat) 00時半頃