[それからのシーシャ>>124の態度から、本当に、疲弊は身体の方では無くて心の方にあるのだと思った。]
ああ、だろうな――。
正直言って、格好悪いわ。
[今度は呆れたように溜息ひとつ零してみせながら。
けれど黒い瞳は、確かにこの時少しだけ、常よりは緩みのある色を見せていた。
そこに一瞬映った柘榴色の揺らぎに気付くも、しゃがんで俯かれてしまえばもう捉えられない。
今度こそ大げさに溜息を零して、その様を見下ろした。]
…………後悔、か。
[そうひとりごちたところで、クラリッサ>>129が零した言葉が聞こえた。
彼女がくちびるを噛み締めた訳を、はっきりと推し量ることはできないでいたが。
少なくとも自分の言葉よりは慰めになっているような気はして。
ほんの少しだけ、眩しげな視線を彼女の元へと向けた。]
(147) sakanoka 2013/12/10(Tue) 00時頃