─ 川辺 ─
…わいは、おまえにも見限られたか思うとった。
[すれ違っていた想い>>120を答え合わせするように言葉を紡いで自嘲気味にわらう。
あの時言っていればこんな風にはならなかっただろうか。
そう考えても過去を変えられるわけもなく、仮定の未来は夢想することでしか得られない。
それも、自分の都合の良い未来がほとんどで、正しい未来とは言えやしない]
っはは。
ようやっと呼びおうたな。
[子供のような口調>>121に少しだけ笑って、一平太の頭に添えたままの手で軽く彼の頭を叩く]
可愛い弟助けられんで、胸張れぇ兄がおるかい。
…おまえに辛ぁ想いさせたんは、わいや。
わいは、自分が思うた道ぃ真っ直ぐ行くことしか出来んかったよって。
おまえを置いてってしもうたし、要らん線引いてもうた。
それは、おまえに謝らんとならん。
(133) rokoa 2014/02/26(Wed) 01時頃