―食堂―
[夕方、18時頃。
トン汁の匂いに誘われるようにふらふらと食堂へやってくると、既に数人の姿がそこにあった。これが今夜を共にするメンバーか、なんて考えると途端わくわくしてきたり。
ふと、少し離れたところに旧友の姿>>133>>147。どうやらマドカも今来たみたいだった。とてて、と駆け寄っていく。]
どんぐりってうまいのかな…。
って、アキ、マドちん、よーーっす!
[聞えてきた会話に、手を顔に当て神妙な顔で呟く。思案する姿はまさに美少年の無駄使い。味を聞こうとしたところ、アキに冗談だと返す>>153のを聞いて密かに肩を落としたとか。
それからようやく片手をあげて二人に挨拶。
保健室によったおかげか体調不良はどことやら、いつも通りやたら元気な様子だった。
結局誘った本人が一番遅かったのだが、悪びれることも特になく。
マドカが列に並べば、俺も俺も!と後についっていった。
ならぶ温かなご飯たちに、志恩もまた頬がゆるむ。]
(158) 2014/10/03(Fri) 20時半頃