―十数年前―[サイラスが生まれた一族は、定住する場所を持たず季節毎に様々な土地へ渡っていた。ある時節のことだ。とある夏の国で、その年は季節風が例年よりも酷く吹き荒れていた一族の長――サイラスの父親は、今年は風の主の気が立っている。だが待っていれば必ず風は収まる。そう言って、一族を励ました]『…――なぁ。こんな強い風が吹く日は滅多にないんだ、こっそり抜け出して飛んでみないか?』[その時のサイラスはまだ一人前になる前の少年だった。そして、一族の古い仕来りに反発していたそれは歳の近い弟も同じで、二人で掟を破っては一緒に叱られるようなことも度々だその日の嵐のような天候は、そんな二人にはとても魅力的に思えて]
(144) 2013/11/22(Fri) 00時半頃
sol・la
ななころび
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