んー…なんか、貴方と同性だったら激しく言い争ってる未来しか見えないなあ私…
貴方が女性でも、私が男性でも。
[影木>>115の言葉が後ろから聞こえてきて、そんな風に答える。
おそらくこうして痛みとして共有出来るのは、性別と言う決定的な差があるからだ。
それがなければ、激しい同族嫌悪でぶつかり合う未来の方が想像できてしまう]
私は……うん、こうして話していて、決めたわ。
――私は、貴方に決めたの。
[その言葉を吐きながら、彼の手を取って向き直る。感触からして自分とは明らかに違う、男の人の手だ。
そう言えば彼とは、手も結んだ事がなかったなと思った。よくよく考えれば気づける要素はあちらこちらにあったと言うのに、舞いあがって全然気づいていなかったのだろう。
馬鹿だな、と思う。それは同時に、今の言葉は彼に負荷をかけてしまうな、とも思ったからだった]
傷つけられることになんて、慣れてるし。
それでも――こうして泣いている、貴方の力になりたいと思ったのも本当だもの。
(139) 2014/03/21(Fri) 17時半頃