[そんな風にして戸惑っていると、フィリップが声をかけてくる>>93]
ッ。
[こつりと額がつく。
…行為の中幾度となく唇を交わしたが、未だに慣れない距離感だ。
ソフィアは変わらず頬を染めたまま、視線だけをそらす。
……どうやら、先ほどから反応が薄かったり無表情が多いのは、心が凍ってしまったわけではないようだ。
自分の中での大きな変化にどうしていいかわからず、自分以外の事にいささか鈍感に、無関心になっているだけのようだ。
自身がこれからどうすればいいかわからず、戸惑っているのだろう。
その変化の中心たり得るフィリップの問いに、少し間を置いて]
……わかりません…。
…でも……別に…悪くないかもしれません。
[微かに表情が戻る。
少し照れるような表情だ。
…未だ、誰かの為に何かしてあげたいという気持ちは変わらない。
今はまだどうすれば良いかわからないが、それを彼の近くで探して見るのも悪くないかもしれない。
少なくとも、少しの間なら…]
(142) 2013/02/21(Thu) 17時半頃