そういう事、だな。
[>>131アキにとって洋服が一般的でないなら、まだ江戸が、国が大きく変わる時代にはなっていないのか。
密やかに変わりつつあるのかもしれないが。
そうした時代を経て、少女のいる時代がある。
けれどアキが過去の人間と思えば、不思議な心地になる。
こうして普通に会話をしているが、元の世界に戻ってしまえば彼は既に亡き人なのだ。
>>120斎が会話に参加してこれば、やはり近い時代と知り]
――そうなのか。
…家庭の事情、とかいう奴か?
少なくとも直に会った事はないとは思うが。
[親が転勤族か、或いは。
引っ越しの多い家庭事情といえば限られては来るが。
改めて彼を見てみるものの、記憶の中には思い当たる顔はなかった。
もっとも、日々稽古に修行に明け暮れている少女は、近くに旅芸人の一座が来ていたとしても気付かない程には疎いのだが。*]
(145) 2016/05/21(Sat) 21時半頃