[出身地、好きな色を聞きそうなんだと相槌を打つ。>>122
北は寒いというだけの印象でそう告げたからもしかしたら他の場所かも知れないが。赤くなった顔は褐色の肌でも分かり、赤いフードのせいか熱か、それとも照れのどれだろう、と。]
白が好きなんだ。お揃いだね。雪国って言うと、北の方かな。僕はずっとこの街に住んでいるけれど。
…………黒の方が?
[炭の色。陽の光を蓄えやすい色。自分も嫌いではないが急にそう言われ、何のことだろうと首を傾げたが髪の話をしていたことを思い出す。髪の色を褒められたんだろうかと考え、うっすらと頬を染めると視線を逸らした。]
その妖精さん、本当に悪い妖精さんだね。
なんだか、桜が可哀想。綺麗に咲いても下に死体が埋まっているせいだ、なんて言われたりしそうで……。
散らないお花か…散って種を付けるんだし、ずっと咲いたままは良くないよね。簪の飾りなら咲いたままが良いけれど。
夢も覚めるから夢なのにね。覚めない夢は現実と変わらないし。
[そんなことを言い照れたのを誤魔化そうと机を軽く掌で叩く。]
(137) 2014/05/12(Mon) 00時頃