人狼議事

30 ─今夜、薔薇の木の下で。


【人】 掃除夫 ラルフ

……ディーン。

[唇の端に添えられた指。頬を包まれ、真っ直ぐな眼差しに射抜かれて、それ以上の言葉を失う。揺れていたラルフの瞳は一度伏せられ、落とされて、またディーンをじっと見詰め返す。彼は共に行こうとは言わない。それは選ばないのだと。]

じゃあ、視てる。
──あの蒼薔薇の最後を。
それから、ディーンの事をずっと

[ 此処で見詰めている ]
[ それだけしか出来ないなら ]
[と囁くような声で。薄くくちびるを開いたまま、微笑みきれない表情を浮かべた。]

ディーンが苦しむよりも、
自分が痛い方が遥かに良いのに、俺にはその選択肢が無い。
否、──ううん、それでも、良いよ。

それから、大勢の中の一人でも仕方無いと思ってる。
一度、明け渡してしまった心は戻らないから。

(152) 2010/09/09(Thu) 23時頃

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